過敏性腸症候群の私の、海外旅行ハック。ごはんやトイレで気をつけていることは?

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トイレ カジヤマシオリと旅

お世話になっております。
ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリです。

2023年末、香港からの帰国直前に腸炎と腹水を発症。
その後完治するも、お腹の不調は治らず過敏性腸症候群と診断される…

過敏性腸症候群について気になる方は自分で詳しく調べていただきたいのですが、

過敏性腸症候群-MSDマニュアル

これ、海外でひとり旅を続けるうえではかなりやっかいなんです…

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過敏性腸症候群の症状と、海外ひとり旅への不安

おなか

私の場合

  • ごはんを食べたあと、すぐにおなかがパンパンに張って痛くなる
  • 状況によってはクサいおならが止まらなくなる
  • 特定の食べ物を食べるとより症状がひどくなる

これらの症状は香港渡航前には気になっていなかったのですが、腸炎と腹水が完治したあたりからひどくなりました。

幸い在宅ワークには差支えないのですが、海外ひとり旅は不可能ではないか…?と不安になっていました。
お腹の張りやおならの不安があると、観光どころじゃなくなるものね。
私はガス型と呼ばれる症状なのですが、下痢型や便秘型の人はなおさら海外旅行が大変そうだなあと思います。

しかし、香港渡航前に次のヨーロッパ行きの航空券を手配していました。
過敏性腸症候群と診断されていたら手配していなかったかもしれません。
どうしてもキャンセルしたくない…

と、先日2週間のベルギー・オランダ・ドイツひとり旅を実施しました。

次のヨーロッパひとり旅はベルギーへ!2024年4月末~渡航します!
次のヨーロッパひとり旅は○○○へ!2024年4月末~渡航します!過敏性腸症候群ですが楽しんできます!!!

過敏性腸症候群ですが、無事帰国しています。
旅先では症状に気をつけながらも、めいっぱい楽しんできました。

過敏性腸症候群の私の海外ひとり旅ハック

薬

そこで、過敏性腸症候群の私が海外ひとり旅をしてみて気づいたことや実践していたことを紹介します
薬について以外は、発症前までは全く意識したこともなかったことばかりです…

薬は必ず常備しておく

薬局でもらった薬でも、市販薬でもかまいません。
自分の症状にきく薬を必ず持っておくこと。

旅に出るまでに、効く薬を見つけておくこと。
そして、常備薬の場合は飲み忘れないこと!です。

私はいつも持ち歩くサコッシュだけでなく、パソコンバッグやスーツケースにも入れています。
旅の日数よりも少し多めに持っておくと安心かな。

いつもの薬が飲めないと、過敏性腸症候群が悪化してしまうかも。
そんな不安はなくしましょう!

自分のお腹に合う食材を見つけておく

海外旅行中、食生活が変わるとお腹の調子も変わるかも。
特定の食材を受け付けなくなる可能性があります。

なるべく、自分のお腹に合う食材を見つけておくとよいと思います!

私の場合はキウイと味噌汁とこんにゃくゼリーです。
キウイはヨーロッパならスーパーで調達できるし、インスタント味噌汁やこんにゃくゼリーは持参してもあまりかさばりません。

自炊できるようにしておく

そして、自分のお腹に合う食材で自炊できるように準備するのもひとつの方法です。

自炊すれば、自分のお腹に合う食材だけを選んで食べることもできます。
特定の食材を食べるとお腹の調子が悪くなりやすい人(小麦、にんにく、乳製品など)には特に有効です。

  • 宿泊先のキッチンで
  • レトルト食品を温めて
  • 電気ケトルやマルチクッカーで

など。

本体

私は折りたたみ式のマルチクッカー(ケトル)を持参しました

  • お湯がわかせる
  • 蒸し野菜が作れる
  • レトルトのパウチを湯煎できる
  • 麺を茹でられる

など、海外での自炊の準備にはぴったりのアイテムです。
持っておくと安心できるはず!
折りたたみ式だからかさばらないし。
見知らぬ誰かとポットを共有した結果、調子が悪くなるというリスクは避けられます。

ゆせん

ブルージュのゲストハウスにて

現地でもほぼ毎日これでお湯を沸かしていたし、湯せんや蒸し野菜にも何回か使いました。
あったかいお湯を毎日飲めてとってもほっとしました…
めっちゃ重宝したのでおすすめです!

