お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ソウルでのひとり旅に、おすすめの過ごし方のひとつ。
それは、ひとりミュージカル!
ソウル中心部の劇場では、連夜個性的なミュージカルが上演されています。
中でも、私がとくに推したいのが「CHEF!」。
いやー楽しかった。楽しすぎて、久しぶりに心の底から笑顔になれました。
私がソウルの夜にひとり楽しんだ、ミュージカル「CHEF!」を紹介!
チケットの買い方から、見どころまで詳しく解説するよ。
(上演中の写真はありません、ご了承ください)
まずは、「CHEF!」にハマっちゃった理由を4つ。
目次
韓国語が分からなくても、まるごと楽しめた!
「CHEF!」の最大の特徴は、やはり言葉を越えた「楽しい」に出会えることかな。
というのも、CHEF!はボイスパーカッション、ヒューマンビートボックス、ブレイクダンス、歌、コミカルな演技がメインの公演です。
だから、言葉が分からなくても大丈夫。
韓国語+英語+中国語+超簡単な日本語、の単語が飛び交うけど、難しいセリフのやりとりがないので、置いてきぼりになりません。
野菜を切る音やゲップ、おならの音まで(笑)ヒューマンビートボックスで表現しているのも見どころのひとつ。
キャストたちの表情もすごく豊かだし、笑わせるときは思いっきり笑わせようとして(笑)ワクワクの連続でした。
ダンスもボイパも歌も、みんな腕前はプロ!絶妙に融合しているようでも、戦いが繰り広げられているようでもあります。
もはや、息を飲むような時間が続く…
さまざまな要素が組み合わさって、見ごたえのあるステージが出来上がる。いやはや、すばらしい…
日替わりのキャストたち。キャストが違えば、アドリブも!?
私的にツボだった要素をもうひとつ。それは、日によってキャストが変わるってこと。
いわゆる日替わり。
今日は誰が演じているのかは、見に来るまでわからないんです
「今日は誰だろう…?」っていうワクワク感がたまりません。
ストーリーの流れは同じでも、演じる人が変わるだけでテンポが変わるから。
いつ見るかによって、ステージが違うのも楽しいポイントだと思います。だから、一度ハマるとまた見に行きたくなっちゃう!
キャストが個性的♡クセになる(笑)
日替わりの個性的なキャストたちも、私を虜にした理由です。
厨房を取り仕切るシェフはふたり。二人のリーダーシェフ同士の料理バトルがストーリーの軸です。
ふたりの主導のもと、個性豊かな4人のシェフとMC役のシェフ2人が力をあわせ、華麗な手さばきとパフォーマンスで料理を仕上げていきます。
私が実際に見た、それぞれのシェフの印象はこんな感じ。
(日によってキャストが変わるので、別の日は違う印象かも…?)
料理バトルを繰り広げるメインのシェフ
RED CHEF:包容力のある美声を聞かせてくれる。めっちゃ西洋料理が得意そう。優しそうなおじさん。
GREEN CHEF:ロボットダンスが得意。クセ者っぽい。職人気質っぽい。カンフーとか空手とか得意そう。
個性豊かで才能あふれるシェフ
CUTIE CHEF:キュートなしぐさは女の子の鏡。天使のような歌声でメロメロに。ピンクのミニスカートエプロンがとびっきりかわいい。きゃぴきゃぴしてる。だけど時々暴力的?
SEXY CHEF:まなざし、歩き方、歌声すべてがセクシー。吐息までバラ色。流し目がセクシーでたまらんかった。時々バイオレンス、デスボイスを響かせる(もちろんヒューマンビートボックスです)?このギャップがめっちゃ好きです(告白)
IRON CHEF:筋肉美。マッチョ。笑顔が爽やかなんだけど、ときどきおバカ?筋肉隆々な腕で自分の身体を支え、豪快にブレイクダンスをする。そのたくましい腕で中華鍋をふるう姿を見せておくれ。
ROKYE CHEF:新人のシェフ。まだまだドジばかりの日々みたい。つねにおバカ。でもブレイクダンスのパートになると、一気にかっこよくなる。華奢に見えて、この子は細マッチョ…!?
バトルを進める・盛り上げるシェフ
MC CHEF:B-BOYな格好だけど、意外と表情豊かで素朴な少年だと思う。だけどボイスパーカッション、重低音を響かせたら右に出るものはいない。実はニワトリを肩身離さず持ち歩いてるけど、料理バトルの最中に…!?
RYTHEM CHEF:バスケットボールとかスケボーが得意そう。ボイスパーカッションのへこだわりは人一倍。ヒューマンビートボックスならまかせろ!ちょっぴりおふざけがすぎるシーンもちょくちょく。
このように、個性がかぶるキャラがひとりもいないんです。
この個性が合わさると、考えもしなかった化学反応が…!?
