なぜ次の旅先にドイツ・ベルリンを選んだのか

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ドイツ

お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。

こちらで発表したとおり、2022年10月末~11月、2週間ほど
ドイツ東部をひとり旅しました。

ベルリンを中心に、周辺都市をめぐって
約3年ぶりに踏むヨーロッパの大地。約4年ぶりのヨーロッパひとり旅。

旅先を決めるの、すごく時間がかかりました。久しぶりのヨーロッパ、好きなところに行きたいし楽しく居心地よくいたいからね!
たくさん下調べしてから決めました。

なぜベルリンを中心に、ドイツ東部を旅したのか?
その理由を紹介します。
※旅に出る前に書いていた文章です。今は旅を終えているので、時間のあるときに答え合わせの文章も追記したいです

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意外とドイツは行ったことがない

ヨーロッパのなかでも、ドイツは日本人に人気の旅先というか定番ですよね。私の両親のハネムーン先もパリとドイツ・ロマンチック街道でした(30年以上前)。

ですが、私は意外と訪れたことがない。国境近く(オーストリア・ザルツブルクとかチェコ・プラハとか)までは行ったことあるんですが、ドイツは乗り継ぎですら訪れたことがないんです。ヨーロッパは10か国以上旅してるのに!

日本でも人気で、こんなにも情報があふれていて、見どころもいっぱいありそうなのに。
そういやフランスやスペインも訪れたことがないんですよね~。ひねくれてるw

これまでヨーロッパでいろんな国に行ったので、見知ったお気に入りの国(オランダやベルギー、ハンガリーなど)へ行くか今まで行ったことのない国どちらにするか悩みました。

ですが、行ったことのない国を旅するワクワク感を選びました。行ったことないうえひっさびさの海外ひとり旅なもんで不安もあるけどね!でもワクワク感がすごい!楽しみ過ぎて寝れない!

行ったことのない国・街のなかでも、ベルリンやその周辺は行ってみたい場所や興味のあるものが盛りだくさん。これから書く理由もあいまって、ひとまず拠点はベルリンに決定

両親のハネムーン先だったのに、あえてロマンチック街道周辺は訪れない予定にしていますが(笑)楽しみます!

フェルメール作品が日帰り圏内にいっぱいある

ベルリンの街の中心部や、日帰り圏内にフェルメール作品がいっぱいあります
ドレスデンや(ぎりぎり日帰りできる)ブラウンシュワイクにも。

アメリカ・ヨーロッパじゅうに散らばるフェルメール作品をすべて鑑賞したい。その夢のためには、いつかはドイツ、訪れないといけない国でした。

今まで見たことのない作品は、ヨーロッパの美術館では
ブラウンシュワイクのアントン・ウルリッヒ公爵美術館「二人の紳士と婦人(ワイングラスを持つ娘)」とパリのルーブル美術館「レースを編む女」だけ。

ベルリンを拠点にすれば、アントン・ウルリッヒ公爵美術館は日帰りで行けます。日本の美術館に貸し出されたことのない、実質門外不出の作品なので、ブラウンシュワイクを訪れないとまず見られません。

となると、ヨーロッパの美術館で見てないフェルメール作品、残すはパリのみとなってしまいますね…未踏の地フランス…

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街の中心部にパンダがいること

写真は和歌山・白浜のアドベンチャーワールドのパンダさん。彩浜?

ドイツで唯一、ベルリンにはパンダがいます!

しかも街中の動物園に。動物園の最寄り駅は地下鉄やSバーン(都市高速鉄道網)の複数路線が停まります。こんなアクセスの良い動物園で暮らすパンダは、ヨーロッパじゃ数少ないのでは。
その気になればベルリンにいる間、毎日だって見に行けるかも?

