お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
次のヨーロッパひとり旅まで1カ月をきりました。
着々と準備をしております。
しかし、今までと違い、過敏性腸症候群と一緒に旅をすることとなります。
過敏性腸症候群の場合、
旅先でなるべく苦しまないようにするには、食事面の対策がとても大事!
自分のお腹にあう食べ物を日本から持参しておくのもそうですが、
全部インスタント食品でまかなうのはきつい。
荷物増えるし、栄養偏るし、野菜も食べたい。
なので、現地調達で自分のお腹にあった食材を簡単に調理できるよう準備するのも、
ひとつの方法です。
先日、Twitterのフォロワーさんが
海外旅行でお子さんの離乳食対策として
ヤザワのトラベルマルチクッカー(ケトル&ポット)
を試しているのを見て、コレだ!と思い購入。
これひとつで
- お湯をわかす
- お米を炊く
- 蒸し野菜をつくる
- 麺類を煮込む
などなど、さまざまな調理に使えるんです。
しかも海外の電圧にも対応しているので、海外旅行にも持っていける!
過敏性腸症候群の私が注目したのは、
お米を炊けたり蒸し野菜ができたりすることです。
お米や特定の野菜(じゃがいもやにんじん、ブロッコリーなど)は腸が過敏になりにくいため、
自分のお腹に合った食材だけ食べたいときにぴったりだと思いました。
野菜類は海外のスーパーで調達できますからね。
レストランやテイクアウトよりリーズナブルで、量も自分に合わせられるし。
海外旅行で役に立ちそうな、トラベルマルチクッカーをレビューします。
まずは日本にいるときに、蒸し野菜とお米を炊くのに試しに使ってみたので、その様子やコツも紹介します。
目次
「折り畳み式トラベルマルチクッカー」セット内容
セット内容はこちら。
- 本体
- コード
- フタ
- 蒸し器
- 袋
- 取り扱い説明書
という感じでしょうか。
スペックはこんな感じ。
重さは約600g、大きさもちょうどよさげです!
気になる本体。
水や食材が入る部分はジャバラ式で、折りたたんだり伸ばしたりできます。
やわらかめのシリコン素材です。
電圧スイッチは本体の底にあります。
ここを10円玉などのコインを使って、左右に変更します。
コードは取り外し可!省スペースですね。
本体からコード、フタや蒸し器まで袋にちゃんと入りました。
ただ、全部入れるとぱつぱつな状態ですね…
工夫して収納する必要がありそうです。
トラベルマルチクッカーで蒸し野菜を作ってみた
トラベルマルチクッカーを使って、蒸し野菜を作ってみました!
用意するもの
- カットした野菜(今回はじゃがいもとにんじん)
- 水(150~200ml)
まずは水を底に注ぎ、蒸し器をセット。
その上にじゃがいもとにんじんを入れます。少々重なり合っていてもOK
フタを入れ、強火でスイッチを入れます。
3分くらいスイッチをいれておくと、下に入っている水が沸騰しはじめ、
フタに水蒸気がくっつきます。
このタイミングでスイッチを弱火にします。
念には念を入れ、弱火で12分ほど放置して完成!
フタをあけてみる。
大きめにカットしたじゃがいもホクホク、すっとつまようじが通りました。
Y氏にも食べてもらいましたが、
意外とおいしい!ホクホク!
私よりもパクパク食べていたような気がします(笑)
たしかに、ちゃんとすっと火が通った状態で感動!
Y氏が食べているのを見て思いましたが、
マルチクッカーでの蒸し野菜、Y氏のように食物アレルギーがある方の海外旅行にもよさそうですね。
野菜をちゃんと選べばアレルギー発症は回避できます。
ただ、絶対にアレルギー物質の入った食材を調理しない(うちの場合はそばを絶対に茹でない)ということが必須です。
トラベルマルチクッカーでお米を炊いてみた
試しにお米も炊いてみました。
説明書どおりに、1合のお米をとぎ
分量どおりのお水を入れます。
35分ほど強火で放置。
その間、温度上がりすぎ防止のためにスイッチが自動で切れることが何回かありますが、
気にしない。
数分でふつふつ、泡だらけ
しばらくするとこの通り、蒸気が蓋の裏にびっしり
35分後、蓋をあけてみると、
…炊飯器とあまり変わらない見た目?
少しムラがあるような気がするも。
食べてみると、箇所によっては芯の残ったような食感がありました。
やっぱりムラがあったか〜!
それでもおいしく完食できるクオリティ。
これが海外旅行中も食べられたらじーんとくるかもしれない。
ただ、ごはんをそのまま入れて炊くので、
底にすごくこびりつきました(笑)
シリコン部分はこびりつかないのですが、底は金属製なのでね…
一度お水を入れて沸騰させ、しばらくしてからスポンジで一生懸命洗いました(笑)
これがめんどくさくなければ、お米を炊いてみる価値はあると思います。
ヤザワのトラベルマルチクッカーの注意点
とっても便利ですが、注意点もあるなあと思いました。
たいしたことはない部分なので、注意すればオッケーです!(多分)
電圧の変更し忘れに注意!
電圧を変更すれば、日本でも海外でも使える優れモノ。
ですが、電圧の変更し忘れは故障やトラブルの原因に!!
電圧のスイッチは機器の裏側、底部分にあるため、
スイッチを変更する前に具材や水を入れてしまうと、あとから変更しづらいなあと感じました。
先に具材や水を入れると、底を覗きながら変更しないといけないので…
なので、先に底の電圧スイッチが変更できているか確認して、具材や水を入れていくのがおすすめです。
スーツケースに入れる前に電圧スイッチが変更されているか確認しておくのがいいでしょう。
具材は大きめがおすすめ
蒸し野菜を作る場合になりますが、蒸し器には穴が空いています。
特に中心にあいている穴は少し大きいため、具材が小さいと下に落ちて、
水の中で茹でられて茹で野菜になってしまいます(笑)
穴に通らない程度の大きさで野菜をカットしましょう。
水が入らないように注意!
お湯をわかす以外で使うと、本体を洗う必要がありますよね。
コンセントと熱源部分はセパレート式で、
具材や水の入る部分はシリコン製でしっかり中性洗剤を使って洗えますが、
熱源部分に水や洗剤が入っていかないように注意を!
洗うときは手や水が触れないよう気をつけながら洗っています。
洗い終わったら、まずはふきんで軽く外側をふいて、水のある場所から離して乾燥させるのがおすすめです。
「トラベルマルチクッカー」旅の必需品に!?
思った以上に簡単に使えたトラベルマルチクッカー。
- 自分のお腹に合う食材だけを選んで蒸し野菜に
- レトルトパウチをあたためて
- お湯をわかすだけでも
- ご飯を炊くのも
- ラーメンを茹でるのにも
と旅先で、いろいろな用途に使えるのはとてもありがたいと思いました!
(生の野菜・お米は検疫の関係で持ち込めない国がほとんどですのでお気をつけて!食材類は現地調達しましょうね!)
ポットや鍋のある宿泊施設は多いですが、共用するとなると抵抗感ある人も多いはず。
他の人が何を入れて調理したかわからないですしね…ちゃんと洗ってくれているかもわからないし…
そういう人にもいいのではないでしょうか。
何が原因で腸炎と腹水を発症するかわからないから、用心するにこしたことはない!(経験者)
意外とかさばらないので保険でスーツケースに入れておくのも◎
旅のおともにいかがでしょうか。
海外旅行アイテムはアップデートしていかないとな。
約4年ぶりのヨーロッパひとり旅でアップデートしたものは↓にもまとめています。