【ハンガリー】ブダペストの夜景を楽しむ!ドナウ川沿いの夜景撮影スポットを徹底解説

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ハンガリー

お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。

 

ハンガリーのブダペストに滞在中、心底惹かれたドナウ川沿いの夜景
ほんとに、どこから切り取っても極上のきらめき。

この夜景を手放したくないと、願ったものです。ええ

 

どこでシャッターをきっても美しいんだけど、撮影スポットをおさえておくと、よりドナウ川沿いを歩くのも楽しくなるはず。

ブダ側(王宮、マーチャーシュ教会があるほう、丘の上)、ペスト側(聖イシュトヴァーン大聖堂があるほう、平地)それぞれで全然表情が違うから。

 

そこで、ドナウ川沿いでブダペストの夜景を撮影するなら!外せないスポットを解説します。

 




 

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●重厚な鎖橋を主役に

 

 

ドナウ川にかかる橋の中でも、ひときわ強い存在感をほこる鎖橋

夜になるとライトアップされて、ドナウ川沿いのきらめきの主役に。
夜の漆黒に映える、がっしりとしたフォルムがたまらんです!

 

 

やっぱり、橋のたもとから撮影するのがおすすめかな。

しっかりディティールが映り込んで、美しさと迫力のある感じ。

近代的な建物が多いペスト側、伝統と歴史を感じるブダ側、どちらをバックにしても違う表情が楽しめます。

しいて言うなら、ペスト側から王宮をバックにして撮るのが好き。

 

 

もちろん、橋は歩いて渡れます。

トラムに乗って渡る場合は、橋の下を通過します。

橋の上から、雄大なドナウ川をずっと眺めていました。やはり、この光景が好きです。

 

 

 

●ブルーアワーと、緑色の自由橋

 

 

夜景におすすめな橋をもう一つ。

鎖橋よりも一本南側にかかる、自由橋も夜が美しい。

 

この緑色をより美しく映す時間帯は、だんぜんブルーアワー
深い青色と淡い緑色、この対比が素敵すぎやしませんか?

 

ライトアップされると、なんだか宝石をまとったような美しさだなあと思いました。
もちろん、すっかり暗くなったあとも美しいかったですよ。

 

 

ペスト側の橋のたもとには、地下鉄やトラムの発着所があります。

トラムとともに切り取ると、なんだかレトロな装いに。黄色いトラムのデザインが大好きです。

 

すぐそばには中央市場。ブダペスト市民の台所です。

冬の始まりだと、PM4時過ぎ~きれいなブルーアワーで、5時過ぎるともう真っ暗。

どっちの表情も楽しみたいなら、その1時間を中央市場で過ごすのがおすすめ。

ふたつの夜景とお買い物が楽しめて、一石二鳥!?

 

 

 

●マーチャーシュ教会、王宮を眺める

 

ブダペストの歴史を語るのに欠かせない建物も、入れておきたいですね。
ブダの丘に高くそびえるマーチャーシュ教会王宮も、ライトアップが美しい。

 

マーチャーシュ教会の屋根以外にあまり色味はないけれど、そのぶんライトアップが際立ってきらめいてるような。

ゴールドな見た目がすばらしい。

本来は王宮とマーチャーシュ教会の間ってけっこう距離があるはずだけど、位置を調整すれば、どちらもばっちりおさまります。

 

 

教会や王宮の周りにも、クラシカルな装いの建物が残っています。

それらもあわせて照らされて、幻想的。いやはや、やっぱり夜の表情は格別ですね…

 

 

 



 

●国会議事堂を主役に

 

 

ドナウ川岸にある、ブダペストを象徴する建物といえば国会議事堂

ブダ側の川岸から撮ると、ドナウ川も込みでしっかりと全貌が入ります。

もちろん夜にはライトアップされて、威厳がより増したような。

左右対称のデザイン、大きなドーム。

ロンドン・ウェストミンスター宮殿と同じく、ゴシック・リバイバル様式で建てられました。

うん、このフォルムは夜のライトアップのほうが似合う!