しかもふたごですよ!最近2歳になったばかり。母親の夢夢ちゃんは美パンとして名高く、なんと上野のシャンシャンととおい親戚だそうな。雑誌で初めて見たときにキラキラしててかわいいなと思っていました。

見てたらY氏のことを思い出してさみしくなりそうだけどね…

お手頃で良さげなホステルが多い。物価もほかの街に比べてマシそう

最初、ベルリンは旅先の候補に入っていませんでした。オランダとベルギーの周遊や、デュッセルドルフやケルンとオランダの周遊を検討していました

しかし、宿泊費がどうにも高そうで…

バストイレ共用のドミトリールームでもかなり高くつきそう。
このご時世だからしゃあないとわかっているものの厳しい…航空券の時点で高いしなおさら…

ほかのエリアに目を向けたところ、ベルリンやドレスデンはそうでもなさそう

バストイレ共用のドミトリールームなら1泊3000円台で、街中のアクセスが良い場所に泊まれそう!しかもおしゃれなところが多い!評判も上々!東京都心と同じくらいの価格相場かな。

女性専用なら、ドミトリーでもあまり気にならない性格。宿泊費が抑えられそうなのはけっこう大きかったです。

ヨーロッパはいつにもまして物価が高い高いというニュースをよく見ますが、ドイツ東部はまだマシ?という印象。ごはん代が安くおさまる屋台やテイクアウト店も多いとガイドブックにあったしね。

ガンガン屋台やテイクアウトを活用するつもりです。

ビールもワインも楽しみたい

ドイツといえばビール!ビールメーカーがあちこちにあり、オクトーバーフェストなどビール関連のイベントも有名ですね。

旅先でおいしいビールとの出会いを楽しみたい。日本に出回ってないビールとも出会えるはず!

ビールだけでなくワインも有名ですよね。
ということで、今回の旅ではザクセンワインで有名なエリアにも滞在する予定です。楽しみ!

ザクセンワインもまず日本では出回らないらしいです。飲みたい。

毎日のようにお酒を飲むなんて、今までではありえなかったことですね。ヨーロッパでお酒を口にすることはあまりなかったです。あまり飲めないのとお金がかかるのが理由です。

ですがおいしいお酒が待っていそうだと分かったので、飲める範囲で味わってきます!

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東ドイツ時代の雑貨や風景、建物になぜか惹かれる

2017秋年以降の海外旅行で訪れたのは、旧ソ連や旧共産圏、旧社会主義国家の国だらけ。

  • ハンガリー(旧共産圏)
  • モルドバ(旧ソ連)
  • ウクライナ(旧ソ連)
  • ロシア(といっても極東ウラジオストク)

物価の安さと治安のまあまあさ、風景や美術館などに惹かれて2017年秋に訪れたハンガリー。

旧共産圏時代の暮らしを再現した博物館や、郊外で旧共産圏時代の巨大プロパガンダ彫刻を集めたメメント・パークなどを観光しました。ヴィンテージマーケットで旧共産圏時代のレトロなポストカードを買いました。

共産主義者ではないのですが…なぜか惹かれる。なぜだ?

その後も旧ソ連のモルドバとウクライナを訪れ、それぞれ自分の国としての歴史を生きる様子を見つつも、旧ソ連時代からの建物やトラムの車両など、旧ソ連のにおいがするものに惹かれる。

そして本丸のロシアへ!

極東、日本にほど近いウラジオストクでしたが、旧ソ連時代の建物や乗り物はいっぱい残っていました。元要塞には旧ソ連時代の戦車を集めた博物館、郊外には旧ソ連時代に生産されていた車の博物館…という感じでたまらんかった。Y氏も付き合わせてしまった、ええ。

その流れからか、旧東ドイツ時代をテーマにした映画、小説に触れることが多い。
当時のポスターや生活用品のデザインも好きです。ここまできたら、次は旧東ドイツですよね!と。

歴史の舞台となったベルリンには、やはり旧東ドイツ時代の建物やそれをテーマにした博物館があちこちにあります。
有名なところでいうと、ベルリンの壁を再利用したストリート壁画アート「イーストサイドギャラリー」、円錐に球体が刺さったような個性的な「テレビ塔」などですかね。

ドレスデンにもそういう系の博物館があるようで行ってみようかな…

アンティークショップやマーケットも覗いてみて、旧東ドイツ時代のほりだしものを見つけてみたいです。

ミュージアム巡りが楽しそう

ベルリンはいろんなミュージアムがあります。博物館も美術館も大好きなので、いっぱいめぐりたいですね。

ベルリンで外せないのはゲメールデガレリー(絵画館)。フェルメール作品がありますからね!
他にもDDB博物館(旧東ドイツ時代がテーマ)や壁博物館など、気になる博物館や美術館はいっぱい。入場料がえらいかかりそうですが妥協したくないですね。

ドレスデンやブラウンシュワイクでもミュージアム巡りが楽しそうです。期待しています。

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世界遺産を訪れるのもいいなあ(世界遺産検定2級)

