お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ひとりヨーロッパ女子旅、おもに都市部の観光ではいつも地下鉄を活用しています。
街の中心部なら、地下鉄の駅から徒歩圏内に観光スポットが集まっていることも多くて、ひとりでフットワーク軽く観光するときや街歩きに便利!
バスよりも乗り方がわかりやすいことが多く、私みたいな不器用にとって難易度が低めなのが助かる。
しかし国の首都でも地下鉄が運行していない、なんてこともめずらしくないので、地下鉄があるって知るとなんか嬉しいです(笑)モルドバにはなかったよなあ。
なにげヨーロッパ女子ひとり旅で地下鉄に乗るの、楽しみにしてるので…
今までヨーロッパで乗ったことのある地下鉄、紹介します。
目次
【イギリス】ロンドンの地下鉄
ロンドンは世界で初めて地下鉄が運行した街なんですよ。なんと明治維新前の1863年!
愛称は「Tube(チューブ)」です。12路線あり、中心部はもちろん郊外へのアクセスも便利。
駅の総数は全路線で300近く。
↑のマークが目印ですね。
観光でよく使うのはピカデリー・ラインでしょうか。
ヒースロー空港から中心部のピカデリー・サーカス、コベントガーデンを経由して郊外に抜けていく路線。
ピカデリー・サーカス周辺は観光スポットが目白押し。
ミュージカルの劇場やナショナル・ギャラリーなど、好きなスポットも集まっていたのでなんだか思い入れがあります。
オイスターカードが便利でした
この青いカード。「オイスターカード」という、日本でいうSuicaのようなカード。
その都度お金をチャージしておけば、窓口に並ぶことなく「ピッ」だけで改札を通れるアイテムです。
実際、その都度乗車券を購入するよりもカードのほうが料金が安くすみます。
乗る区間や時間帯(ピークタイムかどうか)によって料金が異なるロンドンの地下鉄ですが、カードをかざすだけで自動的に引き落としてくれるから、まどろっこしい料金の確認いらず。
(つねにおおめにチャージしておくのが無難)
しかも青いデザインがかわいい。
必要なくなったら窓口で返せばお金(デポジット)が戻るのですが、それでも記念に持って帰ってしまいました。
何回も地下鉄やバスを利用する方はマストなアイテムですよ。
【イギリス】グラスゴーの地下鉄
イギリス国内で地下鉄があるのは、首都ロンドンとグラスゴーだけ。
スコットランド内ではグラスゴーにしかないです。
(エディンバラにはないんだよね…意外)
グラスゴーの地下鉄路線図がこちら。単線です。
300以上の駅があるロンドンの地下鉄とはえらい差があります。
なんだか既視感があるなあ…と思っていたら、日本の山手線みたいですね。ぐるりと円を描いています。
グラスゴーの地下鉄の車体はオレンジ。
ちょっとまあるい感じの車体、心なしか天井は低いような。
これはロンドンの地下鉄にも言えたことでした。つり革ではなくポールにつかまるのもね。
ホームの天井もやはり狭いというか、ホームそのものが日本基準で考えるよりも狭く感じた。
一日乗車券を買うほどでは…
どこまで乗ってもチケットは片道1.6ポンド。1日乗り放題チケットは4ポンド。1日3回以上乗ればお得ですが、私は片道チケットだけでじゅうぶんでした。
観光スポットの集まっているエリアは、地下鉄路線図の右半分側ちょっとくらい。左側まではあまり行かないんじゃないかなあ。
長距離を運行していないからか、地下鉄で1周しても30分ちょっとしかかからないらしいですよ。乗り過ごしてもまた1周すればいいか(笑)
結局、1日に2回しか乗りませんでした。実は観光にめっちゃ便利、というわけではないのかも。
【ハンガリー】ブダペストの地下鉄
2019年現在、ブダペストには4つの地下鉄の路線があります。
どの路線も私のブダペスト滞在では欠かせないものでした。観光スポットへはもちろん、長距離バスのターミナルや郊外電車の駅へ向かうのにも便利です。
なくてはならないもの。
ちなみにブダペストの地下鉄のなかでもっとも古い黄色の1号線は、なんと1896年の開業当時から存在する路線。
古い路線だけあって、黄色い車体はとてもレトロ。駅構内はこぢんまりとしていますがかわいい。
運行区間は約4キロと短いものの、観光スポットの集まるアンドラーシ通りを一気に移動するにはとても便利です。
このアンドラーシ通りが世界遺産に含まれているため、その地下を通る1号線も同様に世界遺産として登録されました。
世界遺産の地下鉄なんてブダペストだけ!それだけでもうきうきしませんか?
