こんにちは!ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
スコットランド2日滞在のうち、まる1日をグラスゴーで過ごしました。
あまり観光地としてメジャーじゃないかもしれないけど、私はグラスゴーという街がとても気にいってます。
地元の人のみぞ知る、みたいな場所ばかりをふらふらしてましたね。
中でも、「Kibble Palace(キブル・パレス)」はとても居心地の良い場所でした。
外観は宮殿っぽいけど、植物園です。
私にとってはまったりするのにちょうどよい場所でした。
地元の人の憩いの場みたいな雰囲気です。
ちょっとディープなグラスゴーの癒しスポット「Kibble Palace」を紹介します。
目次
世界中の植物が集まる、マイナスイオンにあふれた空間
扉をくぐった瞬間から、ヤシの木に出迎えられます。
なんか水辺みたいなのあるし。
植物園というだけあって、植物であふれかえっていました。(当たり前)
緑が生い茂っております。ここまで来ると迫力も感じるくらいです…
植物たちがのびのびとしている印象。自然のエネルギーにあふれてる…
色とりどりの花というよりも、青々とした植物を中心に展示されています。
なんだろう、マイナスイオンを感じる!
植物は、分布しているエリアごとに展示がされていました。
エリアを表すプレートもちゃんとありましたよ。
一応くくりは「植物園」らしいですが、
私はあまり植物園っぽさを感じませんでした。
それよりも「憩いの場」ですね。
たぶん気取った感じや賑やかさがないからだろうな。
そのままの自分をぽんっと置いておける空間。
私はちゃんと植物との時間を過ごしてましたが、親子でお散歩する人、ベンチで語らう人…
みんな思い思いに過ごしてて、
ほんとに地元の、憩いの場でした。
私もベンチでのんびりしてみる。
あくせくした観光・移動続きだと、やはり気が詰まっちゃう。
たまには少しゆったりした時間を過ごしたい。
そんなときに訪れてみると、ふっと心がほぐれる。
こういう時間って観光でも必要なんだよな。
あちこちに彫刻作品があるのも特徴。
ほとんどが聖書の登場人物のようで、クオリティもなかなかのもの。
エネルギーに満ち溢れた植物たちとも妙に合ってるんだよな。
ひとつひとつじっくり鑑賞しました。
そして驚きなのが、入場料無料だということ。
イギリスはあらゆる美術館や博物館が無料で入れるけど、まさかここもだったとは…!
のんびり派のトラベラーさんにおすすめしたい場所です。
そうそう、このときは「KILLER PLANT」という展示もありました。
虫を食べる植物ばかりを集めた展示のようです。
実際に虫を食べる様子は見れなかったけど、やっぱり毒々しいですよね。
なんか…マイナスイオンは感じない…(笑)
(ちょくちょく展示は入れ替わってるようです)
なぜ私がKibble Palaceへ行ったのか
なんで、ガイドブックにも載らないような地元ならではの場所へ行ったのか。
それは、大好きな映画「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」の撮影地になってたから。
本当にこの映画が大好きで、それでグラスゴーへ行くのを決めたくらい。
ロケ地巡りがしたかったんです!(ほかにもたくさんのロケ地をめぐってます)
ファッション、音楽、世界観…すべてひっくるめて好き。
主人公がちょっとメンヘラ気味なのも妙に親近感わく(笑)
この植物園は、主人公のイヴが、音楽仲間兼友人のジェームズと待ち合わせした場所でした。
イヴと合流したジェームズが「ぜんそく持ちだからたまには清潔な空気を吸わないと」と植物を見てつぶやくのが印象的でした。
イヴが植物をかき分け座るベンチ、その隣にあった彫刻…すべてが私のツボでして。
その世界に入り浸りたくて、日本語の情報がほぼない中訪れたのです。
期待を裏切らない、ノスタルジーさがありました。
(当たり前だけど)だれも急いでなくて、ゆったりとした時間が流れています。
ちなみに、映画にも出て来たこの彫刻は「イヴ」ってタイトルがついてます。
「アダムとイヴ」のイヴを表現した作品だそうで。だから映画にも出てたのか…!!(腑に落ちた)
ちゃんと「アダムとイヴ」についての説明書きもありました。
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映画のサントラを聞きながら、まったりすごしていました。
ジェームズが新鮮な空気を吸いたい、とやってくるのもうなずけるのでした。
現代社会に辟易してそうな男の子っていうイメージなので、彼(笑)
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グラスゴーもといキブル・パレスを訪れたいなら、「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」は必見です。
日本で見れる数少ないグラスゴーロケの作品だし、監督はベル&セバスチャンというバンドのスチュアート・マードック。
サブカル女子としてはたまらん仕上がりの映画です。
Kibble Palaceへの行き方
ガイドブックには載ってない場所なので、いちおう行き方を紹介しておこう。
植物園の最寄り駅は、Hillhead駅。
名前の通り、小高い丘にあるエリアです。
街の中心部からは少し外れていますが、地下鉄を使えばすぐにアクセスできます。
グラスゴーの地下鉄についてはこちらを。
グラスゴー大学をはじめ、学校が集まるエリアなのか学生服の子どもがいっぱいだった。
活気があるというよりは、地元の人の生活エリアという印象が強い。
(たぶん)歩いてケルビングローブ美術館にも行ける距離。
駅からは徒歩8分くらいですね。
出口からまっすぐ歩けば着くので問題ないと思います。
Kibble Palaceはグラスゴー植物園内の施設のひとつ。
といっても全体が緑にあふれてて、大きな公園のようでした。
テイクアウトのサンドイッチとコーヒーでのんびり過ごしてみたい。
園内にはコーヒースタンドやレストランもありました。
植物園の入り口向かいにあった教会風の建物。
雰囲気がすごく気に入ったけど…どうやらバー?
エンターテイメント色の強いレストランのようですね。
気になる方は公式サイトをどうぞ↓
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Kibble Palace インフォメーション
住所:Glasgow Botanic Gardens, Glasgow G12 0UE (グラスゴー植物園内)
開館時間:10:00~18:00(冬は~16:15)
※植物園の屋外エリアは7:00~好きなだけいてもいいらしいです
入場料:無料
URL:http://www.glasgowbotanicgardens.com/the-gardens/history/kibble-palace/
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