お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ウラジオストクというか、東ヨーロッパの国をめぐるときに楽しみにしてること。
それは、現地の人に交じって教会で祈りを捧げること!できればミサ(礼拝)にも参加したい!
モルドバやウクライナにいたときもやってたよ。
静かな空間で自分自身と向き合うこともだし、祭壇画やイコン(聖像)を見るのも好き。
でもね、東ヨーロッパにある「東方正教会」って呼ばれる教会に立寄るときは、女性は頭に布をまかなきゃいけないしきたりがある。「ほっかむり」みたいな感じで。
(今までは現地の知人に借りてました…)
今後、東ヨーロッパをめぐる機会が増えるかもしれないから。
このたびウラジオストク行きが決まり、日本ではなく現地のお店で調達することを決めたのです。こういうところから楽しまなければ!!
現地で調達するまえに知っておきたい豆知識や、調達できる場所もあわせて紹介します♡
目次
ロシア正教会を見学するときのマストアイテム「プラトーク」
さて、現地の女性たちが頭にまいてる布。ショールとかスカーフとかバンダナでもじゅうぶん意味は通じますが…
ロシア語では「プラトーク」というらしいです。
ロシアだけでなく、モルドバやウクライナなどの旧ソ連圏でも、女性が教会へ行く際には頭にまく習慣があります。
モルドバで滞在していた田舎のおばあちゃんも、みんなこれを頭にまいてました。
あの定番ロシアみやげにも、プラトーク
プラトークを身に着けるイメージがわかない方へ。
ロシアみやげでおなじみ「マトリョーシカ」も、たいていプラトークをまいてます。
ずきんのようにかぶっているやつ、あれはプラトークです。よく見ると、顔の下に結び目みたいなのない??
うちのマトリョーシカたんも、真っ赤なプラトークを身に着けて。
真っ赤なプラトークに、おおきな一輪の花。
総柄もいいけど、一輪の花が映えるデザインも素敵です。
日本じゃあまり使う機会ないし、わざわざ買ってもなあ…と今まで買わずにいましたが。
現地の女性たちが色とりどりのプラトークを身に着けてるのを見てると、欲しくなっちゃいましたよね、うん。
ずっと素敵だなあと思ってました。
デザインも華やかなものからおしとやかなものまで。かわいいやつはめっちゃかわいい。とくに花柄がすき。
質の良いプラトークがそろう「バウラヴァパサッツカヤ・プラトーチナヤ・マヌファクトゥーラ」
路上で売ってるやつは安っぽい(おそらく中国製)ものが多いし、おみやげやさんは品ぞろえがあまりよくない。
ということで、プラトーク専門店で調達することにしました。
「バウラヴァパサッツカヤ・プラトーチナヤ・マヌファクトゥーラ」
めっちゃお店の名前が長い…(笑)
このガイドブックにも載ってたお店で、創業200年近いモスクワの老舗工場の直営店なんだとか。
男性用の渋いデザインのやつも置いてます。
お店の中は、色とりどりのプラトークがずらり!
花柄やオリエンタルな柄、チェック柄なんかもありました。
カラフルな色から黒・茶色系まで、ほんとバリエーション豊かだわ…
優しそうなマダムは簡単な英語が通じました。
プラトークは針で固定してあって取り外せない…
2~3種類くらい気になるものを伝えると「鏡の前で試してみなよ」と、マダムが取り外してくれました。鏡の前で、顔の下にプラトークをあててみて、しっくりきたものを購入しました。
価格はセール品だと980ルーブル(約1900円)~。300ルーブルくらいのものもありました。
カード払いも現金払いもOKです。
お店があるのはショッピングモール「イズムルド・プラザ(Изумруд Плаза)」の2階。
ガイドブックには書いてなかったけど。ロシア語といっしょに中国語がどどんと書いてあります。
平日は閑散としていてほぼお客さんがいなかった…(笑)1階はコーヒースタンドと高そうなジュエリーショップでした。
「バウラヴァパサッツカヤ・プラトーチナヤ・マヌファクトゥーラ」
【営業時間】10:00~19:00
調達したプラトークはこちら
じゃん!
選びぬいて購入したプラトーク。
あざやかだけど、ちょっと落ち着いた色合いの青。インパクトのある柄もすてき。
ちょっとエキゾチックな雰囲気がするのもお気に入りです。
カタチは正方形。シルク100パーセントで、さわりごこちもよし。
かわいいから日常使いしたくなってきた(笑)
大きいサイズにすればまき方にバリエーションが出ておもしろいけど、やはり値段が…(笑)
もう正方形でいいや、と約100×100センチのものをチョイスしました。
値段は1280ルーブル(約2500円)。
100パーセントシルクでこの値段なら、いい買い物だったのでは?と自画自賛(笑)
ウラジオストク滞在のはじまりに調達したら、もうわくわくがとまらなくなってしまい。
もっとこの旅が楽しくなりそうな気がしてきたのを覚えています。ええ、単純ですよ(笑)
ウラジオストクの教会で「プラトーク」デビュー
せっかく買ったんだから、つけて出かけてみよう!
と、プラトークを持ってまずは教会へ向かいました。
戦後、ウラジオストクに抑留されていた日本人たちが建てた「ディナモ・スタジアム」。
道をはさんですぐ隣にある教会「イゴリチェルニゴフスカバ教会」へ。
街の中心部にある教会で、ランチや観光のあとに立寄るのにちょうどよいところにあったから。
暖色系パステルカラーの外観がかわゆい。
ちいさい空間でしたが、あたたかい光が差し込んできて神々しい雰囲気。壁が白いからなおさら。ぎっしりとイコンが並びます。
自分のプラトークをつけて祈りをささげる時間って、なんだか特別に感じました。
#カジヤマウラジオストク
ウラジオストクの教会で、
プラトークデビューを果たしました。
現地の教会では、女性は頭に布を巻いて入らないといけないんです…せっかくなので、現地の女性と同じように
華やかなプラトーク(スカーフ)を巻いて。今後東欧を旅するときに使えるアイテムです🤗 pic.twitter.com/XvlNZ5RETs— カジヤマシオリ/ヨーロッパ大好きトラベルライター/8号車 (@Kindermer) 2019年4月20日
プラトーク・デビューに、教会の前で写真を撮りました。
その次は、金角橋のたもとにある教会「ウスペーニア教会」
青緑の屋根がかわゆい。周りはちょっとした公園みたい。
こちらも、白い壁に金色の装飾をまとった聖像がずらり。
ちょうどミサの時間だったみたいで、現地の人といっしょに祈りをささげました。
やっぱり赤色って素敵
プラトークのかんたんなまき方
ここで、超かんたんなプラトークの巻き方を。
①正方形のプラトークを半分に折って、三角にする
②三角の両端を持って、頭の上において、両端をあごの下で結ぶ。三角の頂点は、首の後ろに垂らすようなイメージ。
一瞬でできちゃうよ。
おしゃれなまき方もあるようですが、不器用だからかこれしか(笑)いつかおしゃれなマダムのまき方にもチャレンジしたいものです。
正方形なら、日本にいるときもスカーフやバンダナふうに使えて、便利だと思います。
シルク100%のプラトークとなるとお安いものではないし、現地で買ってまで教会のミサに行く人は少ないかもしれないけど…
私にとっては、かけがえのない体験になりました。
お気に入りのプラトークをつけて心をしずめる時間、現地の女性たちが大切にする時間。
ウラジオストクをはじめ東欧諸国を旅するときに、ちょっとチャレンジしてみては??
ランキング参加中!!!
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