【ウラジオストク】ならではな博物館・美術館5選。潜水艦や要塞、看板猫も!

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ウラジオストク(ロシア)

 

 

お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。

 

ウラジオストク滞在中のまる4日間で、5つの美術館・博物館を訪れてみて。

どれもウラジオストク「ならでは」な場所だったなあと(キリッ

ちょっと非日常な体験もできて楽しかったです。

 

5つとも、ウラジオストクを訪れたならおすすめしたいなあと思ったので、紹介します!

日本ではまず聞いたことがないなあ、って場所ばかりです。

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ウラジオストクの街を見下ろす「要塞博物館」

かつてウラジオストクの街にはいくつか要塞があったものの、廃墟になる例が多かったようです。

でも、ひとつだけ今も博物館として公開している要塞があります。

 

かつて要塞だった建物を囲むように、ずらりと並ぶ戦車。現代的なビルとの組み合わせ…

ロマノフ王朝時代から旧ソ連時代まで使われていたものだそうです。魚雷にミサイル、砲台なんかも。

 

柵も警備員さんもいないから、じかに触ってみたり足をかけてみたりして。

戦車に触れるなんてなかなかない体験でしたよ。

 

展示室内から望遠鏡で覗き込んでみるY氏

要塞内は展示室として公開。まだ要塞として機能していた時代の記念写真、軍服等が展示してありました。

 

ウラジオストクの海沿いにありながら、入り口は階段のさきに。なかなか見晴らしのよい立地です。

見晴らしがよければ敵の襲来もいち早く分かるし、ここを要塞にするのも分かる気がする。

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要塞博物館

住所:Batareynaya Ulitsa, 4а, Vladivostok

開館時間:10:00~18:00(11月~3月は~17:00)

お休み:なし

入館料:200ルーブル(約400円)

アクセス:ウラジオストク駅から20分

 

潜水艦がまるごと博物館に!「C-56潜水艦博物館」

 

潜水艦の通路の前に立つY氏

 

今度は、かつての潜水艦を博物館として公開している「C-56潜水艦博物館」

配管むき出しで、天井も低いしせまいし、なんだか秘密基地に迷い込んだような感覚になりました。まあるい通路を何度もくぐります。

潜水艦の設備を公開するとともに、まだウラジオストクに軍用港があった時代の写真やお偉いさんの肖像(ロマノフ王朝ミハイル公も)、栄える港の様子の写真も展示してありました。

 

英語での説明書きがあまりなくてちょっと苦しかったけれど←

潜水艦の中を見学するのは、楽しかったです。

潜水艦の出口付近には、マニア垂涎の海軍グッズやマグネット、ポストカード等も売ってましたよ。

 

見た目も博物館ぽくなくて独特。後でつけた扉が博物館の入り口です。

ウラジオストクの海を眺めるだけじゃなくて、潜水艦の中を歩いてみるのもアリだとおもう。

 

C-56潜水艦博物館

 

住所:Korabel’naya Naberezhnaya, Vladivostok, Primorsky Krai, ロシア 690091

開館時間:9:00~20:00

お休み:なし

入館料:100ルーブル(約200円)

アクセス:グム百貨店から徒歩4分

 



ネコがお出迎え♡「アルセーニエフ記念国立沿海地方博物館」

 

極東ロシアの探検家、ウラジーミル・アルセーニエフが晩年過ごしていた家を博物館に。

紀元前、石器時代からロマノフ王朝まで、沿海地方で発掘された考古学展示が充実しています。

日本語のカタコトな説明書きもありましたが、なかなか難しかった(でも興味深い)。

 

石の棺に興味津々なY氏

 

ロシアにはあるけれど、韓国や中国と近いからか…

なんだかシンパシーを感じた展示も。この地方はいろんな民族がいたそうで。

 

特別展も充実していました。

たしか戦時中に夫とアメリカから移ってきた研究者の手記を当時の写真とともに展示していたり、ロシア革命でウラジオストクを追われた人が、また戻ってこれたときのために隠し持っていた財産・写真の展示、戦時中のウラジオストクを記録した写真家の展示…

そっちのほうが印象に残ってるかも。

 

でもでも、展示物よりも印象に残っているのがこの子。スタッフさんが飼っている猫さんです。

クローク受付や展示室の前をうろうろしてました。極めつけはイスのうえでひなたぼっこ…!

毛並みもつやつや、なでなでせずにはいられません。博物館の看板猫さんですね。

この子に会いに行くだけでも価値があるかも。会えたらラッキー!?