 

 

目の前の広場には、ラーコーツィ・フェレンツ2世の銅像。ハンガリーでは国民的な英雄です。

馬に乗った勇敢な姿と、威厳のある国会議事堂。

その後ろにちょこっと映るドナウ川とブダ側の風景。この場所で写真を撮りたくなるのもわかる。

 

国会議事堂の装飾って、あまり派手さはないと思う。でも、私はそれが好き。
このどっしりとした感じ、貫禄にうっとりです。

 

 

●銅像とともに、ノスタルジーな夜景を

 

ドナウ川のほとりのあちこちで、銅像と出会いました。
ライトアップされた建物や橋との相性も◎です。

夜景といっしょにおさめておきたい、個性的な銅像たちを紹介します。

 

 

【ドナウ川遊歩道の靴】

 

 

ドナウ川沿いの遊歩道。お散歩はもちろんですが、ここから写真を撮ってる人が多い。

中でも、人が集まっていたのがココ。60足ぶん、靴の銅像がずらーって並ぶスポットです。

靴越しに映る、ドナウ川とブダ側の風景。これがフォトジェニックだということで、みんなカメラをかまえてました。

ライトアップはないので、ブルーアワーか、その手前までに撮影しておくのがおすすめ。夕暮れもいい感じ

 

 

でもね、ただの写真スポットじゃないの。

よく見てみて。どの靴も、つま先をドナウ川に向けてる。ところどころに花やキャンドルもそなえてある。

これ、第二次世界大戦中に、ナチスの迫害にあったユダヤ人を追悼するもの。

ドナウ川岸に並ばされて、どんどん銃殺され、川にしずんでいったのです。

靴だけが残されているのは、そのとき靴が貴重なものだったから。脱がされたうえでしずめられたんです。

このエピソードを知ると、インスタ映えに騒ぐよりも、平和への祈りを捧げながらシャッターを切りたくなりました。

 

 

ちゃんと、記念碑もありましたよ。

 

 

 

【座るヨーゼフ・アティッラの像】

 

 

国会議事堂のすぐそば、遊歩道の階段に座り込む像。

哀愁漂う雰囲気が、妙にブルーアワーになじんでいたような。

すっごい…疲れ果てた感がすごい…ブダペストの美しい夜景とのコントラストが。

ナチュラルにここに座っていたけど、実際の人サイズよりも大きいので、人と間違えることはないね。

 

 

この人物、いったい何者?と調べてみると…

ヨーゼフ・アティッラ(Jozsef Attila)という、ハンガリーの詩人だそう。

1905年ブダペスト生まれで、3歳のときに父が蒸発、14歳で母が死去。

高校在学中から詩を残すも、その内容が原因で大学を除籍されたり、ハンガリー共産党から除籍されたりしたのち、精神疾患にかかる。わずか32歳で鉄道の線路上に飛び込み自殺。

その後も共産党独裁政治や動乱の中にあったハンガリーで、支持され続けた詩人。

 

この哀愁は、自分の境遇への絶望なのか、それとも途方に暮れているだけなのか…

正体を知った瞬間、「ああ…」ってなりました。

 

 

 

番外編:漁夫の砦から夜景を楽しむ

 

 

ドナウ川沿いと言ったけど…
やっぱり、ドナウ川をはさんでブダの丘からの眺めもすばらしい。

 

ということで、漁夫の砦から撮影するのもおすすめしたい!!
目の前を邪魔するものがなくて、ペスト側がくっきり見渡せます。

 

 

1階部分の柱と柱のあいだから、ドナウ川を見つめてみる。

 

2階部分が展望台になっていて、夜は無料で入れました。

1階部分はつねに無料です。

一部がレストランになっていて、夜景を見ながらディナーとか、素敵なフィーリングすぎるわって。

 

1902年に完成した、漁夫の砦。もともとはハンガリー建国1000年を記念したものです。

すぐそばには、ブダペストの歴史を見守ってきたマーチャーシュ教会が。

ブダペスト観光でここを外すのはかなりもったいないですぞ!

 

 

 

後から思い返しても、胸がしめつけられるような美しさの夜景

 

 

ドナウ川沿いの夜景は、言わずと知れた美しさ。

旅行ガイドブックに載るようなスポットはだいたい夜のライトアップがあります。

シンボル的なスポットと一緒に撮影すれば、きらめきとブダペストらしさが共存した写真に。

どこから切り取っても美しいけど、ぜひ自分のお気に入りを見つけてみて。

私はブダペストで撮影した夜景を見返しては「戻りたいよお…」と思いを馳せています(笑)

 

 

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