【モルドバ】精神病院だった歴史を持つ、緑いっぱいの場所。クルキ修道院(Monastery Curchi)

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モルドバ

お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。

今日は、ひさしぶりにモルドバ滞在中に訪れた修道院の話題を。

モルドバでお世話になっていたコゾナック夫妻の友人が、修道士をやっているクルキ修道院です。私の好きなモルドバの教会のひとつ。

モルドバには大小100以上の教会がありますが、このクルキ修道院はベッサラビア地方で最も大きくて美しい修道院のひとつ。

緑豊かな渓谷にあり、とても静かで平穏です。

ビオレッタさんの娘さんも、のんびりまったり。

礼拝で心をしずめて、緑いっぱいのなかでお散歩。

のんびりとベンチで過ごすひととき。人々は日常的に教会に通っています。

そういう日常がなんだかうらやましくもあります。

修道院の入り口の門。まだまだ新しい建物なんだよなあ。

修道院の中で最も重要な建物、ナステレア大聖堂。

1872年にイタリアの建築家によって整形されたもの。あのウクライナ・キエフ聖アンドレイ教会に触発された、バロック様式で建てられたんだとか。

聖アンドレイ教会も、女帝マリア・テレジアのお気に入りのイタリア人建築家が手がけたものだもんね。

聖アンドレイ教会は「LINEトラベルjp」でも紹介しました↓

アクセスしようとしたページが見つかりません【トラベルjp】

壁には聖書の登場人物が描かれていました。

大聖堂のドームの高さはモルドバにある教会の中で一番!57メートルもあります。

緑いっぱいの中に、赤褐色の壁。

黒いタマネギ型の大小のドームに、細い十字架がついています。

やはり修復後だからぴかぴかです。大小あるタマネギ型のドーム、たしかに聖アンドレイ教会にもついてましたし。

修道士様が暮らす住居も、同じ敷地内に建てられていました。

果樹園や庭園など、そこで暮らすのに必要な場所も。

プライベートな空間なので撮影は遠慮しましたが、私もお招きいただきワインやパン、イースターエッグ等をごちそうに。

言葉は通じなくても、修道士様はみなフランクであたたかい人々でした。黒い服着た男の人がいっぱいいた。

黒色のヨークシャーテリアたんが、石畳の上をのんびりお散歩していました。

もふもふ。修道士さんにかわいがられている子だそうな。

こんな緑の中を自由にお散歩できるなんていいなあ。

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クルキ修道院がたどった歴史

教会の歴史はなんと18世紀にさかのぼります。

1770年代以降、複数の教会が敷地内に続々と建てられました。

しかし第二次世界大戦中、火災で教会の一部は破壊。

4つあった鐘楼のうち2つも破壊されました。

1943年に壁の塗り直しが行われるも、1959年から1995年ごろまでは精神病院に。

ちゃんとした修復もされていなかったとのことです。

修道院に復帰したのは2005年で、修復もいくらかされたそうですが、まだまだ必要な箇所があると修道士さんが言っていました。

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こちらも、18世紀以降に建てられた教会のひとつ。

黒いドームに十字架がたくさん建っています。敷地内には緑がいっぱい。

モルドバにある修道院って、病院とかディスコホールとか保養所とか、一時的に修道院以外の用途で使われてたパターンが多い気がする。

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ハンク修道院もそうでした。

夏の教会は修理中で石の部分がむき出し。ほんとにディスコホールだったのかと想像してしまいました。

 

モルドバの首都キシナウからは離れているものの、タクシーを使えば1時間ほどで着きます。電車でのアクセスは難しいかと。

洞窟内に神秘的な修道院もある旧オルヘイ村とあわせて訪れるのがおすすめです。私もそうしました。

自然あふれる旧オルヘイ村は、LINEトラベルjpでも紹介したことがあります↓

旧オルヘイ村で、モルドバ随一の大自然や隠れ家的な岩窟教会を満喫!

クルキ修道院

住所:Orhei 3524, Curchi
アクセス:首都キシナウ中心部からタクシーで約1時間

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