お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ハンガリーの首都・ブダペスト。
もう一度行きたい!と思いを馳せる日々が続くくらい、大好きが詰まった場所。
夜景もシナゴーグも、可愛いカフェも食べ物も。
今回は「ブダペストにもう一度行くなら…」と想像しながら、
もう一度したいことを10個、前はできなかったけどやってみたいことを5個、まとめてみます。
もう一度したい10のコト
夜のドナウ川沿いを散策
「George Ezraというアーティストの【Budapest】を聞きながら、ブダペストの夜景を楽しみたい」
と、ちょっとした夢がきっかけで、ブダペストで過ごすことを決めました。
もちろんその夢をかなえたのですが、できることならもう一度。
ブダペストの夜景は本当に素晴らしいです。
今さら私がとやかく言わなくても、美しいものは美しいんだから。
その美しさにひとりうろたえて、おいおい泣いてしまうくらいに。
心を震わせて、自分という存在と比較して。
そして、あらゆることに耐え切れなくなって泣いてしまうんです。いやマジで。
あの夜を何度だって繰り返したい。できることなら、あの魔法みたいな夜に身体を溶かしたい。
11月のブダペストの夜はすぐに日没を迎えて、凍える寒さだったのが難点だけど、それでもいい。
あの美しさのためだけに、私はもう一度ブダペストを訪れるかもしれないってくらいに。
夜、ひとりきりの時間、ふいに思い出すのはブダペストの夜景だってくらいに。
もう一度ブダペストを訪れることを考えたとき、真っ先にあの夜景が浮かびました。
決して大げさじゃない美しさです。
エチェリ市場で掘り出し物探し
ブダペスト最大規模のアンティークマーケット「エチェリ市場」。骨董マニア、レトロでかわいい雑貨が好きなら絶対に楽しめるスポットです。
ここで私が購入したのは、3枚のポストカードでした。
超古くて使用済みなんだけど、その風合いがまたいい。インテリアのアクセントにも。
ハンガリー語はほぼ読めないけど、誰がどんな思いを馳せて送ったものなのか、想像してみるだけで楽しい!
英語が一切ダメな店主のおじちゃんとの、フランクなやりとりも楽しかった。
アクセスは悪いけど、今度また訪れることがあれば…
ちゃんと目当てのものを決めてから、自分好みの雑貨を探したいと思います。
(市場はなかなか広くてびっくりした記憶)
ローマ時代の遺跡を見学
ブダペストの中心部から少し北上し、オーブダ地区でローマ時代の遺跡を見てふらふらするのも楽しかった。
2~3世紀に栄えたアクインクムというローマ帝国の都市があったことから、ローマ時代の遺跡が街のあちこちに残っているんです。
中心部のようなにぎわいや風光明媚さはなくとも、ゆったりとした雰囲気が気に入りました。
そんな街に突如現れる、石造りのローマ時代の遺跡…!
「アクインクム博物館」のチケットを買えば、出土品を展示している博物館といっしょに、実際に遺跡の中をおさんぽできます。
ローマのコロッセオやパンテオンみたいにしっかりは残っていないけど、当時の生活ぶりを感じるにはじゅうぶん。
お風呂や台所の位置もちゃんとわかりました(まさにテルマエロマエ)。
コンサート場みたいなのもしっかり。
まるで古代人の気分。タイムスリップしたみたいで楽しかったから、また行きたいな。
「サーカスカフェ」のエッグベネディクトを朝ごはんに
私がブダペストで激推ししてるカフェ「サーカスカフェ」。
ここのエッグベネディクトが、私にとっては最高にぜいたくな朝ごはんです。もう一度食べたい…!
