お世話になっております。
ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
香港で買ってみたかったもの!それは
香港ブランドの万能オイルとバーム(軟膏)です。
こめかみに塗って頭痛緩和、鼻づまりや筋肉痛に虫刺されにも…という万能なもの。
日本のネット通販でも手に入りますが、現地購入のほうが断然安いし揃ってる!
ガイドブックやSNSでよく見かけるのですが、いくつか種類があるそうで。
自分にぴったりなものがわからなかったので、ドラッグストアで見かけたものを手当たり次第(笑)買ってみました。
使い心地や特徴などをそれぞれレビューしてみます。
目次
和興白花油
和興白花油(5ml) 26HKD(2023年12月末某店価格)
レトロなパッケージの和興白花油。
外のフィルムを剥がし、箱から取り出した状態です。
瓶自体にも「和興白花油」と表示されています。
油自体は透明です。
テクスチャがさらっとしていて垂れやすいからか、口が小さめでドバっと出にくい設計。
1滴ずつ量を調整できました。
大容量20mlサイズあり!
和興白花油は複数のサイズが展開されています。
ドラッグストアでよく見かけたのは5ml、10ml、20ml。サイズ比較してみます。
小:5ml、中:10ml 43.90HKD、大:20ml 69.40HKD(2023年12月末某店価格)
パッケージは中のみ緑色。あとはブルーです。
瓶なので、大きいサイズはかなりの重さです。マウスとほぼ同じ大きさ…
おうち用は大、カバンの中には小、と使い分けが賢いですね。
成分・使い方
ひと箱ごとに使い方や成分の詳細の紙が同封されています。
英語表記あり。
紙によると成分は
・サリチル酸メチル 40%
・メントール 30%
・ユーカリオイル 18%
・ラベンダー油 6%
・樟脳 6%
です。
使い方は、3滴ほどを指にとり、症状が気になる部分に塗ってマッサージ。
頭痛や鼻づまりにしっかり効きます!
軟膏タイプよりもしっかりスーっとして、爽快感が残る時間も長めな印象です。
メントールが30%としっかり入っているからでしょうか?ラベンダーも入っているそうですが、香りはメントールが主役です(笑)
どこか苦みを感じるような香りでもあります。
個人的にはいちばん使い心地や効果が好みなので、日常的に使っています。
定番は、人差し指につけて両こめかみをグリグリとマッサージ。
残ったやつを小鼻にちょんとつける、がちょうど良い量で心地よいです。
いつも5mlタイプをポーチに常備。
電車の中で気持ちがどよんとなってしまったときに重宝します。
迷ったら多分コレをおすすめすると思う。
紫花油
紫花油(26ml) 45.60HKD(2023年12月末某店価格)
「紫花油」もオイル形式の商品。
パッケージも紫で、なんだかラベンダーっぽさがすごい…
外のフィルムを剥がし、箱から取り出した状態です。
口は狭いのですが、こちらは1滴ずつではなくドバっと出てきやすい設計ですので注意を…
フタの締め具合が甘いとポーチの中で大惨事になりそう。家庭用にしたほうがいいのか…?
6ml、12mlもあるようなのですが、街中では26mlの大サイズしか見かけませんでした。
大サイズだけを比較すると、和興白花油よりも容量が6ml多いうえに20HDKほど安くてリーズナブルでした。
成分・使い方
こちらも成分表が入っていましたが、ほぼ広東語です…
なんとなく意味はわかるのですが…
成分は
・メントール 35%
・ユーカリオイル 10%
・サリチル酸メチル 15% 等
等…?
ウリにしているラベンダー油の配合がどのくらいかわからないですね。
メントールは和興白花油より多め、ユーカリオイルやサリチル酸メチルは少なめです。
使い方は和興白花油と一緒で、適量を気になる部分にマッサージという感じですね。
香りはマイルド…?
和興白花油と大きな差はないのですが、香りは苦そうな感じが弱め。
比較的マイルドで花っぽさがあるような気がします。あくまでもニュアンス…
とはいえメントールのスーっと感はあります。
少しずつ香りのニュアンスが違うので、和興白花油と紫花油で好みが分かれそうです。
私は和興白花油も紫花油も好きですね…多分こだわらずに両方使いそう。
保心安膏
3.5g 16.90HKD(2023年12月末某店価格)
オイルの次は軟膏。袋パッケージです。
キャラクターがなんともいえないレトロなパッケージですね。
本体にも同じキャラクターが刻印されています。
プラスチックのケースで3.5gと軽いのでお土産にぴったりだと思います。
この小さめサイズしか見かけませんでした。
軟膏タイプだから垂れにくく、量を調節しやすい!
茶色のテクスチャですが、指にとるとほぼ透明です。
成分・使い方
小さな成分表が入っていました。英語表記はありません。
(1gにつき)
・メントール 272.7mg
・キキョウ 5.7mg
・カンゾウ 5.7mg
・肉桂油(香料) 7.2mg
・ウド 5.7mg 等
大半がメントールという成分表ですが、和興白花油や紫花油には入っていない成分もたくさん入っています。キキョウは鎮咳、去痰、排膿作用、カンゾウは抗酸化作用などが含まれるとのこと…
使い方は適量を気になる部分にマッサージ、ですが、
こちらは1日4回、3時間くらい間隔をあけて使うのが推奨されています。
袋を開ける前からメントールの香り!
箱入りの他の商品と違って、袋を開ける前からスースーな香りが漂っていました。
ここまで香ってくるのもメントール多めの成分だからでしょうか?
