お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ネットで「おもんない」「何もない」と言われがちなブラチスラバ(とても失礼)
だけど私的には、ぜんぜんつまんなくなかった。
あれこれてんこ盛りすぎるとへっとへとになるので、私的にはブラチスラバの大きさってちょうどよかった…!
中でも「がっかり」って言われてるのをよく見たブラチスラバ城。
もちろん、日帰り観光の中でも訪れましたよ。
今回は外を見て回るだけにしましたが、それでも私的には楽しかったです。
本当にがっかりなのか?自分の目で確かめてみてください。
目次
四角いテーブルをひっくり返したみたいな…
まずはブラチスラバ城のフォルムをじっくりご覧下さい。
…旅人たちの間で、何に例えられているか分かりますか?
正解はひとつじゃないけれど…「四角いテーブルをひっくり返したみたい」って例えられることが多いようです。私もそう感じました(笑)
それにしても、うまいたとえだなあ…
お城の四隅にある柱が、ちょうどテーブルの脚ってわけです。
そう考えると、ただシンプルなだけじゃなくて、ユニークな感じもします。
いくらシンプルといえど城として建てられたので、そのまわりには石垣ががっちり囲んでました。
これも込みで改めて城を見てみると、シャープなかっこよさがあるなあと感じました。
ブラチスラバ城の歴史(ざっくり)
城のはじまりは12世紀にさかのぼります。
もともとはロマネスク様式でつくられた石造りのお城だったそうですが、15世紀半ばにゴシック様式のごつい要塞に生まれ変わります。
17世紀に、他国からの侵略に備えて今みたいな見た目になりました。テーブルの脚部分の塔には、他国からの侵略をいち早く察知するために警備をおいたのです。
18世紀にはあのマリア・テレジアの居城にもなったんだとか。
しかし1811年に大火災が起きてから廃墟同然となり、今のように修復されたのは戦後になってから。
今まで歴史の流れに合わせて見た目を変えてるってのも興味深いし、マリア・テレジアの豪華絢爛なイメージにしっくりこない…(笑)
かわいい公園とブラチスラバの眺望アリ!
それでは、無料で入れるエリアをぐるっと紹介していきます。
お城の中庭部分。これをぐるっと囲むようにして城が建ってます。規則正しく、同じ大きさの窓が並んでます。
城の中に入りたい場合は、ここを経由して内部に入ります。
城の内部は博物館です(大人7ユーロ)。城にまつわる展示が並びます。日帰りなら割愛してもいいかもしれませんが、その辺はおまかせします。
私は割愛しました…
城の周辺は公園みたいに整えられています。遊具と銅像。晴れた日にはテイクアウトのサンドイッチを持ち込んでランチしたい。
だけど11月のブラチスラバは寒かったよ…
小さなお庭も整えられてました。季節的に花が咲き乱れることはないけれど、まっしろな白のフォルムとあいまって、かわいい雰囲気。
そして見逃すともったいないのが、お城のふもとから眺めるブラチスラバの街。
ブラチスラバ城は高台にあるので、現代的な建物と中央ヨーロッパ特有のドールハウスみたいなかわいい街並みが一気に見渡せます。
あまり高い建物がないブラチスラバだけど、聖マルティン大聖堂はひときわ高いですね。シャープな屋根部分がアンティークっぽくて好きなんです。
内部見学まではいかなくても、周りをふらふらしてるだけでも楽しかったです。
夜のブラチスラバ城のほうが面白いかもしれない。
これが、SNP橋の下から見つめたブラチスラバ城。
すっかり日が暮れて、いわゆるブルーアワーという時間帯の表情です。
昼間も真っ白できれいだったけど、ライトアップされたほうが大人っぽいというか…
私こっちのほうが好きだなあ。
ブラチスラバ城の周辺は夜の24時までふらふらできるようなので、夜に見に行くのもいいのかもしれない。夜に女子ひとりで出歩くのは、いくら治安のよいブラチスラバでも不安がありますが。
ブラチスラバ城の下から眺める街並みも、夜のほうがきれいだったりして。
興味のある方には、夜の観光もおすすめしとこう。博物館は見学できないけど。
ブラチスラバ城へのアクセス(バス停から)
私はブダペストからブラチスラバへはバスを使いました。
よって、バス停(SNP橋ふもと)からブラチスラバ城へ歩いてアクセスする方法を紹介します。
ブラチスラバ駅って中心部の観光スポットから少し距離があるので、かえって観光に不便かも。そのことを考えると、ブラチスラバへはバスでのアクセスをおすすめしたい。
長距離バスの停留所はちょっとさびれてて、暗くなるとひとりでいるのがちょっと心細い感じ。
実際のアクセスは道なりに進んでいくだけなので、迷子になりようがない(笑)
よほどの閑散期でなければ絶対にブラチスラバ城を目指して歩いている人が近くにいるはずなので、ついていってもいいと思うけれど…(笑)
こんな感じです。
1キロの道のりで、約15分かかりました。
道中は傾斜がありますので、ヒールのある靴はぜったいきつい。こんな感じの道をひたすら上ります…
路線バスで行こうと思うとかえって遠回りになるので割愛しますね…(笑)
さいごに…
ブラチスラバ城は「がっかり」なんかじゃなかったです。 私は、飾り気のない真っ白なフォルムが気に入りました。
とあるクライアントさんは「なんかドラクエに出てきそうっすね」って言ってました。
ドラクエちゃんとやったことないけど、言われてみれば!
特にウィーンやブダペストの人が多いところを観光している人に、ふらっと立ち寄ってほしい。アクセスも便利だから!!
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