お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ブダペストに到着した夜の翌日に訪れた「オーブダ」の街。
ゆったりとした時間が流れ、この街が一瞬で気に入りました。
かわいいデザインの博物館やローマ帝国時代の遺跡があるのは知っていたけど…
ほとんど予備知識がなかったため、まずは観光案内所で情報収集。
オーブダ地区では、カフェ「エシェルニエーシュ」が観光案内所を兼ねています。
ただの観光案内所じゃなくて、オーブダ地区の観光をスタートさせるのにぴったりな場所でした。
情報収集といっしょに楽しんだケーキやコーヒー、かわいいインテリアも紹介します。
目次
観光の情報をあつめながら、気軽にカフェタイム
ブダペストの郊外電車、HEV(ヘーヴ)が停車する駅・Szentlelek terから徒歩4分。
カフェ「エシェルニェーシュ」は、オーブダ地区の観光情報を収集できるうえ、おいしいコーヒーやケーキとともに一息つける場所です。
オーブダ地区の地区や観光スポット、コンサート関係のパンフレットは、入り口真正面に集まっています。
すぐ隣には観光カウンター。
チケットがほしい、何かわからないことがあった時には、ここで問い合わせを。
ケーキやコーヒーを頼んで休憩したいときは、また隣のカウンターで。
ケーキ類はガラスケースの中から選んで。焼き菓子類も充実していました。
私がカフェのカウンターで選んだのはこちら。
ラズベリーソースのチーズケーキと、カプチーノ。
「エシェルニェーシュ」のケーキやお菓子類は、ぜんぶグルテンフリーというこだわりよう。
ブダペストには素材にこだわる人が多いのかな。
ラズベリーソースが甘酸っぱくて美味しかったケーキ。
チーズケーキの甘さがひかえめだったから、ラズベリーソースの甘酸っぱさが引き立つ。
ケーキはちょっと細い感じもしたけど、ちょこっと甘いものがほしいときにちょうどよい量でした。
かわいいアートのカフェラテ。朝もやに溶け込んだみたいな。
11月中旬のブダペストは寒かったから、このやさしいあったかさにほっこり。
ケーキは480フォリント(約240円)、カプチーノは440フォリント(約220円)。
(記憶あいまいですがだいたいこのくらいの値段)
おしゃれなカフェで、グルテンフリーのおいしいお菓子。
日本円にすると500円以内で楽しめちゃうという…ケーキが小さめとはいえ、この値段なら毎日通いたくなる。
あー、オーブダに住んで毎日通いたい。生活に困らない程度の、のんびりした雰囲気が好きなんだもの。
かわいいインテリアも、私のお気に入りポイントでした。
これが観光案内所なん…?とくに観光についてのご用事がなくても、カフェとして日常使いしたい。
新聞読んでるおじいちゃんもいた。
平日のお昼でこの空きぐあいなら、パソコンを持ち込みたい。実際、お仕事の打ち合わせ中の人もいたし。
窓側の席に座ると、格子越しに、街の中心・フェー広場が見える。
かわいい石畳の広場。
なんとテラス席もあるのですよー。11月のくもり空の下じゃなかなかの寒さですけどね。
現代アートギャラリーも併設。
カフェの奥にあったのは、現代アートを展示するギャラリー。
私が訪れたときは、カラフルな図形を組み合わせた現代アートがメインでした。
パステルカラーと原色の組み合わせ。
ちょくちょく展示の入れ替えもあり。
ここでお食事会やイベントもできます(要問い合わせ)。
「エシェルニェーシュ」という名前の由来
クラシックな外観の建物1階にあるカフェ。クリーム色の淡さ加減がかわいい。
ところで「エシェルニェーシュ」というカフェの名前の由来、気になりませんか?
実は、ハンガリー語(Esernyos)で「雨傘」という意味で。
カフェのすぐ隣、ちっちゃな広場に立つ彫刻が由来です。作品名は「雨降りに散歩」。
まるで時が止まったかのように、その場にたたずむ4体の彫刻。
傘をさして、ぶあついコートに身を包んだ女性たち。
明らかに時は進み続けるのに、この彫刻だけはそのままでいる。
もはや凍ってるんじゃないかっていうくらいの完成度。
ハンガリー生まれの著名な彫刻家、ヴァルカ・イムレの作品です。
ここ以外でも、ブダペストの郊外にあるメメント・パークで彼の作品を見たことがあります。
広場のすぐそばには、彼の作品や功績を展示したヴァルカ・イムレ資料館が。
カフェの名前の由来にもなるってことは、オーブダの人々にとっても、インパクトがあってシンボルマークのような作品ってことなのかな。
今すぐにでも雨が降り出しそうな空に、かなり溶け込んでいた作品でした。
雨が降ってたらもっと、雰囲気を取り込んだようになるのかな。
次にオーブダに来たら、ヴァルカ・イムレ資料館にも行きたい。
彫刻「雨降りに散歩」のことを紹介したから、カフェの周辺のことも少し。
カフェの隣は、オーブダ地区の市庁舎。1906年に完成した建物です。
確かに格式が高い感じがする。
建物が面するフェー広場では、ところどころで現代アートの展示も。
たぶん、カラフルなクッションは座って井戸端会議用なんだけど、どんより気味の天気だからか賑わってない。
カフェと市庁舎の前、真ん中くらいのところに謎のおじさんの彫刻。
こっちはクルディ・ジュラではなく、ペーター・スザニというハンガリーの彫刻家が2013年に作ったもの。
クルディ・ジュラの生誕80周年を記念したんだとか。
「Szindbád, a hajós(シンドバッドの冒険)」というタイトルがついてるけど、ただの酔っ払いオジサンだよね…?
どこか愛らしくて味のある作品です。
「エシェルニェーシュ(Esernyos)」基本情報
住所:Budapest, Fő tér 2, 1033 ハンガリー
電話番号:+36 30 883 1953
公式サイト:https://esernyos.hu/
アクセス:Szentlelek ter駅から徒歩4分
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古代ローマの遺跡をふらふらしたり、レトロなデザインにほれぼれしたりして過ごす時間を。
オーブダ地区のんびり街歩き~古きよきブダペストの面影とともに~/LINEトラベルjp
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