たっぷりかかったチーズソースがおいしいこと。
食べごたえあるのに1000円以内で食べれちゃう感動。
次の滞在では、何度も通っちゃうだろうな。
マンガリッツァ豚のステーキに舌鼓
ハンガリーでお肉を楽しむなら、フォアグラかマンガリッツァ豚かっていうくらいに(何)
本場で食べるマンガリッツァ豚、絶品です。
脂の感じが違う…全くくどくなくて上品、さっとほどける。
レストラン「カサブランカ」。
マンガリッツァ豚の味わいはもちろんだけど、アールヌーボーなお店の雰囲気、ちょいクセのあるスタッフのおいちゃんも含め気に入ってしまった。値段はそれなりにするものの。
アツアツのストーンで自分好みの焼き加減にできるのが好印象。
もう一度ここでマンガリッツァ豚を、それとも他のお店にしようかな。
「ジェラート・ローザ」のジェラートを堪能
「ジェラートがインスタ映え!かわいい!」と話題になっていたので、ひとりでおそるおそる立ち寄った「ジェラート・ローザ」。
たしかにかわいかった。鮮やかな色味のジェラートが、花のように組み合わさって美しい。
味も本格的で、うっとりする舌触りだった。寒くても食べたくなる、上品なテイスト。
もう一度食べたい。もう一度があるなら、2種類ではなく4種類のフレーバーで、もっと映えるかわいいジェラートを楽しみたい。
私がセレクトしたラズベリーやチョコレート以外にも、カラフルなフレーバーがずらりと並んでいました。
2種類でもおなか的には十分だったけど、次は贅沢に楽しみたいのです。そのくらいに、満足なジェラートでした。
私の「ジェラート・ローザ」初挑戦。
店員さんの伝統芸術級の手さばきと、レジ係のイケメンに圧倒された記憶も(笑)
「マジャル・フォトグラーフショク・ハーザ」で写真芸術鑑賞
ガイドブックには載ってないけど、お気に入りの美術館「マジャル・フォトグラーフショク・ハーザ」。
もとはハンガリーの宮廷写真家が住んでいたというだけあって、レトロでかわいい内装にほれぼれしました。
今は写真をメインに展示する美術館へと生まれ変わっています。
展示する写真のジャンルも、秀逸だなあと感激しました。
私が見学したときは、ドキュメント映画が公開された女性写真家「ヴィヴィアン・マイヤー」の展覧会が。
アマチュアだけど、とことん構図にこだわった写真の数々を見ることができました。
次はまた違う展示に変わっているはずなので、それも楽しめるだろうなと。
青いシナゴーグで瞑想の時間
街の中心部、ペスト7区に集まるシナゴーグの中でも…私が特に気に入ったのは「カジンチィ通りのシナゴーグ」。
ペスト7区の下町っぽい雰囲気になじむ外観。だけど内装はどこもかしこもブルー!
この青の、ちょうどよい淡さとさわやかさが私好み。
アールヌーボーなデザインも、模様も好き。この空間に囲まれて過ごすことの贅沢を、思う存分味わいたい。
シナゴーグといえばドハーニ通りのシナゴーグが有名(ヨーロッパ最大級のシナゴーグ)ですが、私はこっちのほうが気に入りました。
規模は小さいけれど、デザインが凝っている。そして人がいない。
この空間を独り占めできる贅沢。
たぶん長期滞在してると疲れちゃうので、青いシナゴーグで心を落ち着かせる時間が欲しくなるから。
ブダペストの温泉でほっこり
ハンガリーは温泉大国と聞いていたのに、滞在中に浸かれたのはルダシュ温泉だけ。
ルダシュ温泉だけ、週にいちど女性専用デーがあるという理由で。
だから、次回があれば、ルダシュ温泉以外にも行ってみたいなあと思うのです。
そのくらい、ルダシュ温泉でのほっこりタイムは至福のとき。
滞在の最終日に入ったから、疲れもとんでいった。
ルダシュ温泉のエキゾチックな内装が気に入ったけど、テーマパークみたいなセーチェニ温泉も気になっています。次はココかな。
もう、どうせならブダペストの温泉に毎日通いたい。
正直、熱湯みたいな日本のお風呂よりも、ブダペストの温泉みたいな身体にここちよい、ぬるめの温泉のほうが好き。
アパートのシャワールームが極寒だったので、ぬるめでも私にとってはオアシスみたいな場所だった。
もういちどブダペストを訪れるなら、温泉の近くにアパートを確保して、毎日通うことも真剣に検討したいものです。
私のルダシュ温泉体験記。あ、温泉内は基本、撮影禁止ですん。。。
ワインで晩酌
ブダペスト滞在中は、ほぼ毎晩ワインでひとり酒。
アパートの大家さんが、ワインをまるっと1本プレゼントしてくれたのです。
旅先でワインをプレゼントされたのも、毎晩ひとり酒したのも、はじめて。
とても新鮮な体験で楽しかった!
せっかくもらったのに、ひとりだしお酒が弱いのもあって、ほとんど消費できずに帰国。それが実は心残りで、美味しいワインをたんと飲みたいの…
希望は、トカイの貴腐ワイン。
腐らせて、糖度をぎゅっと濃縮した完熟ぶどうを使うという素敵なフィーリング…!
