お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ブダペストの東側にある、大昔はユダヤ人街だったペスト7区に滞在したときのこと。
シナゴーグ(ユダヤ教の教会みたいな場所)で静かに過ごしたり、お気に入りのカフェを見つけたりして。
ペスト7区をくまなく歩いたのですが、
観光のあとによく立ち寄ったりご飯を食べたりしてたのは…
トンネルみたいなアーケードにたくさんのお店が面した「ゴジドゥ・ウドヴァル」という複合施設。
パサージュと言えばいいのかな。
7つの集合住宅を中庭でつなげ、そこにお店の入り口が面している感じです。
ユダヤ人がたくさん暮らしていて、こういう構造の集合住宅が昔から多かったペスト7区ならではのスポットだと思います。
夜は飲み屋街みたいな雰囲気に。
キラーイ通りから入り口をくぐると…
テラス席のあるお店がずらりと面しています。人通りも多いです。
メインの通り道をはずれてみると、なんだか迷い込んだ感がある風景。
ここから覗き見ているのがメインの通り道です。背後には現代的な集合住宅。
中庭のところをずっと歩いていけば北側にあるドブ通りへと抜けられるので、抜け道感覚で日常的に歩いているご近所さんも多そう。
中庭をぐるーっと囲むようにして立つ集合住宅、中庭でつなげたという表現があってるきがする。こういう中庭がちょこちょこ、集合住宅の間と間に続いてく感じ。大小あるけど。
ここもパッサージュのひとつ。ふたつの集合住宅が空中の廊下でつながってるのも、集合住宅自体のデザインもそれぞれ異なって面白い。
このパッサージュの面白さを活かして、テラスのような席(厳密にはビニールカーテンで外の空気には触れないようになってるけど)を出してるお店も多かったです。
人がよく通るという利点を活かして、レンタサイクルも置いてありました。
こういうせまーい中庭をもつ集合住宅は、ユダヤ人が多く住んでいたこの地区ならではの光景なんだとか。今振り返ると懐かしい光景です。
入り口にはレストランやカフェなど、お店一覧のプレートもありました。でもお店はちょくちょく入れ替わってるみたい。激戦区…
土曜日の昼間に行ったら、のみの市をやっていてにぎわってました。
売っているのはハンガリーのザ・お土産みたいな雑貨や(マグネットとか)アンティーク品、ハンドメイドの雑貨がメイン。
中には用途がわかんないものもあったり。
ドブ通り側の入り口に、のみの市を宣伝する鎧があった↑
キラーイ通とドブ通りを結ぶ中庭にはおしゃれなカフェやバー、なんとカラオケも面しています。
実際に行ってみたお店を紹介します。カフェにもごはんにも一人飲みにも使えるし、夜の6時ぐらいまでなら空いててひとりでも入りやすいですよ。
Vickey Barcelona
ブダペストでの最後の夜に立ち寄ったのは「ヴィッキー・バルセロナ」。
キラーイ通り側の入り口すぐの場所にありました。
スペインのバルを思わせるような内装とメニューです。
内陸国・ハンガリーならではな川魚メニューがあったので食べてみました。
川魚・ドッグフィッシュのフライ。ひと口大で食べやすく、量もおひとり様にちょうどよい。お味は淡白であっさりめな白身魚という感じ。
お酒にあうのではと思います(お酒飲んでない)。
レモネード美味しかった。
ミントとレモンたっぷり、さわやかでごくごくいける。
バルのシャレオツ感。
おしゃれな雰囲気と立地だったけど、ちゃんとした1品とドリンクで3000フォリント前後で済んだのは高評価。
もちろん時間帯問わずお酒が飲めます(笑)
英語メニューがあって観光客向けでもあるんだなあと。
ごはんスポット探しに〇
キラーイ通りとドブ通りを結ぶ抜け道やのみの市はもちろん、ごはんスポットに困った時にも、ここで探せばすぐ見つかるので重宝する。
ペスト7区に立ち寄った際はふらっと、どうぞ。
まさに、ふらっと歩いてみるのに良い感じのスポットです。
同じくペスト7区のフォトジェニックな中庭スポットといえば「シンプラケルト」ですよね↓
廃墟だった場所がおしゃれな場所に、という共通点もあります。
ブダペストのかわいい場所探しに。
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