お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です!!
エディンバラを旅した時の写真がたくさん出てきたので、
(もう2年近くも前になるけど…)
私の旅したエディンバラ、という感じで行ったところまとめときます(ざっくり)。
記憶も薄いので忘れないうちに!
なぜかエディンバラ城には行ってません(真顔)
エディンバラ一日観光の様子
(当時)関西空港からトルコで乗り継ぎ、10:00くらいにエディンバラに到着しました。
隣に座っていた中国人の女の子と仲良くなったんだっけ。元気にしてるかな。
空港バスの車窓から。
私も歓迎されているようです。
陸の玄関口である、エディンバラ・ウェーバリー駅から徒歩10分くらいのところにホステルをおさえてるので、
まずは空港から駅まで向かいます。
空港からは、直通のバス(Airlink100)があります。ご覧の通り満席です。
重たいスーツケースは座席に運ばず、荷物棚へ。スーツケースを立てて置けるスペースがあります。
チケットは、バス停すぐそばの窓口もしくは運転手から購入を。
空港近く、郊外を走ってる時はめちゃ飛ばしてくれる。
だいたい30分くらいで駅に到着です。それまでに2か所ほど、別の場所に停まります。
いちおうトラムでもアクセスできますが、個人的にはバスのほうが便利な印象が。
車窓からの雰囲気。トラムの線路がありますね。
エディンバラの古い建物は、雨に濡れると一層重厚感が増して…うっとり。
駅のバス停留所をぱしゃり。青いバスが空港からのやつです。
エディンバラの街は、世界遺産に登録されています。
駅周辺からすでに、王者のような風格漂う…
こちら、エディンバラ大学のアセンブリー・ホールの一部。
この周辺に、エディンバラ大学の建物が集まっています。
エディンバラ大学ってイギリスで6番目に長い歴史を持つんだとか。
超名門です。著名な出身者も多いようで、英国王室との深いつながりもあります。
私が訪れたときはこのようにハリポタ感のすごい様子でしたが、2017年5月のグーグルストリートビューでは改装中?
「スコットランドの教会」っていう大きな垂れ幕かかってます。
そしてホステルへ。私がこのとき泊まっていたのは「ユーロ・ホステル・エディンバラ」のシングルルーム。
個室がきっちり確保されてて、2泊で40ポンドでした。個室なら安いほうだと思います。
バスルーム・トイレは共用。ドライヤーはなく、タオルは有料でした。
もともとエディンバラ大学の学生寮?で、学生たちが帰省なり卒業なりでいない時期に部屋を提供しているらしく。クローゼットも勉強机もありました。
Wi-Fiもつながります。
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まず向かったのは、スコットランド国立美術館。
美術館とはいうけれど、古代の神殿みたいな風貌に驚きました。ファザード部分が作りこまれてます。
私が訪れたときは、美術館の前がバリバリ工事中。
入り口がちょっとわかりづらかった。
入場料は無料!感動です…
目的はフェルメール作「マルタとマリアの家のキリスト」。
私が崇拝するフェルメールです。
写真じゃよく伝わらないけど、3人に後光がさしてましたね。
聖書の物語を描いた作品ですが、堅苦しさはなく、ぬくもりを感じる。
入場料無料なので、正直これだけ見て帰ってもよかったのですが、
しっかり他の作品も鑑賞して帰りましたよ。
エル・グレコのドラマチックな作品がいくつかあって、それをずっと見てました。
ヨーロッパ各年代の有名な巨匠はもちろん、スコットランドゆかりの作品も多かったのが印象的です。
赤いソファでまったりして。
長い間飛行機に乗ってたから、ちょっとゆったりしてね。
美術館の外は緑にあふれています。誰でも自由に出入りできる憩いの場になってました。
旧市街と新市街を二つに分ける、通り道にもなってます。
この日も、のんびり過ごす人でいっぱいでした。
誰かの銅像。
エディンバラのこのエリアは、誰かの銅像があちこちにあります。
旧市街側へ目をやると、丘の上にエディンバラ城がありました。
エディンバラ城って、街のどこからでも見えるところにあって…
高いところから威厳たっぷりに私たちを見下ろしている感じ。違和感なくそこに鎮座しています。
旧市街には、歴史的な建物が並ぶ。
重厚感あるまま建物が残ってる様子を、ここからでも眺めることができます。
宮殿らしきものや教会らしきものがいっぱいある…
美術館からの道をしばらく歩くと、バスの停留所があったウェーバリー駅へ着きます。ふたたび。
ちょうどよい時間になったので、駅のフードコートでお昼ご飯。
以前ロンドンを訪れたときによく見たチェーン系カフェやファストフード店が並ぶ中…
私が選んだのは「SPUDULIKE」。初見のお店ですよわくわく。
じゃがいもメインのお店です。テイクアウトも可能。
お店のお兄さんが鼻歌歌いながら作業してた(ヨーロッパあるある)
私が頼んだのは、大量のポテトに葉っぱと生ハム、ビネガーとチーズがけ。
ガーリックトースト2枚と紅茶(組み合わせめちゃくちゃ)。
