お世話になっております。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ウラジオストクに1週間近く滞在していると、
今まで見てきたヨーロッパではない、もちろんアジアでもない光景が広がっていました。
ネットやガイドブックで事前に知ってはいても、いざ現地で目の当たりにすると、驚くことばかり。東京から2時間半のフライトで、こんな体験ができるなんて…!
ウラジオストクといえば、なことや、そうでないことまで…
私の備忘録としても、残しておこう。
目次
美人が多い
「ロシア美人」とは言いますがね…
アジアに近いウラジオストクでも、例外なく。
着飾っていたり、メイクばっちりしたりしてなくても美しい人が多い。
そりゃ日本人とは遺伝子レベルで違うってのはわかってるけど…
それでも、なんでだろうね。年齢問わず美しい人が多いぞ…!
なんでみんなそんなに綺麗なのだ…!
どこの国にも一定数の綺麗な人はいると分かってはいてもねえ。
【意外】ジョージア料理、美味しい!
ガイドブックをめくると【ウラジオストクで食べるべきグルメ】に
ロシア料理といっしょに、ジョージア料理が紹介されていました。
ロシア料理やないんかいって(笑)
ジョージア(旧グルジア)とは、コーカサス地方の国。黒海に面していて、古くから温暖な気候を活かしたワインづくりがさかんです。
あと、旧ソ連の国ですね。スターリンの出身地なのか
旧ソ連の国といえば、モルドバとウクライナに行ったことがあるから、なんだか親近感ありました。
興味津々で、ジョージア料理を満喫しました。
肉汁いっぱいの牛肉をつつんだヒンカリ。
餃子のようだけど、餃子よりもがっつり系。ジューシーでスパイシー
ハチャプリ。具をパイで包んだ、ピザのような、ピザじゃないような。
とにかくボリューミーです。
もちろん、ジョージアワインといっしょにね。深みと渋みと甘みが…はうぁ…
ジョージアの料理ってスパイシーで、エキゾチックな雰囲気を勝手に感じていました(笑)
日本じゃジョージア料理店なんてそうそうないけど、ウラジオストクではあちこちで見かけました。
こっちじゃジョージア料理ってそんな珍しくないんだろうなあ。
モルドバワインはぜんぜん入ってきてないのに、ジョージア料理店じゃないレストランで普通にジョージアワインが出てくるのもね。
ガイドブックで見てはいたものの、あらためて驚きです。
中国・韓国・日本のものがごった混ぜ
ショッピングモールに、中国語。
街のスーパーに行っても、日本で日常的に食べてる食品が普通に置いてありました。
フェットチーネグミ、ガーナチョコ、お醤油…
だいたいどのスーパーもそう。もちろん、日本で買うよりも高いけどね(笑)
もちろん日本だけでなく、韓国や中国のものもたくさんみかけました。
現地の一般家庭におじゃましたときも、家電はほとんど中国・韓国・日本のもの。
同じ東ヨーロッパでは、今までモルドバ・ウクライナの一般家庭におじゃましていますが、そこではありえない光景です(中国製はちょくちょくあったけどね)。
逆に、ロシア製のものは多くなかったような。日本周辺のものがたくさん入ってくるのは、距離の問題なんだろうか。
日本製はすごい
さっきの話に続いてですが…
韓国や中国製のものを紹介しながら、「日本製はすごいよ!使いやすいし壊れないし、日本製大好きなんだ!」ってべた褒めしてくれました。
あと、家にある日本製のもの、いろいろ見せてもらいました。
電気ポット、自動ゴミ箱、ハンドソープ、ミキサー…
日本製のもの、いっぱい使ってましたね。ここロシアだよな…??
たしかに、ヨーロッパを旅しているときや、韓国でヨーロッパの人と出会ったときも「日本はすごい」ってみんな言ってた気がする。メイドインジャパン!!!
観光スポット・お店の日本語表記対応はほとんど進んでいない
とはいえ、韓国みたいに街のあちこちで日本語を見かけたり、あらゆるものが日本語に対応していたりすることはなく。
観光スポットやレストランに行っても、スタッフさんが気をきかせて持ってきてくれるのは中国語OR韓国語表記のパンフレット。
と伝えると、申し訳なさそうな顔して持ってきてくれるのは、たいてい英語のやつ。
こっちが現地語を話せないのが悪いんだけどね。
これから日本人観光客が増えれば、変わりそうだなあ。
トヨタの中古車ばかり見かける
街を走る車は、トヨタ車ばかり。ときどきホンダやスバル車、中国車を見かける感じでした。
まさに世界のトヨタだな~と思いました。
ほとんど中古で、右ハンドル車。ええ、ロシアは右車線ですよ??