軟膏タイプだからか、オイルよりもスース―感の効き具合がマイルド。
つけた瞬間にしっかり、ではなくじわじわと継続する感じです。
スース―感がすぐにしっかり欲しい人はオイル系のほうがいいのかも。
軟膏で垂れにくいので小鼻の周りには一番塗りやすいと感じました。
においをかぎたいだけのときは使いやすいかもしれません。
タイガーバーム(赤)
4g 9.40HDK(2023年12月末某店価格)
いままでメイドイン香港の万能オイルや軟膏を紹介しましたが、タイガーバームはシンガポール生まれだそうです。
ですが台湾や香港でも手に入ります。
香港で売られているものにはメイドインチャイナと表記があります。
ご覧のとおり、ドラッグストアにはこれでもか!と積まれています。
白と赤の2種類の軟膏に加え、湿布やスティックタイプの塗り薬があるほど種類が豊富です。
白はミントやメンソール系の冷感タイプということで、保心安膏と同じような感じかな?
と思い、赤をチョイスしました。
テクスチャは保心安膏よりもちょっぴり?やわらかめ。色は一緒です。
サイズは数種類ありますが、お試しで一番小さい4gを購入。
名前のとおりタイガーのパッケージ。わりと容器はしっかりとしたつくりです。
成分・使い方
赤は温感タイプ。成分は
・樟脳 25%
・メントール 10%
・カユプテ油 7%
・ハッカ油 6%
・クローブ油 5%
・肉桂油(香料) 5%
です。メントールの配合率は低めで、その代わりハッカ油が入っています。
南国のスパイスっぽい成分も並んでいます。
こちらも、1日4回、3時間くらい間隔をあけて使うのが推奨されています。
温感タイプで血行促進したい部位に使うのが良さそうですね。
スース―感とスパイシーさ!凝っている部分に使いたい
香りはスース―感のメントールに加え、スパイシーさがあってびっくり!
タイガーバームならではの特徴だと思います。
しっかり指でマッサージすると、少しぽかぽかとしてくる感覚です。
首の付け根やこめかみをマッサージして、リラックスしたいときに使っています。
メントールっぽさが少し弱いですが、スパイスっぽい香りは好みが分かれそう…
他の万能オイルや軟膏と使い分けたいですね。
香港でおなじみの万能オイル・軟膏の使い方
どの商品も使い方に大差はなく、気になる部分に適量塗ってマッサージが基本。
マッサージする部位は
頭痛:こめかみや耳の上、首の付け根など
肩こり:凝っている部分に
鼻づまり:オイルをかぐ、または小鼻や鼻の下にちょんと塗る(つけすぎ注意)
虫刺され:虫刺され箇所につける
といった感じです。
ほかにも使い道はあると思うので、説明書を見ながらいろいろ試してみましょう。
軟膏とオイルで使う箇所や用途を分けるのも賢いと思います。
番外編?:フロリダウォーター(トゥーガールズ)
10ml 12HKD(2023年12月末価格)
万能オイルや軟膏ではないのですが、同じメイドイン香港の頭痛に効くというアイテムで、
トゥーガールズのフロリダウォーターも有名です。
レトロな女子2人のパッケージ。なんと1898年からの歴史を持つメイドイン香港。
フロリダウォーターは香水としてだけでなく、リフレッシュや頭痛緩和、虫刺されなどにも効果が期待できるとのことです。
(鼻づまり関連の表記はありませんでした)
香水と聞くと高そうなイメージですが、ミニサイズの10mlなら12HKDとリーズナブル!
香りはレトロな雰囲気で個性的。華やかすぎるという印象もなく。
ミントやレモンっぽさを感じるのですが、スース―感はありません。
スース―感が苦手な人によさそうですね。
ただし売られている場所が限られていて…
銅鑼湾の本店?には確実に売っています。
今回紹介したミニサイズをはじめ、ヘアオイルやボディローションなど商品の種類も豊富です。
確実に手に入れたい方は本店に行くのがおすすめです。
万能オイルやバームはどこで買える?
今回紹介した万能オイルやバームを買うなら、
チェーン店のドラッグストアが分かりやすくておすすめです。
今回紹介した商品はだいたい揃います。
繁華街ならだいたいどこにでもあって、明るくて入りやすくて、店舗が広くディスプレイもわかりやすいです。
※お店によって一時的に品切れの場合もあります。
Watsons(屈臣氏)
Watsons(屈臣氏)。青緑の看板が特徴です。
なんと東南アジアやヨーロッパ圏など全世界に6000店舗にも展開しているドラッグストアだそう…
Mannings(萬寧)
Watsonsと同じくらいよく見かけるのが、オレンジ色のManningsです。
(写真撮り忘れました…)
どこで買うのが安い?
滞在中、あちこちのWatsonsやManningsに立ち寄りましたが、万能オイルやバームの値段はどの店舗でも同じでした。
地元では家庭の常備品ではあるものの、頻繁に買うものではないからなのか。
どの店舗で買っても値段が同じなので、観光スポットや滞在先の近くで見かけたら買う、でも十分だと思います。
とはいえ、不定期でセールがあるかもしれないので、余裕があれば複数店舗で値段をチェックするのがおすすめです。
どちらも香港のドラッグストアチェーンですが、取り扱う商品は日本製や韓国製、欧米製が多い。
メイドイン香港のものでお土産探しとなると、万能オイルや軟膏以外の選択肢は少ない印象でした。
万能オイルや軟膏を香港土産に…♡
正直どの商品も似たような使い心地や効能なのですが、ちょっとずつ違いがあって比較が面白かったです。
自分用には使い心地で、お土産にはデザインや容量で選ぶのもいいですね。
まずはひとつ試してみては。香港滞在中だけでなく、帰国してからも重宝するかもしれません。
香港おみやげ情報や観光スポットは、最新版「地球の歩き方」が参考になりました!
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