ハンガリーのワインといっしょに、また毎日のように晩酌できたら、幸せでしかたない。
いっぱい飲めないので、フルゥッチ(ワインをソーダで割ったもの)で心地よく飲んでいくのもよさそうだな。ソーダ多めで。
いちばんはワインですが、もちろんパーリンカ(果物の蒸留酒)やウニクム(苦い薬草酒)も気になってます。
モルドバやウクライナのひとり旅では浴びるようにお酒を飲んでいたのに、ブダペストではぜんぜん飲んでないんだな…もったいなさすぎる。
ワインで晩酌、という素敵体験をくれたアパートのレポート。とくにペスト7区に滞在するなら、おすすめしたいアパートです。
お得な値段でこんなちゃんとしたところに滞在できるとは、Airbnb、あなどるなかれ。
【次こそは…!】やってみたいこと
ゲッレールトの丘から、夜景を楽しむ
ドナウ川沿いの夜景を楽しめる場所はいくつかあるものの…
有名な「ゲッレールトの丘」からは、夜景を見れてなくて。
マーチャーシュ教会の塔からの景色で満足してしまいました(笑)
丘は標高235メートル。見晴らしのよい夜景、次は絶対に見逃したくないですね。
丘の頂上にあるツィタデッラ(城塞)には、ヤシの葉をかかげる自由の像。
よくドナウ川のほとりから眺めていましたが、次はここからの夜景を楽しみたいなあ。
ドナウ川クルーズ
ドナウ川沿いの夜景は、高いところや川のほとりじゃなくても楽しめる。
ドナウ川の上からクルーズ船でも、夜景を楽しめるんです。
クルーズ船だから、プランによってはリッチなディナーつきのものも。
ひとり旅でも楽しめるけど、こんなに素敵なシチュエーションだから、誰か大切な人と一緒に…という本音も。
クルーズ船からのきらめく夜景とともに、ハンガリーのワインと料理を味わう。
こんなの感動で、絶対泣いてしまう。
デートや記念日なら、現地手配よりもスマートに「VELTRA(ベルトラ)」で手配したほうがよさそう。
ディナーやワンドリンク、送迎付き、クルーズのみなど、予算やシチュエーションにあわせて選べるプランが魅力的です。
聖イシュトヴァーン大聖堂で、コンサート
聖イシュトヴァーン大聖堂では、見学だけじゃなくてコンサートも楽しめる。
前回は見学しただけだったのですが、吸い込まれそうな高い天井とエキゾチックさもある装飾に見惚れました。
美しい空間と静けさの中に響き渡る、崇高な音色…これもきっと泣いてしまう。
国会議事堂の見学ツアー
国会議事堂内の見学は、ツアーに参加しないとできません。(重要な建物あるある)
だから、外観をさっと眺めるだけでした。左右対称の美しさにうっとり。
外観だけでも「ドナウ川にめっちゃ映えるやん」と思っていたけど、内側も豪華絢爛と聞けば、今度こそは見学したいなあと思うようになりました。
17年もの歳月をかけ、1902年に完成した豪華な建築。
ハンガリー王国の時代に、王たちが戴冠した王冠もあるということで、ツアーの前にはハンガリー王国の歴史をちょこっと勉強しておかなきゃね。
確実に英語ツアーを手配するには、事前にオンラインで手配がマスト。覚えておこう…!
それか、日本語対応のオプショナルツアー掲載サイト「VELTRA(ベルトラ)」でも手配できます。個人手配はちょっとハードル高そうなので、検討します。。。
中央市場で食材を調達→自炊
次に訪れるときも、きっと地元のアパートでまとまった滞在をするだろうから。
それなら、今度こそは自炊したい!
キッチンをフル稼働させて、自分で調達した食材で自炊するんだ!
ドナウ川のほとりにある「中央市場」は、食材ならなんでも揃いそうなくらいにお店が集まった市場。
お気に入りの場所なので、ここで食材は調達したいな。
お肉も野菜も果物も、ハンガリーならではのパプリカ素材もずらり。
ふらふらしてるだけでもワクワクする。もはや食のテーマパーク状態でした。
結局おみやげのはちみつしか買わなかったんだけど、今度はもっとお買い物したいな。
自炊じゃなくても、パンとかお菓子とか調達したりね。
ブダペストにはやり残したことだらけ。
ブダペストではもう一度やりたいことだらけですが、それと同時に「まだやり残したこといっぱいあるな~」と実感。
今もやりたいことがありすぎるくらい、私にとっては魅力的な街でした。
またブダペストの地を踏めると願って…お仕事お待ちしております(笑)
これからブダペストに行かれる方は、「やってみたいこと」をリストアップしてから楽しむのもアリかもしれませぬ。
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