赤色の2号線は観光に便利。
たぶん私がいちばん活用した路線です。ちょっぴりモダンな装い。
地下鉄Astoria駅近くにアパートを確保したら、ブダペスト市内の観光地への移動がすごく便利でした。
ドナウ川をまたいで街の西側(ブダ地区)へもらくらくアクセス。
4号線はなんだか地下要塞のように現代的なデザインの駅が多かったです。
駅によってデザインもびみょーに違うんですよね。
まだ2014年にできたばかりの新しい路線。
(私が訪れた2017年末は、3号線のほとんどが工事中であまり乗った記憶がない…)
とにかく、どの路線に乗っても楽しかった記憶。
ひと目で気に入ったブダペストの地下鉄について、ナビゲーターをつとめる「LINEトラベルjp」でもその魅力を語りました。
【ウクライナ】キエフの地下鉄
ウクライナの首都・キエフにも地下鉄がありました。
おもに、鉄道駅や空港行きバス停がそばにあるヴォグザーリナ駅から中心部Khreshchatyk駅へ行く際に乗ってました。
賑わう独立広場や目抜き通りの最寄り駅です。複数の路線がありますが、観光に便利なのは1番線だと思います。
さすが旧ソ連の国の首都、今まで乗ったヨーロッパの地下鉄とはデザインも雰囲気も乗り方も違いました。
地下道の雰囲気は雑然としていて、駅ごとにホームのデザインが違います。
まず、地下鉄のホームまでの道のりがめちゃ長い。たくさん歩かされることはないものの、エスカレーターが超長いんです。
ホームにたどり着くまで3分くらいずっとエスカレーター乗ってましたってくらい。しかも速い!
大きなスーツケースを持っているとその流れにうまく乗れない(笑)
まごつきました(笑)
こんな地下深くにつくったのは、核シェルターとしても使えるように、という目的らしい…?
さすが旧ソ連の国です。どこか雰囲気もそんな感じ。
華やかさよりも雑然と、冷たい感じ。
チケットは青いコイン
ちなみに、地下鉄に乗るのに必要なのはチケットではなく、コイン型の「ジェトン」と呼ばれる青いヤツでした。
今までこんなのもらったことがなくて、ワクワクしました。
自動券売機(オレンジの超古いヤツ)か窓口で購入。1枚8グリブナ(約32円)ほどです。
定期的に値上がりしているようなので最新情報をチェックしてください。
ICカードもありますが、短期滞在ならこのジェトンをある程度まとめ買いしておけば十分かと。プラスチックで超軽い。
地下鉄の運行間隔は1~3分ほど。にもかかわらずいつ乗車してもだいたい人がいっぱい…!
ガタイのよいウクライナ人たちに四方を囲まれることもしばしば(何も起こりませんでしたが)。日本ではなかなかない体験だったので思い出になりました(笑)
地下鉄に乗るときのマストアイテム「ICカード」「乗り放題チケット」
チケットいちいち買うの不便でしゅ…
そういう時は、ICカードや公共交通機関乗り放題チケットをご活用ください。
持ってれば、乗車するたびに券売機やカウンターに並んで…という手間がありません。
ロンドンではICカード(日本でいうSuica)、グラスゴーやブダペストにはちゃんと公共交通機関乗り放題チケットがありました!
乗り放題チケットは、その有効期間が長ければ長いほど1日あたりの値段もお得になります。
持ってれば交通費を気にせずにガンガン観光できちゃいますね。
まとまった期間、滞在するのならその街の地下鉄でICカードや乗り放題チケットが使えるかどうか、調べておくのをおすすめします。
乗ることも非日常な、ヨーロッパの地下鉄
ヨーロッパの地下鉄で移動する時間はちょっとした非日常。
単なる公共交通機関じゃなくていつも楽しんでます。
日本の地下鉄とはもちろん違うし、街によって特色もありました。
ぜひ見比べて、ヨーロッパ旅行きぶんを満喫してみてください。
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