詳しい「使ってみた」レビューはこちら↓

海外旅行に!ヤザワ「折り畳み式トラベルマルチクッカー」で蒸し野菜作ってみた
海外旅行にヤザワの「折り畳み式トラベルマルチクッカー」を持って行きました。蒸し野菜やお米の炊き方、使ってみた様子を紹介しています。
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機内食を選んでおく

飛行機内で機内食を食べる場合は、事前にメニューをチェックしておきましょう。
場合によっては、小麦粉を使わないグルテンフリー食や果物のみのフルーツミールなど、
自分のおなかにあった食材の機内食を選ぶことができます。

機内食

シンガポールーベルギー間のグルテンフリー食

私も、今回グルテンフリー食デビューしました。
もちろん通常の機内食のほうがおいしいとは思いつつも、意外とイケましたよ!

機内で長時間過ごすなら、おなかが痛くならないよう、
機内食を選んでおきましょう。

なお、フライトの直前になると機内食の変更がきかなくなることが多いので、なるべく搭乗3日前までの確認や変更をおすすめします。

必ず保険に入る!

海外旅行保険には必ず入りましょう!
過敏性腸症候群でなくても、です!

海外で病院にお世話になると、日本では考えられないようなお金がかかることも。
過敏性腸症候群でおなかに不安があると、旅行中に体調が悪くなったり、病院にお世話になったりするリスクが高まるのではないかと思います。

私は今までお世話になったことはないものの、
やはり入っておくと安心感が違うと思います。
症状がひどくなって動けなくなるかもしれないケースを考えて、必ず入っておきましょう。

今回、過敏性腸症候群だということを踏まえ、
保険の内容を見直し、今までよりも保証が手厚い契約内容にしました。
保険に入るだけでなく、内容もしっかり精査して、
過敏性腸症候群でも安心して旅できるよう備えましょう。

中にはクレジットカード付帯の保険があるという人も多いと思います。
保証の内容が心もとなかったり、保証の適用に条件があったりする場合もあるので、カバー内容をしっかり確認しておきましょう。
内容が十分でなければ、別で海外旅行保険に入ることも必要だと思います。

スケジュールは柔軟に!

時計

過敏性腸症候群なら、スケジュールをかっちり決めたり詰め込み過ぎたりせず、
柔軟に変更できるよう考えるのがおすすめです。

体調が悪くなって結局、ホテルから出られない…
なんて可能性もあるわけで。

私も、2週間ブリュッセルから出られないかもしれないケースを考え、
ホテルや交通手段は無料でキャンセルできるプランにしていました。
結局キャンセルしたり変更したりする必要はなかったものの、安心感がかなり大きいです!

全体のスケジュールとしても、毎日大きなスーツケースを持って移動しなければいけないような
詰め込んだ内容ではなく、余裕を持たせていました。

2週間で4つの都市に宿泊しましたが、どれも2泊以上しています。最後に滞在したブリュッセルは1週間泊まりました。
各都市の移動時間も片道2時間以内と短めです。

せっかくの海外旅行、めいっぱい楽しみたいところですが…
余裕を持った観光がおすすめです。

ほっとできるものを持っておく

なるべく荷物は増やしたくないけれど…
ストレスが原因の過敏性腸症候群なら、
ほっとできるアイテムを揃えておきましょう。

私の場合は

  • ハーブティー
  • インスタント味噌汁
  • うさちゃんクッション
  • ホットアイマスク
  • 好きな曲をダウンロードしておく

です。

眠るときにうさちゃんクッションを抱き枕代わりにします。これだけでリラックス。
かさばるんですが背に腹は代えられない…
うさちゃんのおかげか、ベルギーでは一睡もできないという日は一度もありませんでした!!

