お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です!
ハンガリー滞在中に、ブダペストから周辺の街へちょこちょこ日帰り旅行していました。
その中でも「センテンドレ」という街が気に入りました。
街並みがファンタジック…!
中央ヨーロッパらしい、かわいらしい街並み…ブダペストとはまた違う魅力があって「ほえー( ゚Д゚)」ってなってました。中心部のあたりは徒歩だけでじゅうぶん見て回れるので、街歩き大好き女子にもおすすめしたい。
今日は、そんなセンテンドレの観光を紹介したいと思います。
どんな過ごし方をするにもよるけど、ぜーんぶひっくるめて日帰り観光ができるボリュームです。ブダペストからの日帰りにおすすめですよ!
目次
かわいらしい住宅街を歩いて、街の中心部へ
ブダペストからは、郊外電車のHEVでセンテンドレを訪れる人が多いかと思います。駅から中心部は、ゆっくりふらふら歩いても10分くらいでした。せっかくだから歩いて向かいましょう。
駅から中心部方面へ、地面にこんな目印があります。この目印通りに歩けばまあ迷うことはないです。安心しました。
この時点で、小さくてかわいいパステルカラーの家が並んでます。中央ヨーロッパでよく見かける。私はこの雰囲気が大好きです。
中心部までの道のりに、フェレンツィ美術館もあります。ハンガリー印象派の巨匠、フェレンツィ・カーロイの作品を展示した美術館です。訪れる予定のある方は見逃さないよう。
観光案内所で情報収集
橋を渡ったすぐのところに、観光案内所があります。ここからセンテンドレの旧市街(中心部)です。
観光案内所には大きな案内図も、室内には地図、イベントのチラシなどもあります。とりあえず情報収集です。あまりオープンな雰囲気ではないけれど…
あと、トイレもあります。1回200フォリント…
困ったときのために一応覚えておくことをおすすめします。公衆トイレが見当たらなかったので…
目印は中央広場
センテンドレ観光の目印は、中央広場。
この広場にはミュージアムや教会が面しています。賑やかで活気がありました。
広場の中心にあるのは、ペストという病気が終焉したことを記念して建てられた像。ヨーロッパのどこの街でも見かけるんですよね。それだけ怖い病気だったのか…
観光スポットもこのまわりに集まってます。
センテンドレはミュージアム天国!美術館めぐりをしよう
センテンドレはアーティストが多い街だそうです。滞在中にアーティストとお会いすることはありませんでしたが…
その影響からか、ミュージアムだらけ。こぢんまりとした旧市街に15以上の美術館・ギャラリーがひしめき合います。美術館めぐりが好きな人は外せないですね。それだけあるから混み合うこともなく、ゆったりと鑑賞しやすい。
センテンドレおすすめ美術館①マジパン博物館(Marcipan Museum)
私の持っているガイドブック2冊には掲載されてなかったのですが、ここをおすすめしたい。
老舗チョコレート・スイーツ店のSzamosが経営する博物館です。お土産にここのチョコレートを買う人も多いんじゃないでしょうか。ブダペストにもSzamosの経営するカフェがありますよ。
マイケル・ジャクソンにダイアナ王妃、ミッキーマウス…
これら、ぜんぶマジパン(マルチパンともいう)で作られているのです。
マジパンは砂糖とアーモンドを挽いて練り合わせた、餡みたいなペーストのこと。オーストリア・ウィーンではマジパンを使った「クーゲルチョコ」がお土産として人気がありますね。
色鮮やかなマジパンで、大小さまざまな作品がつくられています。
中でも、物語を再現したような作品がお気に入りです。こちらは「オズの魔法使」の4人?を再現したもの。カラフルなマジパンだからこその風合いがかわいい。
細かいところまで見入ってしまうクオリティ。時間を忘れて楽しみました!
1階ではマジパン職人さんの作業を見学できます。丁寧な仕事ぶりです。Szamosのチョコレートも1階で販売していますので、お土産を買うの、忘れないでね。
隣の建物には、同じくSzamosのスイーツがいただけるカフェも。見学終わりの休憩にぴったり…!