日本から船で運ばれてきたのかな。
滞在中に2回乗ったタクシー、両方ともトヨタ車でしたが。
両方とも、ガソリンや速度表記、カーナビが日本語。
ナビの現在地が「愛媛県大府市」のまま、なんてことも(笑)
それでも、慣れたように操作して、BGMを流しはじめるのはすごいと思う
日本語の書いてあるトラックも!!
日本車ばかり見かけたことに関係して。
ときどき、日本語の書いてあるトラックを見かけましたね。
豆腐屋さんや魚屋さん、トラックにひらがなと漢字が書いてあった。
とくにカンガルー便のトラックは2回以上見かけました。えっと…ここはウラジオストクですか?
道が舗装されてない
ウラジオストクの道はガタガタです。到着早々、その洗礼を受けました。
空港から中心部まで約1時間半、郊外の幹線道路をバスで向かいます。
中心部に近づくまで、信号や横断歩道はほとんどなし。
舗装されてない道を、ボロッボロのミニバスがひたすら飛ばしてくれるんですが…もう、車体が跳ね上がるような感じ。
ガタガタ。車酔いするかと思いました。運転も荒いからねえ…
夕方の中心部はとにかく混むぞ!!
日本から飛行機でアクセスすると、夕方ごろにウラジオストクへ到着することになるかと思いますが…
(2019年現在)
中心部へは、だいたいバスやタクシーでアクセスすることになるかと。
この時間帯の電車(アエロエクスプレス)は不便です…
となると、通勤ラッシュの時間帯とかぶりますね。
郊外はめっちゃ空いてますが(だから運転手さんがめっちゃ飛ばしてくれる)、夕方の中心部はすごく混みます。車が動かないし、運転も荒いから事故らないかかなりヒヤヒヤでした。
渋滞していることを加味してスケジューリングすると安心かと。
渋滞してても1時間半くらいで到着しました。
中心部はキエフ(ウクライナ)、郊外はモルドバみたいだった
街並みはとてもヨーロッパな雰囲気ですが、「ザ・ロシア」という感じはしませんでした。
ロシアとはまた別の国のよう。そりゃあ、首都モスクワとかなり離れてるもんね…
その代わり、近しいものを感じた国があります。
まず、ウラジオストク中心部はキエフ(ウクライナの首都)の雰囲気。
そこから車で30分くらい離れれば、モルドバの郊外みたいな感じでした。
どちらもロシアの隣、すぐそばにありますが、ロシアとは全く別モノ。
影響を受けつつも、独自の文化を大切にしています。
とはいえ、ウクライナもモルドバも、あまり経済的に豊かではありません。
ウラジオストクにも同じような雰囲気を感じました。
高層ビルはそれなりにあるものの、廃墟もあちこちに残ってるし。
道が舗装されてなかったのも、ウクライナやモルドバっぽさを感じた理由かも。
ロシアにある街だけど、ロシアっぽさをしっかりと感じることはなかったです。
私の感覚なだけかもしれませんが(笑)
ウラジオストクでは驚いたことばかり。楽しかった
ウラジオストクの港が国際貿易港になり、観光客がたくさん訪れるようになって30年近く…
日本のものはたくさん入ってきてるけど、現地での様子を見てると、まだまだ日本人にとって身近な旅先にはなってないのかな~と感じました。
ここで紹介したのは「驚いたこと」でしたが…
2泊3日あればじゅうぶん観光できたし、自分好みのカフェやバーがたくさん見つかったし、市場をふらふらするのも楽しかったし、海辺を歩いてるだけでなんだか幸せだったし。
文化や生活の面で驚いたことは多かったけど、ぜんぶ刺激になったし、そういう発見自体を楽しめました。
東京から2時間半のフライトで行けるのに、しっかりヨーロッパの文化と風景。それでいてアジアのものもよく見かける…そんな場所、なかなかないよ。
ランキング参加中!!!
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