ドイツ東部にも世界遺産があちこちにあります。世界遺産検定にチャレンジした人間として、実際に足を運んでおきたい。

ベルリンの世界遺産といえばムゼウムスインゼル(博物館島)。街の中心部の川に浮かぶ、大聖堂をはじめ貴重な建物や貴重な展示がある島です。

博物館島にはマストで行きたいゲメールデガレリーは含まれないけれど、この近くのホステルに泊まるので立ち寄ると思います。通り過ぎるだけになるかもしれないけど行ってみたい…

ワイマールにあるバウハウス関連の建物や、ゲーテ・シラーの家など歴史のある建物もそう。ドレスデンも世界遺産に登録されていたんですよね…今は違うけど…

ベルリンから日帰りできるし、ポツダムのサンスーシ宮殿も行きたいけれど…日程的に難しそうだ…

ホロコーストや戦時中の強制収容所に関する本・映画をよく見るので、強制収容所のあった場所を見学したい

このブログではあまり紹介できていませんが…
第二次世界大戦中、強制収容所を経験した人の手記や映画、ノンフィクションなどに触れる機会が多いです。

「隣人ヒトラー あるユダヤ人少年の回想」を読んで。どうか、ヒトラーに嫌われませんように。
お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリです。 10月から(新型コロナウイルスの影響ではなく)ひとりで過ごすおうち時間がながーくなって、 ヨーロッパにも行けなくて。 ヨーロッパひとり旅をとおして、知りたい...

障害のある自分が第二次世界大戦中のドイツに生まれていれば、間違いなく即強制収容所のガス室送りだから…

障害者には、ユダヤ人や戦犯に行われていた「命の選別」は行われません。生き延びる見込みはなく、全員、ガス室で殺される運命です。障害がある時点で、強制労働に耐えられないと判断されるから。生かす価値がないと判断されるから。

そのことへの畏れから、積極的に本や映画に触れるようにしています。

ワイマールは世界遺産よりも、強制収容所を見学するために2泊する予定です。ここにはブーヘンヴァルト強制収容所があります。

ベルリンに近い、オラーニエンブルグにもザクセンハウゼン強制収容所があります。
この2ヵ所の強制収容所はは確実に訪れるはずです。

強制収容所を訪れたことがないので、どのような感情になるのか、意識が変わるのか…
トラウマになるんじゃないだろうか。怖さもあるけれど、迷いなくスケジュールに組み込みました。

今まで見聞きするだけだった強制収容所、実際の姿を見ないと気が済みません。

久しぶりのヨーロッパひとり旅は大都市からスタートしたほうがいいかなって

なんせ3年以上ぶりのヨーロッパひとり旅。旅をするという感覚がかなり鈍っています。
ひとりで電車やバスを乗りこなし、ワクワクを探しに行く…

楽しいのはわかっているけれど、久しぶりすぎて大丈夫かな?と思う。
小さな国や街だとコロナ禍以降、日本語での情報が集めにくいんですよね…そりゃそうか。

ある程度日本人に人気があって、情報も充実している大都市を拠点にしたほうが安心できました。

それと、小さい国や街だとフライト数が少ないんですよね。ただでさえ日本と海外を結ぶフライトがコロナ禍前と比べて激減しているので…2回以上乗り継いだりLCCを使ったりするのを避けようと思うと、行きやすいのは大都市です。ベルリンは日本からの直行便はないですが、ヨーロッパ各国だけでなく中東・トルコでの乗り継ぎ便の本数がそれなりにあります。

ということも踏まえてベルリンを起点にしようと決めました。

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ドイツ東部への旅はワクワクがいっぱい!

決め手は人それぞれだと思いますが…
つらつらと、こんなに書けるくらい、ドイツ東部を選んだ理由があります。思ったより長くなった…

今までスルーしてたのが不思議なくらい(たぶん理由は、もっと物価の低い国があるのと日本人にとってどメジャーな旅先だから)、選ぶ理由があることに気づきました。

これだけワクワクいっぱい詰まっていれば、きっと楽しくなるはず!と信じて旅に出ました。

今、物価高や世界情勢などを理由にヨーロッパでの旅をためらっているなら損だと思います。
このくらいやりたいことや理由があれば、旅に出るべきだと思います。ためらう時間すらもったいないよ。

今後、Twitterやこのブログで旅の様子をどんどん更新していきます。お楽しみに!

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