センテンドレおすすめ美術館②コヴァーチ・マルギット美術館
1902年にハンガリーで生まれた、コヴァーチ・マルギットという女性陶芸家の作品を展示した美術館です。せまい路地に入り口があるので、ちょっとわかりづらいかも…?
どこか愛らしさのあるフォルム。ファンタジーな表情の、かわいい作品が多いです。収蔵されているのは、コヴァーチ・マルギット自身が選んだ400余点。おもわずほっこりした時間を過ごしました。
ベオグラード大聖堂/セルビア正教博物館
おつぎは街のシンボル的存在を紹介しましょう。センテンドレで最も高い塔をもつ、ベオグラード大聖堂はマストで訪れておきたい。
大聖堂のことを、セルビア語では「ベオグラドスカ」と呼びます。
なぜここでセルビアかって?それは16世紀、オスマン帝国の支配から逃れるようにして、この地にセルビア人が住み着いたという歴史があるからです。その名残でセルビア正教会の教会があちこちにあります。
18世紀に建てられた塔。あまり高い建物がないので、すごく目立ちます。
大聖堂に入るには、向かいにある美術館でチケットを買いましょう。600フォリントで、美術館も大聖堂も見学可能です
。
美術館では、大聖堂で使われていた椅子、祭服などが飾られていました。写真撮影したい場合はプラスで料金がかかります。なので内部の写真がないのはご愛敬です…
大聖堂内はとくに大きいわけではないのですが、イコン(聖像。聖書の登場人物やエピソードを表現)で飾られた祭壇がとても印象的。ほんとうに像だらけでした。「お、おぅ…」ってなります。
聖ヤーノシュ・プレーバーニア教会
聖ヤーノシュ・プレーバーニア教会の建つ丘も、少し立ち寄ってほしいスポットのひとつ。
真っ白な外壁がとても映えます。かわいい教会です。街で最も古いカトリック教会で、このようなかわいい姿になったのは18世紀ごろだそうです。
この丘からは、センテンドレの家々を望むことができます。上から見てもかわいらしい、赤レンガの屋根。センテンドレ、やっぱり好き…
お土産でも買って帰る?
お土産ショップやレストランが多く並ぶ通りを紹介しておきます。かわいらしい通りだからもう、ふらふらしてるだけでよかった。
中央広場に面した教会のすぐ脇にある、ながーい通り。ここがおすすめだと思います。また、バスでセンテンドレを訪れたら、バス停からこの通りを歩いて中心部へ。
11月中旬はオフシーズンだからか、どこのお店も閑古鳥が鳴いてるというか…
それでも、お店の数は多いです。目的もなく歩いていたら、お土産屋さんのおじさんに連れ込まれました(決して危ない意味ではありません)。
KOPPOS ISTVANさんというこちらのおじさん。木彫職人さんで、軒先にはいっぱい木のおもちゃが並びます。木のおもちゃに、自分と街の名前を彫ってもらいました!やった!
ほかにもハンガリー土産を広く販売していました。マグネットとかレース細工かわいかった…!ハンガリーのお土産買うならココがおすすめです。
KOPPOSおじさんがあまりにもフレンドリーでしたので、後日このお土産屋さんの紹介記事書きます…!
ドナウ川沿いをちょっと歩いてみる
センテンドレとブダペストには、同じドナウ川が流れます。ならブダペストでもいいじゃん、となりますが、センテンドレならではの良さがあります。
ブダペストほどに人も多くないし、きらきらしてない。だけどゆったりとしています。天気があまりよくない冬の日は、少しもやがかかったような雰囲気。これもこれで好きです。
ベンチでテイクアウトのラーンゴシュ(ハンガリー名物の揚げパンみたいな食べ物)を食べてもいいと思うし、のんびり過ごせそう。
まとめ
センテンドレ、すごく小さい街だったけど…好きになりました。
街並みがもう私好みのかわいい感じ。美術館いっぱいでめぐるのが楽しい。
ヨーロッパで街歩きをしたい女子にはぴったりではないでしょうか?
日帰り旅行でじゅうぶん楽しめそうなボリュームの街だと思います。ブダペストからの日帰り旅行にぜひご検討あれ!
…日帰りがおすすめとは言ったけれど、1泊するのも悪くないんじゃないかな?
スケジュールによってはそのほうが便利かもしれない。
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