お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
きらめきのブダペストを離れて、北東30キロのところにあるゲデレー(Gödöllő)宮殿。
ブダペストを愛したシシィことエリーザベト女王が、しばし滞在していたことで有名な「ハプスブルク家ゆかりのスポット」です。
雨のゲデレー宮殿は、とても寒くてお散歩どころじゃなかったけど
郊外にあるし、地下鉄だけじゃ行けないので…
ブダペスト中心部からゲデレー宮殿への行き方と、ちょっぴり様子も紹介します。
「ゲデレー宮殿」地下鉄と電車でアクセスする方法
ブダペスト中心部から、ゲデレー宮殿に行くには?
地下鉄と電車でアクセスする方法を紹介します。
まずは地下鉄2号線の終点、Ors vezer tere駅までアクセスします。
私は、デ・アーク・フェレンツ広場すぐそばのAstoria駅から地下鉄に乗りました。
地下から地上へ出て、次はブダペスト郊外列車HEV(ヘーヴ)の8番線に乗ります。
チケットを買う場合は、出てすぐのところにある丸い建物へ。めっちゃ天気悪いけど。
自動券売機も窓口もあります。券売機が故障していました…(笑)
郊外へ出るので、ブダペスト中心部の地下鉄やバスで使えるシングルチケット1枚だけでは乗車できません。
シングルチケットに加えて追加チケット(片道370フォリント)がかかります。
個人的には、ここでチケットを買うよりも、地下鉄分のチケットを持ってそのまま乗り、車内で追加料金分を買うほうが便利かと。
チケットを見せれば、いくら必要か教えてくれるはず。ブダペスト市内交通の乗り放題チケットも同様です。
ちなみにチケット売り場のすぐそばには、大きなショッピングモールや小さな市場が。
昼は1時間に1~2本しか電車が来ないようなので、来るまでモールの中をふらふら散策して過ごしました。
哀愁漂うブリキのぞうさんとか。
ちなみに、HEVの電車に改札はありません!よって、チケットは持ったまま車内へ。
乗り間違えのないよう、電光掲示板でホームをしっかり確認してから。
ゲデレー宮殿へ向かう車内の雰囲気はこんな感じです。見ての通り暗いです。
電気はPM3時過ぎたくらいからぷつぷつつき始めます。
超寒かったのに、あんまり暖房もきいてなかったような…。
ちなみに、宮殿の最寄り駅・ゲデレー駅はこんな感じ。17駅ぶん、約40分電車に揺られ、ここで降ります。
小さな駅でした。交通量がとても多いです。目印になるようなものや、わかりやすい車内アナウンスはなし。
シシィゆかりの地となれば、訪れる観光客も多いだろうに…
駅のはす向かいにある建物が、ゲデレー宮殿です。
駅チカすぎでしょ。
横断歩道を渡ればすぐ、入り口へ。
うっそうと木々に隠れていて、全体は見えないんだけどね。
入り口には、ゲデレー宮殿のインフォメーション看板が。数か国の言葉で。
ただ字がちいさくて読めないよー。いちおう10:00~18:00が開館時間ですが、11月~3月末までは時間短縮されます。
しかしこんなの読んでられん。電車を降りてから、雨に打たれてるんだもん。中心部は降ってなかったのに…
走って駆け抜けました。
遊歩道をまっすぐ走ると、ゲデレー宮殿の正面入り口へ。
これがシシィも愛した宮殿…!
淡いピンクの壁、装飾がなんともロマンチックです。
でも、じっくり見る余裕もなく、宮殿の中へ…(雨が冷たすぎて…)
ちなみに、ゲデレー宮殿は撮影禁止です(チケットを確認した後~)。
撮影できたエントランス部分から。とっても広いわけではないんだけど。
1階は天井、あまり高くなかったですね。
この気取らなさがシシィも気に入ったのかしら??
18世紀半ばに建てられた宮殿ですが、しっかり修復も済んでいる様子です。
雨で出られなかったお庭の様子。
とにかくお庭は広くて、春になると花いっぱいになるようですが…これじゃなんもわかんないですね。
宮殿内の見学を終えてからもしっかり雨が降っていたので、散策せずに帰りました。
ここでシシィも乗馬とかしていたのかな…
とりあえず、撮影禁止エリア(宮殿2階)の様子や覚えていることを、メモ代わりに箇条書きで書いておきます。
- 扉が重い
- 日本語音声ガイドあり。内容はかなりのボリュームです。ハプスブルク家の歴史や面々、この宮殿での出来事まで。音声ガイドを聞きながらしっかり見学すると、軽く2~3時間はかかるかと。
- 大きな荷物を預けるクローク・チケット販売所・音声ガイド受付カウンターはそれぞれ別々。ときどき休憩で係の人が不在なこともあります。音声ガイド返せなくて、チケット販売所のお姉さんに託しました←
- 見学エリア出口にカフェあり
こんな感じです。
展示の様子も、覚えていることを紹介していきます。
展示のメインは、当時の家具や調度品など。
子ども部屋や皇帝執務室、寝室などを再現していて、見ごたえがありました。
宮殿内には教会もあります。見学したときは、ガラス越しに眺めることしかできませんでした。
中には入れなかった…でも、すばらしい装飾は外から見ても分かる。
宮殿の廊下に飾られた、ハプスブルク家の人々の肖像画が印象に残ってます。ずらっと並んでいて、圧巻でした。
実際に宮殿と関連のあるシシィ周辺の人物はもちろんのこと、マリア・テレジアの肖像画もありました。
いやー、ハプスブルク家の人々って豪華絢爛。
音声ガイド必携です。
ハプスブルク家の歴史や家系図がぜんぜんイメージできないなら、なおさら。
シシィの周りには、いろんな人がいますよ…
もう一度いうけど、音声ガイドをぜんぶ聞きながらじっくり見ていくと、軽く2時間はかかりました。
時間に余裕を持って!季節によって開館時間が異なるので一概には言えませんが、午後3時までには入館しておくと◎かと。
今度は晴れの日、なるべく春に訪れたいですね。
もう一度ハンガリーを訪れるために、シシィが残してくれたフラグだと思って、心待ちにしておきます。
ゲデレー宮殿
【住所】Gödöllő, Grassalkovich-kastély 5852, 2100
【開館時間】9:00~17:00(金~日は10:00~18:00)
【入館料】2600フォリント(日本語音声ガイドは800フォリント)
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