お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
「世界遺産を訪れるぞ!」と意気込んだ韓国ひとり旅、
とっても楽しみにしてた、海印寺(ヘインサ)を訪れました。
ここに保存されている、仏教の教えを延々としるした八万もの版木。
この「海印寺大蔵経板殿」が、世界遺産に登録されています。
韓国第3の都市・大邱からバスで2時間弱ゆられると、海印寺に到着します。
のですが…
体調不良でもなければ、時差ボケなどあるはずないのに。私は見事にバス酔いしてしまいました。うげ
バス酔いしたことばかり思い出すんだけど、海印寺に行けたことには素直に感動。
国家繁栄のために、よく八万もの版木にひたすら仏教の教えを刻んだな~と感心しました。
バス酔いしたときのことをしっかりと思い出しつつ、大邱からのアクセス方法・チケットの買い方を解説します。
目次
大邱中心部から、海印寺へバスで行く方法
大邱から海印寺へは、「大邱西部バスセンター」からアクセスします。
バスセンターは、地下鉄2号線ソンダンモッ(聖堂池)駅で下車して、3番出口すぐそば。
この階段のすぐそば。
バスセンターには車がいっぱい停まってました。
チケットセンターはこれです。
7つほど窓口ありますが、ところどころクローズしてます。
窓口で「ヘインサ!」と伝えると、海印寺行きチケットを売ってくれました。
チケットをもらうとき、次のバスの時間と乗り場の番号をカタコトの英語で教えてくれました。
いちおう自動券売機もあったけど、恐ろしいくらいにだれも使ってませんでした
カウンターの前は待合ブースに。イスあったけどお客さんでいっぱいだった。
ちいさなセブンイレブンは奥のほうに。
お菓子、飲み物はもちろん、ビニール傘・折り畳み傘も売ってます。ちょっとしたコーヒースタンドもありました。
バス乗り場は、窓口を通り過ぎて奥のほうにずらり。
ベンチはあったけどふきさらしで寒かった。
このときは2番乗り場から発車(たぶんいつもココから発車)。チケットはこれなんやで。
片道7100ウォン(日本円で約710円)でした。
よほどのことがない限り(天候不良や超イレギュラーな日)、1時間に1本以上は運行してるはずです~
海印寺から大邱へバスでの帰り方
ほとんどの人が、大邱から日帰りだと思うので…
帰りのチケットの買い方もここで解説します。
帰りのバス、始点はここです。
行きでバスを降りたところです。ガレージの下みたいな。
チケットは、すぐそばの売店で購入します。「Ticket」が目印です。
売店のレジに行って「大邱バスチケット」と伝えれば買えます。
発車時間は売店の外壁に貼ってあります。
あと、チケットを買ったら、次のバスの時間を教えてくれるはず。
お店の外にある席で待たせてくれます(屋根あり)。
発車15分くらい前になればバスが来てくれると思うので、チケットを手にバス内で待機。
時間が近づくと、運転手さんがチケットを見にきます。
(運転手さんからはチケット買えません!お金を用意して待ってても「隣で買ってこい!」と怒られますw)
坂を少し下ったとこにあるバス停(そばに小屋あり)から乗れるけど、ベンチは少ないし屋根もなく。いちおう時刻表はありました。(大邱行きの時刻表は左側半分)
小屋でチケットを買うんだろうけど、私が行ったときは営業してなかった。
ということは、途中から乗る人は運転手さんから買うんだろうか…?
心配だったバスのチケットもちゃんと購入でき、正しいバスに乗ることができ、あとは海印寺到着だけ…だったのに。
どうしてバス酔いなんかしてしまったんだろう?
