お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
2023年4月末、2日間のアムステルダム滞在。
中心部で予算にあった女性専用ドミトリーのある宿泊施設が見つからず、
ちょっと郊外のアムステルダム・ベイルマー・アレーナ駅(Bijlmer ArenA)すぐそばの女性専用ホステル
「Hostelle」に2泊しました。
女性専用という安心感と駅からアクセスしやすい、中心部ほど賑やかではない、と居心地よかったのですが…
中心部へのアクセスに時間かかる。主要観光スポットまで、メトロ(地下鉄)に20分ほど乗る必要があります。
アムステルダムでは市営交通会社「GVB」がトラム・メトロ・バス・フェリーなどの公共交通機関を運営していて、これら全てに使える共通チケットがあります。
チケットは時間で利用期間が設定されています。
いわゆる1回の乗車分にあたる1時間用から購入できるのですが、24時間~有効で、時間内なら繰り返し使えるチケットもあります。
中心部で観光するには、少なくとも1日2回はメトロに乗らないと行けないので、
潔く2日間用(48時間)を購入しました!
しかし価格は1時間券は3.4ユーロ、48時間券は15ユーロ。
2日間で5回以上乗らないともとが取れない計算です。
24時間以上のチケットを買っても、もとが取れないのでは…?
もとが取れなかったらもったいないよね…
と不安になる人も多いはず。
そこで!
48時間券を使ってアムステルダムを2日間観光。
ちゃんともとは取れたのか?を紹介します。
使ってみて感じたメリットや買える場所も紹介しています。
目次
1日目
10時過ぎ:NSでアムステルダム・ベイルマー・アレーナ駅に到着。ホステルに荷物を預ける
11時前:駅で48時間券を購入。その後すぐに乗車したので、有効期限は2日後の11時前ということに。チケットには使い始めた日時が刻印されないので、覚えておくと安心です。
11時半:メトロ54番線でWaterlooplein駅に到着。蚤の市を物色したりカフェでごはんを食べたりして過ごす。歩いてレンブラント広場へ移動。久しぶりのアムステルダムの好きな風景に、ひたすら歩きながら風景を眺めて過ごす。
13時半:いきなり雨が降る。徒歩観光は諦め、トラムでアムステルダム国立美術館へ移動し始める。
14時過ぎ:アムステルダム国立美術館に到着。お目当てのフェルメール展に心が弾む。チケットの時間まで少しあるので、広場を散策したり、ストリートミュージシャンの歌声にほれぼれしたり。
14時半:フェルメール展や常設展を楽しむ。
17時:余韻に浸りながら、またもや広場を散策。風景を楽しみたくて、トラムでアムステルダム中央駅を目指す。
17時半:アムステルダム中央駅に到着。少しだけ駅構内を散策。
18時半:メトロでアムステルダム・ベイルマー・アレーナ駅に到着。
トラム・メトロに乗った回数:4回
1日ですでに4回乗ってますが…2日目の行動もまとめて、何回乗ったのか振り返ってみます。
2日目
11時過ぎ:メトロ54番線でニューマルクト駅に到着。歩いてダム広場へ。ダム広場周辺のお店や建物をしばらく眺め、歩いて南のほうへ向かう。
12時:たまたま見かけた教会で静かに過ごす。
12時半:シンゲルの花市を物色。
13時過ぎ:トラムで中央駅方面に戻る。Paleisstraat で下車後、TONY’S CHOCOLONELYの公式ショップやクラフトビール店でショッピング。
13時半:歩いて移動し、De Bakkers Winkelでお昼ご飯。お昼ご飯後、しばらく繁華街エリアを散策。
15時:トラムでアムステルダム国立美術館に到着。またもやフェルメール展を堪能する。
17時半:メトロで中央駅乗換後、ホステルに到着
トラム・メトロに乗った回数:4回
この日も4回乗ってます。
48時間券でしっかりもとがとれました!
2日間でGVBの公共交通機関に
計8回
乗車しました(1時間以内で乗換がある場合も1回とカウント)!
ということで、もとは取れました!
トラムやバスで移動できるルートも歩くことが多かったのですが、、それでももとが取れています。
1時間券で8回乗車した場合=27.2ユーロ
48時間券=15ユーロ
10ユーロ以上お得です。コスパ良すぎるよ…
24時間~チケットを買うメリットは?
もちろん、その都度1時間券を買って乗車することもできます。
ですが、アムステルダムに1泊以上してがっつり観光するなら、24時間以上有効のチケットがおすすめです。
使ってみて感じたメリットは
・その都度チケットを購入する必要なし!
→これが一番大きなメリットだと感じました。とにかくめんどくさくない。時間のロスがない。有人カウンターや券売機をいちいち探さなくていいのは嬉しい。購入する度にお金やクレジットカードを出す必要がないのでセキュリティ面でも安心!
・1時間以内に移動しないといけない、というプレッシャーがない
→仮に乗換がスムーズにいかず、移動に1時間以上かかっても安心。途中下車してちょこっとお買い物や観光!もできる。
・使用済みの1時間チケットで財布がパンパンにならない
→使用済みのチケットだらけで未使用のチケットと区別がつかず、使い間違えるというリスクもなくせます
・中心部から少し離れた場所に滞在する場合も、値段や回数を気にせず利用できる
→メトロやバス、トラムの駅に近ければ、少し中心部から離れていてもすぐに乗って移動できるので、不便さがない。観光がはかどります!
もとが取れない可能性がある、ということ以外、私はデメリットを感じませんでした。
正直もとが取れなくても、これだけメリットがあって便利なら使う価値があるのではないでしょうか?
現地でチケットを購入できる場所
さまざまな場所で購入できるGVBのチケットですが、
・有人カウンター
・自動券売機
・車内で購入
がメインになると思います。
海外旅行に慣れていない場合は有人カウンターで購入がおすすめ。
アムステルダム・ベイルマー・アレーナ駅では駅構内の改札すぐそばにGVBの有人チケット販売所がありました。しかしカウンターはひとつだけで、いつも誰かしら並んでいます…
GVBの自動券売機を使うこともできます。
ベイルマー・アレーナ駅構内には自動券売機が2つありました。
現金の利用不可。クレジットカードかPINカードを使って購入します。
現金を使う場合は有人カウンターで。
しかし自動券売機、滞在中はいつも1つが壊れていて、最終日には2つとも壊れていました…
大きな駅なのに買える場所少なすぎる…
ちなみに、NS(電車)のチケットとGVBのチケットは共通ではない上、購入できるカウンターや券売機も異なるためご注意を。
メトロの駅にはだいたいチケットを購入できる場所があるようですが、ほかの場所だとなかなか見つからないことがあるうえ、乗る都度車内で運転手や乗務員さんから買うのはばたばたしてハードルが高いと思います。
それを考えると、24時間以上のチケットを買っておくのは安心材料になると思います。
郊外から中心部への移動だけでなく、中心部での移動にもトラムやバスが必要不可欠なので、重宝すると思いますよ!
アムステルダム観光に活用しよう!
48時間券を使って、2日で計8回もトラムやメトロに乗車しました。
ちゃんともとが取れた結果となりました!
がっつりアムステルダム観光する予定がある人なら、もとは取れるのではないでしょうか?
仮にもとが取れなくてもとっても便利なので、迷ったら24時間~を購入しておくのが良いと思います。
オランダ・アムステルダムの公共交通機関や観光スポットなどについては、
最新版「地球の歩き方」も参考にするのがおすすめです♡↓