お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
日本のワインショップでは、ロシア産のワインなんてそう見かけないですよね。少なくとも私はそうです。
でも、2時間半のフライトでウラジオストクまで行けば、美味しいロシアワインが楽しめる。
美味しいお酒に目がないY氏は、ガイドブックを読んでからずっとワクワクしているもよう。
そのガイドブックで、ワインの品ぞろえが豊富なセラー兼レストランとして紹介されていたのが「ニビーニー・ラーダスチ」。
ウラジオストクきってのおしゃれなエリア・グム裏にあるお店です。
Y氏もかなり大満足なレストランだったので、記憶が薄れないうちに紹介します。
目次
ワインセラー兼レストラン
アートでおしゃれなグム裏の2階にあります。
「ニビーニー・ラーダスチ」は大きなワインセラーを併設したレストランです。ワインセラー兼、といったほうがいいかな。
ワインの種類・産地がとにかく豊富と聞きやって来ました。どうせなら、日本でもよく飲んでる西ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアのワインじゃなくて、ちょっとめずらしい産地のワインが飲んでみたい!と。
ワインの種類や産地にこだわって、セラーでじっくり選ぶ
このお店でワインをボトルで注文するなら、まずは入り口の目の前にあるセラーへ向かってください。ロシアやジョージア産のワインもそう。
グラスワインは中のレストラン・バーエリアでも注文できるけど、ロシアやジョージア等の東ヨーロッパ産ワインはメニューにありませんでした。グラスでは用意できないということです。
グラスじゃ用意してもらえないし「せっかくだしボトルワインを飲もう」ということで、セラーでじっくりワインを選ぶことに。
女性の店員さん(めっちゃ美人)が、英語で「どんな味のワインが好み?」「レストランでは何を注文した?」等と質問してくれます。
何か希望する銘柄があれば、ここで伝えておけばよいでしょう。
とりあえずメニュー見てロシア産って書いてあるやつを頼もうと思っていた我々、「ええと…」ってなる。
目の前にはワインがずらり。
正直銘柄はわからない。レストランはワインに合いそうな料理やフィンガーフードが充実してるけど、晩ごはん食べてきちゃったんだよう…
と答えてしまいました(笑)店員さん苦笑い。
今度はロシア産にしぼって説明。
ロシアの田舎(ざっくりとしか覚えてない)のほうで醸造したという、人気のある白ワインをチョイスしました。
ロシア語はできないし英語もそこまで得意じゃない私たちでしたが、なんとかお目当てのロシアワインを手にしました。よし
ここで買ったロシア産白ワインは1100ルーブル(約2200円)。
ボトルで注文するワインが決まったら、セラーのレジでひとまずお会計。
そのままレストランへ持ち込む、という流れです。
冷えたロシア産白ワインを堪能!
買ったワインボトルをレストランに持ち込むことのメリットは、なんといっても冷えたワイン!
隣のテーブルで、ボトルごと氷水で冷やしながら楽しみました。
グラスが空いたらスタッフさんがついでくれるのもよきかな。ぜいたく
もともとちょっぴり甘い銘柄を選びましたが、キンッキンにしっかり冷やすと甘さと辛さが引き立つ。
それでいてさわやかな後味…ワインに詳しいわけじゃないけど、このワイン、美味しい!
抜いたワインコルクは紙ナプキンの上に。こんなデザインでした。
ワインに合うフードメニュー&スイーツも充実
「料理はあまり考えてない」とワインを選びながら店員さんに伝えた私たちですが…
やっぱり何かしらつまみながら食べよう、と注文したのはコレ。
チーズの盛り合わせ 990ルーブル(約1980円)
チーズは4種類。たしかブルーチーズ、カマンベール、ゴーダとあとひとつ何だったかな…
たっぷりハチミツつき。はちみつの甘さとチーズのしょっぱさ・濃厚さが絶妙なハーモニー。
時折スナックもつまみつつ堪能しました。ふたりならちょうどよい量です。
もちろんロシア産の冷えた白ワインにあいます!
ごはんはもう食べてきちゃったけど、美味しいワインと一緒にもう少し何かが食べたい。
つられてデザートを頼んでしまいました。
フォンダンショコラ 240ルーブル(約480円)
デコレーションいっぱいのフォンダンショコラ。バニラアイスがまるっとひとつ上に乗っかってます。
ナイフとフォークでふたつに切ると、あったかくてとろーりチョコレートソースがあふれ出る。
とびきりの白ワインとのマリアージュ、素敵な時間でした。
緑と白と茶色のクリームにもしっかりからめて。
アップルケーキ 270ルーブル(約540円)
私はこっちのアップルケーキ。冷えた白ワインにあったかいアップルケーキ、相性良かった。
こっちもバニラアイスがまるっとひとつ、別添えでついてました。ほろっと崩れるような食感。
くったりしたリンゴは酸っぱさと甘さがちょうどよいバランス。フルーティーなのも白ワインにあうね。
店の中では、イタリア・トスカーナワインのセミナーが行われていました。
ロシア語がわからないのに、だいたい何について説明しているか分かってしまった(トスカーナ地域の料理学院で3日間だけ勉強したから)。
美味しいワインをテイスティングしながら、なごやかな雰囲気で説明を聞く。
ぜいたくな時間ですね。うらやましい…
ロシア産の白ワイン、チーズ盛り合わせ、フォンダンショコラ、アップルケーキ。
占めて2600ルーブル(約5200円)でした。
もともとがっつりごはん食べる気なかったし、美味しいワインをボトルで飲んだわりには高すぎなかったな、という印象です。
選んだワインをそのままレストランに持ち込み可能、美味しいロシア産の白ワインとともにすてきな時間が過ごせました。
ロシア産の白ワイン、飲んでみる価値アリですよ。英語の説明を受けながら選べるのも安心かと。
ウラジオストクでちょっとリッチにワインを楽しみたいときはぜひ。
ニビーニー・ラーダスチ
住所:Svetlanskaya St, 33/3, Vladivostok, Primorskiy kray, ロシア 690001
営業時間:セラーは11:00~22:00、レストランは12:00~24:00(週末のみ~26:00)
コメント