完全なネタバレになっちゃうので、見てからのお楽しみね。
【追記】2回目に観た「CHEF!」、キャストはどうだった??
日によって演じるキャストが変わるわけですが…
私、気にいりすぎて2度目のソウルでも観たんだけど、キャストは
RED・GREENとIRON CHEFが前と一緒の人でした(笑)
個性的なシェフたちをぐいぐい引っ張っていくREDとGREENが同じキャストだったうえ、観客が決めるオチも同じに。
キャストが誰になるかはタイミングの問題とはいえ、どうせならREDとGREENは別のキャストで観てみたかったかも。
とはいえ、他のシェフたちが前とは違うキャストだったから、掛け合いやアドリブがちょくちょく違って楽しかった。それぞれのシェフのパフォーマンスは一流なわけだし、興奮しました。
どのキャストになるかは、チケットを見せて劇場の入り口へ行くまでわからない。キャストによって舞台のテイストががらっと変わる。
何度観ても「CHEF!」が楽しい理由ですね。
(個人的には2度目のときのROOKIE CHEFがめっちゃ好きです。バトルが終わったあと、帽子を脱いだときのギャップ!あんなぽけっとした雰囲気で躍らせるとヤバい。最高でした!)
「CHEF!」チケットの買い方は…
CHEF!の公演のチケットを買うには…
・インターネット予約
(公式サイト、www.kperformance.org:韓国観光社運営の予約サイト、代理店サイト)
・電話予約
・劇場のチケット窓口で予約
などの方法があります。
でも、電話予約は韓国語ができないとハードルが高いし、代理店は手数料が取られるし。
直前まで見に行こうか迷ってたので、私は劇場のチケット窓口で予約しました。
チケット窓口はこちら。丁寧に、日本語や英語、中国語での案内も。
カタコトの英語でも、チケットが欲しいことと人数が伝わればOK。
パンフレットをもらうのを忘れずにね。日本語で超おおまかな流れがつかめるパンフレットでした。
現地で、公演の45分ほど前に購入しても大丈夫でしたよ。
ただし、日によってはSOLD OUTなこともあるので、当日の場合は早めの購入がおすすめです。
ツアーや社会見学で来ている人で、席は8割方埋まっていました(とある水曜日の17:00の回)。
他のミュージカルと迷ってるときや、気分で決めたいときにも。
CHEF!おすすめの席は?
ちなみに私が座ったのは、真ん中2列目のR席です。
「前過ぎてよく見えないんじゃ…?」と思ったけど、実際はそんなことなく。
ステージとすごく近くて、シェフたちの熱気がじかに伝わってくるよう。
汗だくになってるのも、激しいダンスで息が荒くなってるのも、じっくり見えました。
ちっちゃなアドリブ的な演技も、キャスト同士のアイコンタクトも楽しめましたよ。
もともと観客席と舞台が近い公演だからこそ、その良さを存分に楽しむことができました。
レッドシェフとばっちり目が合ったのも、ならではな体験?(笑)意外と前寄りの席、おすすめです!
追記:2度目の「CHEF!」音楽や演劇が苦手な男子も大興奮
さっきキャストの項でも触れましたが、2度目の「CHEF!」、観てきました。
美味しいお酒とグルメ以外はあまり乗り気でないY氏を「絶対におもしろいから!」と説き伏せて連れていきました。
結果、Y氏は大興奮!
本来ミュージカルとかコンサートとか音楽とか苦手なはずなのにね。
何より、日本語しかわからなくても、歌とヒューマンビートボックスとダンスとコミカルな掛け合いに大興奮。ずっと笑いっぱなし!Y氏もとても楽しそうでした。
帰国してからも
と話題になるし。何より退屈しないので、デートにうってつけだと思います。
CHEF!公演情報
(※写真は以前の会場のものです。現在は異なるものの参考に…)
場所:明宝アートホール地下1階
住所:18−5 Cho-dong, Jung-gu, Seoul, 韓国
以前は鍾路の劇場で公演をしていましたが、現在は明宝アートホールで定期公演中です。
ストーリーのあらすじ:
レッド・シェフとグリーン・シェフの料理対決!寿司、ピザ、チキンヌードル、ビビンパを、個性あふれる6人のシェフたちと作り上げていく。果たして、対決の勝者は!?フィナーレには、全力のソロパフォーマンスも。五感をフルに使って楽しむ、新感覚のミュージカル!
曜日によって公演時間帯が異なるため公式サイトも見てね
公式ホームページ:http://www.musicalchef.net/view/index.html
夕食後の時間の有効活用や、雨の日のプランにもピッタリです♡
追記(2023.9.16):
コロナ禍でしばらく休止していた「CHEF!」の定期公演。
2023年9月から、定期公演が開始されました!
現地チケットBOXまたは公式サイト、コネストでしか今のところチケットを手に入れられないようです。
kkdayでも予約できるようにならないかな…(とか)
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