いま、海印寺へ行くことを検討中のあなたに伝えたい。
バス酔いをあなどるなかれ、と。
たった1時間ちょっとのバス旅だったのに、私はがっつりバス酔いしてしまいました。
とくべつバス酔いしやすい体質でもないのに…
韓国での長距離バス移動は初めて。緊張してたのもあるかも。
(ソウル―大邱もKTXで移動。あとは地下鉄や徒歩がメイン)
旅の疲れがとれてなかったのかもしれない。でも、考えられるのってそれだけじゃない。
自分なりにあの時のことを振り返って、バス酔いした理由を考えてみました。
これから、大邱からバスで海印寺へ行こうとしてる人の心の準備になればと。
運転手のおっちゃん、飛ばし過ぎ!!
どのサイトやガイドブックを見ても「大邱西部バスターミナルから海印寺まで1時間半くらい」って書いてあるけど…
私のバスは1時間10分ちょっとで着きました。早っ
運転手のおっちゃん、めっちゃ飛ばし過ぎだし、運転が荒い。
平日の昼間で道路が混んでなかったからか。
急ブレーキや猛スピードは、乗ってる私でもわかりました。
事故さえなければ、お客さんにとっては早くついたほうがいい。
運転手さんにとってもそうだよね。
日本でバスに乗っていても、あまり経験したことがない荒さでした。
シートベルトしてても怖さを感じるくらいのスピードです。衝撃
これがいちばんの原因ではないかと思います。ほんと飛ばしすぎです…
へんなニオイ…
私が乗ったのは古いバス。
それゆえか、年月を経て凝縮された独特のニオイがしみついていました。
座り心地もよくないです。ええ、繊細すぎて
大邱郊外の「ごっちゃり」した景色
でもね、車窓からの景色が今までに経験したことのない感じで…
今までヨーロッパをふらふらしてたときとは違う「アジアの外国」の景色。
これがヨーロッパだったら(教会とかクラシカルな街並みとか農家の様子とか)テンションが上がって楽しかったんだけど、ごっちゃりした大邱郊外の風景が単に合わなかったんだろうな。
大好きなヨーロッパじゃなくてここは韓国なんだ、という現実もね。
今まで私の外国はローマ字・キリル文字圏だったので、慣れないハングル文字が飛び交う街中をバスから眺めていると…気持ち悪くなっちゃったのかも。
とはいえ、決して大邱―海印寺のバスを非難するわけではなく。
バス酔いしやすい人はとくに気を付けろ!
猛スピード+へんなニオイ+ハングル語の風景で、いとも簡単にバス酔いできました。
「1時間半くらいだし」とあなどるなかれ。
担当する運転手さんにもよるだろうけど、日本ではありえないくらいの飛ばし屋に当たる可能性もあるわけで。
日本とは違う慣れない環境でのバス移動。いつもは酔わない人でも、念のため酔い止めを飲んでからの乗車をおすすめします。
私のおすすめはコレ。
AD時代から、先輩に「これを飲めばぜったい酔わない!」とすすめられたアネロンです。
もはや伝説級、私のヨーロッパ旅行の必携品。
効果てきめんだからか、お値段はちょっと高めです。
ヨーロッパに行くようになってからも、長時間のバス・電車移動のときにはお世話になってます。
カプセルだから、水がないと飲めないのがネックだけど。
バス酔いを経て到着した海印寺
というわけで、やっと到着…
バスの終点はココです。トイレの前。
たぶん途中で降りたほうが早く海印寺に行けた…
バスでは国立公園の駐車場まで行けます。
寺自体は壮大な自然の中(もはや森)にあり、一帯は伽耶山国立公園に。
バス酔いしたあとは、海印寺の入り口までなが~い坂をのぼります。
駐車場から海印寺の入り口まで連れてってくれるシャトルバスもあるけど…
バスに乗るほどの距離でもないし、どのバスかよくわからず…私には必要なかったです。
のぼり坂がつづくとはいえ、紅葉を楽しみながら向かうのは苦じゃなかったです。
シーズン真っ最中につき韓国人だらけだった。
次の記事では、海印寺や世界遺産「海印寺大蔵経板殿」はもちろん、国立公園の紅葉をもっとお届けします。
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