 

アルセーニエフ記念国立沿海地方博物館

住所:Svetlanskaya St, 20, Vladivostok

開館時間:10:00~19:00

お休み:なし

入館料:400ルーブル(約800円)

アクセス:ウラジオストク駅から徒歩5分

【ウラジオストク】アルセーニエフ記念国立沿海地方博物館には猫がいた
お世話になります。ロシアの極東ウラジオストクにカップルで行ってきたカジヤマシオリです。 5泊6日目のウラジオストク旅3日目、Y氏のおひるねタイム明け。 (恋人のY氏とウラジオストク5泊6日のスケジュール、もう読んでくれましたか?↓)...

シャガールやカンディンスキーもある「沿海地方州立美術館」

 

沿海地方州立美術館」はあまり大きい美術館じゃないけど、内装がかわいかった。

 

階段にマリア・テレジアの等身大?パネルが置いてあったけど(笑)

常設展の作品は、18~19世紀のものが中心です。

 

ロシア出身の画家・シャガールやカンディンスキーの作品も!

 

日本語のパンフレットはなかったけど

(こういうときスタッフさんが持って来てくれるのはいつも韓国語…)

英語のキャプションだけでもじゅうぶん楽しめました。

 

ちなみに、私が行ったときは17世紀オランダ絵画の特別展(植物画、風景画が中心)がやっていました。

そのほか、街のマリインスキー劇場所属のバレリーナさんが美術館で踊った写真の展示も。

美しい作品とのマリアージュ、なんだか新鮮な雰囲気でした。

 

ロシア王朝関連の肖像画が並ぶ部屋のY氏

 

特別展も常設展も、じっくり時間をかけて1時間半くらいで観終わりました。

寒い時期は11:00~開館なので気を付けて!(私たちは15分くらい前についたのでイスで待たせてもらった)

 

沿海地方州立美術館

住所:Ulitsa Aleutskaya, 12, Vladivostok

開館時間:10:00~18:00(冬季は11:00~)

お休み:月曜日

入館料:350ルーブル(約700円)

アクセス:ウラジオストク駅から徒歩3分

【ウラジオストク】シシーキンにカンディンスキー、国立沿海地方美術館でなじみのないロシア美術を堪能。国立沿海地方美術館
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レトロなロシア車がそろう!「クラシックカー博物館」

 

戦前のレトロな高級車、

カラフルだけど旧共産圏の雰囲気ただよう自動車のほか、

軍用車やレース用バイク等、約50台の自動車を展示する「クラシックカー博物館」

哀愁漂うデザインや…

 

やはり私は旧ソ連時代の原色と直線的なデザインが好みです。

ポスター展示や、自動車にあわせた当時のファッションの再現もなにげ面白かった。

 

レトロなバイクに見入るY氏

 

平日ってのもあってか、私たち以外誰もお客さんがいなかった。ゆったり過ごせました。貸切

車好き、デザイン好きは行く価値あるかも。車種・年代・スペックくらいしか英語の説明はなかったけど、見てるだけでなんだか楽しくなっちゃうよね。

なんか軍用基地といわんばかりの味気ないというかシュッとした建物

 

この博物館、実はウラジオストク郊外にあります。中心部からはタクシーで30分くらいです。

タクシーで行けば楽だけど、バスで途中まで行って、路面電車で向かうのも楽しいよ。

旧ソ連時代に造られた路面電車で、のんびりと。路面電車の路線沿いには大きな市場も点在しているので、一緒にめぐると面白いと思います。

旧ソ連時代からのレトロな路面電車に乗って、博物館や市場をのんびりめぐる観光してみた様子は「LINEトラベルjp」に↓

レトロでかわいい!路面電車でゆったりめぐるウラジオストク

 

クラシックカー博物館

住所:Ulitsa Sakhalinskaya, 2а, Vladivostok

開館時間:10:00~18:00

お休み:なし

入館料:200ルーブル

アクセス:路面電車終点サハリンスカヤ下車後すぐそば

 

 

コアなマニア向けジャンルも多い、ウラジオストクの博物館

 

美術館のクロークで預けた上着を返してもらいたいY氏

 

ウラジオストクは4日間しか観光していないのに、5つも博物館・美術館に行きました

私は歴史や美術が好きだから、美術館や考古学展示の博物館はわりと楽しかったんですが、武器とか戦車とか車の博物館って、もともとマニアである程度知識がないと、感想が「すげえや」だけになってしまう…

「潜水艦の中に入ってみたい」とか「要塞に入ってみたい」とかっていうありあまる好奇心だけ…

 

なんだろう、ウラジオストクの博物館って、かつて○○だったものを博物館として公開している例が多いですね

要塞も潜水艦も探検家の家も、博物館用に改装されていたものの。

それはそれで面白いし、歴史を肌で感じるにはよかったです。規模がそれほど大きくなくても、内容が濃いというか。

 

ウラジオストクって街の規模のわりには博物館や美術館が多いので、興味のあるものがひとつは見つかるのでは、と。

日本と比べれば入館料も安いと思うし、気軽に見学してみては。

 

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