生ハムと葉っぱの影に隠れて、大量のポテトがいます。必死にひとりで平らげました。
実はこれ以上にインパクトのあるじゃがいもメニューがありました。
こちらの記事で詳しく紹介してます。
腹ごしらえがすんだら、本日2回目のフェルメール鑑賞へ。
クイーンズ・ギャラリーにて期間限定公開されていた、王室コレクション展を目指して。
クイーンズ・ギャラリーは基本王室のコレクションを公開する場所なのですが、内容は期間によって入れ替わります。
この時はフェルメールと同時期に活躍したオランダの画家の作品を集めた展示でした。
レンブラントになったり、イタリア絵画になったりすることもあるみたいですね。
旧市街の中心部からはロイヤルマイルを歩いていくといいんだけど、駅からなので別ルートで行きました。
その時のルートはこんな感じでした↑
大通りをふらふら歩いていったのですが、雰囲気のあるお墓や建物が多い。
歩いてるだけでも楽しいんですよね~。
クイーンズ・ギャラリーは、ホリールードハウス宮殿に併設されています。
この宮殿も王室ゆかりの場所。
まずはギャラリーを見てから、宮殿も見学することに。
ギャラリーと宮殿のコンビチケットは16.40ポンド(当時)。
これ買えばこの先1年は、同じチケットで出入りし放題という代物です。
スコットランドを旅する機会が多かったり、現地に住んでたりすればお得ですね…
あ、日本語のオーディオガイド込みの値段です。有無を言わさず。
ギャラリーは2階建てで、2階部分にずらっとコレクションが並んでます。
あまり大きいスペースではありません。1時間足らずで見終わってしまいました。
でも、クオリティはさすがのもの。
たしかピーテル・デホーホやフランス・ハルスなど、有名作品勢ぞろい。細かいところまで見入ってました。
肝心のフェルメールもちゃんとあったよ。「音楽の稽古」。
絵の奥ではハープシコードを弾く女性、傍らで稽古をつける男性…
もしかしたら稽古以外の意味合いもあるかも、と考えてみたりして。
窓格子の模様やハープシコードのデザインなど、細かいところまで凝った作品です。
王室コレクションに加わった当時の王様はあまりこの絵に興味を示してなくて。
しかも署名の読み間違いでフランス・ファン・ミーリスという別の画家の作品だと思われてたんだとか。
普段王室コレクションとして所蔵されているので、タイミングが合わないと出会えない作品なんです。
そのぶん感動もひとしお。もう出会うタイミングないかなー。
(写真撮影できませんでした)
さて、次は宮殿の見学へ。
宮殿の内部も撮影禁止。外の庭園や外観だけ写真撮影OKでした。
現在の建物は1529年に建てられたものです。
バロック式のとっても古いデザイン…
もともとはスコットランド国王夫妻の住居でした。
統治者が変わった今は、エリザベス女王スコットランド滞在時の公邸として使われています。
宮殿内では、歴代の王女や王たちの装飾品や家具が展示されていました。とってもきらびやか。
エリザベス女王のこれまでのお召し物も展示されてたりして。
時代の移り変わりを感じる、興味深い展示ばかりでした。
そうそう、宮殿の北西にある塔では血なまぐさい出来事も起こりました。
1565年、メアリー女王の部屋で夫が秘書を殺害するという事件です。
夫への気持ちが覚めて秘書を寵愛していたから…なんでしょうか?その後何世紀も、床には血がべったり…
あまり英国王室の歴史に詳しくなくても、日本語の音声ガイドがあったからわかりやすかったですね。
実は、スコットランド国王夫妻の住居になる前は僧院でした。
15世紀に宮殿としてまるっと建て替えられたものの、今でも修道院の一部が残ってます。
跡だけを見ても、すごく大きい僧院だったんだろうな…と想像できます。
かつては王族の結婚式や戴冠式も行われていたようです。
いやー、すごく大きいですね。
廃墟同然ですが。
宮殿内も、その周りも見どころいっぱいでした。
だだっ広い庭園をひたすらお散歩。ゆったりした時間を過ごせました。
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私が観光したエディンバラのまとめ
そのあとは、ゆっくり歩きながら写真を撮ったり、寄り道したりして。
いやー、エディンバラって、歩いてるだけで本当に楽しかった。
どこ切り取っても自分好みの重厚感ある雰囲気で。世界遺産だということを抜きにしても、私はとても気に入りました。
そして6月のエディンバラは夜10時でも明るいまんま。時間間隔狂ってずっとお散歩してたな…(笑)
次の日に訪れたグラスゴーもだし、スコットランド好きすぎる…!
イギリスを訪れる際は、ロンドンだけじゃほんとにもったいないと思う。
電車なら5時間くらいで行けるし、飛行機でもいいし。
追記:(2022/09/12)
先日、エリザベス女王が崩御されたとのことで…
今、エリザベス女王の棺がホリールード宮殿に安置され、一般の弔問も受け付けているとのことです。
なんだか感慨深い…やはりエディンバラを旅したときのことを思い出しています。
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