ホットアイマスクは使い捨てで。機内やドミトリーのベッドなどで使っています。
ラベンダーの香りにほっとするんです。

特に、現地調達の難しいものは優先的に用意を。
心休まる時間に必要なものが揃うだけで結構な安心感ですよ。

個室や専用トイレを確保する

ガス型の過敏性腸症候群さんなら、相部屋ドミトリーではなくなるべく個室の確保を!

旅行中はいつ、おならやお腹の音が止まらなくなるか不安だと思います。
においが気になる人ならなおさら。
気兼ねなくおならできるよう個室がマストです!

下痢・便秘型問わず、トイレに居る時間の多い人は、
トイレやシャワーが共用ではなく、専用だと安心できるはず。
日本のようにきれいでウォシュレット付は難しいと思いますが…

その分宿泊費も高くつきやすいですが、背に腹は代えられない。
万一、過敏性腸症候群がひどくなっても、安心できる宿泊先を選んでみてください。

トイレ安心アイテムを揃える

過敏性腸症候群でトイレに行く回数が多いなら、安心なトイレタイムのためのアイテムも揃えましょう。

私の場合はおしりセレブ!!

おしりふきとあなどるなかれ、やわらかいタッチといい感じのしめり具合でやさしいふきぐあいでした。
携帯ウォシュレットを持ち歩くほどではないけれど、固いトイレットペーパーは嫌な人におすすめ。

もちろん安心できるなら携帯ウォシュレットを用意するのもひとつの方法です。

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有料トイレも使う!

トイレ

公衆トイレやコンビニトイレが無料で借りられるの、日本くらいのものです。
特にヨーロッパでは、駅や公衆のトイレは有料です。1ユーロ前後支払って利用します。

「お金もったいねぇ…」と躊躇せずに使いましょう

我慢はアカン。素直に使って調子が回復するなら使いましょう。
有料のトイレすら数が少ないこともあるので、
なかなかトイレが見つからずトイレ難民になる可能性も(経験あり)

ヨーロッパではクレジットカード払いができる有料トイレがほとんどですが、
まれに使えないこともあるので、
常に2ユーロくらい小銭を持っておくのがおすすめです。

お店のトイレは必ず借りる

トイレが少ない環境だと、トイレ難民になりやすいのはあるある。
レストランやカフェを利用したら、必ずトイレを借りておきましょう!
何かしら注文すれば、たいていの場合は無料で借りられるはずです。

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綺麗なトイレのある国を選ぶ

正直、日本ほどトイレが綺麗な国は存在しないと思っているのですが…

下痢型の過敏性腸症候群だとおのずとトイレに行く回数は増えると思うので、
許容できる清潔さのトイレがある国を選ぶのもひとつの方法かもしれません。

私はいまのところ、これまで旅した西欧の国のトイレは許容範囲です。
それより東の国は聞かないでください…(笑)
行き先の候補が見つかったら、その国のトイレ事情を調べておくと安心だと思います。

過敏性腸症候群ですが、2週間の海外ひとり旅を終えて

過敏性腸症候群と診断され、海外旅行どうしよう…と不安になりましたが。
お腹が張って痛かったりおならがたくさん出たりすることはあったものの、
スケジュールの変更を余儀なくされたり、宿泊先から出られなくなったり、
病院に行かないといけなくなったりするような不調はありませんでした。

飛行機の中でも案の定おなかパンパンに張って、おならがずっと出ていましたが、
においがなかったので何とかなりました(笑)
機内はエンジン音でずっとうるさいので、おならの音はかき消されますよ(笑)

過敏性腸症候群の症状って本当に人それぞれだと思うので、

Y氏
Y氏

過敏性腸症候群でも海外旅行できるよ!大丈夫!

 

 

 

とむやみやたらにおすすめはできませんが、
私は事前に対策をしっかりしておいて、心構えをしておいたからか、
2週間とても楽しくひとり旅ができました。

検討する前から、過敏性腸症候群だから…と諦めるのはもったいないなあと。
まずは自分にできる対策や心構えを考えて、安心して楽しく海外を旅できるといいですね。

過敏性腸症候群の私がやっていたこともぜひ参考にしてください!

 

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