【ご報告】モルドバ日本交流財団を訪ねました。

お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。

4月中旬、モルドバ旅行の際に…
私は「モルドバ日本交流財団」さまを訪ねました。


その理由は、クラウドファンディングで集めた旅の資金の一部を、お渡しするため。
もうひとつは、単純に「何やってる財団なんだろう?」と思っていたから。

実際に代表のヴァレリー・ビンザルさんとお会いし、たくさん会話しました。

 

遠いモルドバで日本のことを学んでいる子どもたちのこと、知ってもらいたい。
寄付の様子と、財団の活動を紹介します。

 

カジヤマシオリがみなさんの力を借り、行った寄付の内容

まずは、寄付の内容について。

「モルドバ行きたい!」という思いをそのままに、資金集めのクラウドファンディングを行いました。

公約に「支援金額の約10%をモルドバに関する団体に寄付する」と掲げて。

【ご報告】「モルドバ行きたい!」クラウドファンディング結果

その結果、計2万円を募ることができたので、約2000円分で折り紙と作り方の本を購入しました。

また、私が以前使っていた漢字検定2級のテキスト、フォロワーさんからのお土産を添えて。

直接、モルドバ日本交流財団代表のヴァレリーさんにお渡ししました

 

お金をそのままでもいいのですが、できれば物資を渡したいなあというこちらの事情をくんでくださりました。

これらは、日本の語学や文化を学ぶ子どもたちが使ってくれるそうです。

 

モルドバ日本交流財団がやっていること(主なもの)

 

おそらく、モルドバ日本交流財団のことを知らない日本人がほとんどだと思う。

だから、「何をやってる財団なのか?」を紹介したいと思います。

(私が書いたのはごく一部。日本との架け橋となるべく、さまざまな活動をされてます)

 

モルドバで唯一、日本文化や語学を学習できる環境を提供

「モルドバ日本交流財団」は、日本文化や言語を学ぶ環境を提供しているモルドバ唯一の団体です。

モルドバ最大の大学、モルドバ国立大学内に事務所を構えます。

立派な事務所の入り口。看板も掲げてあります。

 

学生たちの教室を紹介しましょう。

 

入り口近くにはパソコンがずらり。壁には、日本人の講師やボランティアと交流する様子。

学生たちの目は本当に輝いていて、真剣かつ楽しみながら学んでいることが伺えました。

 

大人数で講義を受けることができる教室もあります。

 

私が訪れたときは休暇中で学生はいませんでしたが、日本語で「次回は4月17日です」と書いてありました。

学生たちが勉強に打ち込める環境が整っています。

すばらしい…

 

日本語を勉強する学生たちのために、財団に寄付された本やテキストたち。これらはすべて寄付によるものです。

私が寄付したテキストもここに追加されるそうです。

ご覧の通り、漫画もずらりとそろっています。日本のアニメや漫画は大人気だそうです。

学生の描いた、日本の漫画のイラストを見せてもらいました。

 

漫画「東京喰種」のカネキくんです。

喰種のキャラを描いたイラストがホントに多かったです。

モルドバのことが日本で紹介される機会って少ないけど、モルドバには日本カルチャーが大人気。ほんとに嬉しい…

 

日本語能力試験やスピーチコンテストに参加!

日本語に親しみ、勉強している学生たち。

その成果を試すために、積極的に日本語能力試験やスピーチコンテストに参加しています

 

日本語能力試験とは、主に日本語を母国語としない人が、日本語能力を試すテストです。

大学時代、ともに勉強していた留学生が勉強がんばってた記憶があります。

 

ちなみに日本国内にいなくても、世界各国でテストを受けることができます。

2018年に入って行われた日本語検定にも、たくさんの学生たちが挑戦しました。

モルドバではテストを受けられないので、ルーマニアの首都ブカレストまで受けに行ったそうです。

 

合格証書を手にした学生たち。

もちろん受からなかった子もいますが、ほとんどが合格点まであとちょっと!というスコアでした。

学生たちの努力が伺えるだけでなく、日本語を学ぶための最良の環境があることがわかります。すばらしい。

私が寄付した問題集の漢字検定2級は、日本人でも鬼レベルの内容…(笑)ですが、学習に役立ててくれるといいな。

 

平和希求のシンボル「祈りの石」を大学内に設置(準備中)

モルドバ日本交流財団は、日本の団体「ひろしま・祈りの石の会」と連携し、世界共通の「平和希求のシンボル・メッセージ」を学内に置くための準備をしています。

1945年に広島で被爆した石を学内に設置し、平和のこと、日本のことを考えるきっかけを作ろうとしているのです。

その石には、平和を祈る「観音像」と「FROM HIROSHIMA」というメッセージが彫られています。

モルドバが国として独立したのは1990年代のこと。

それまでは隣国ルーマニアやソ連など、別の国からの支配下におかれていました。

今も、ウクライナとの国境付近は情勢が不安定です。平和を祈る気持ちは、世界共通。

まだ実現には至っていませんが、石の設置や運び込む方法などを調整中とのこと。

広島出身の私としては、実現が楽しみでしかたない。

ひろしま・祈りの石の会はこちら
http://stone-for-peace.org/association/asso01.html

 

「文化祭the Spirit of Japan」を開催

モルドバ日本交流財団では、毎年6月に「文化祭the Spirit of Japan」というイベントを開催しています。

この文化祭、2018年で5回目を迎えます。

毎年、学生たちが日々の学びの発表をする「集大成」のようなものです。

あわせて、モルドバの人々に日本文化を知ってもらう役割も担っています。

 

2018年度「文化祭the Spirit of Japan」開催要項
日時:2018年6月2・3日
場所:モルドバ大学内(中庭や財団事務室、教室)※雨天決行

モルドバ大学の中庭。緑がいっぱいで、学生たちの憩いの場所です。

ここで、文化祭がおこなわれます。

午後8時の様子なのでちょっと物々しい感じがしますが、晴れた日の昼はとてもきらめいてます。

文化祭の時は中庭一帯が、日本に関する展示や演目で大賑わいです。

ちなみに、今回私がヴァレリーさんにお渡しした「折り紙」も、文化祭の出し物に使ってくださるそうです。

 

文化祭の参加希望表が教室にありました。

空手や茶道(実は表千家・裏千家ともに学べる環境が整ってます)、折り紙や日本舞踊など、自分の参加したい演目・展示に名前を書きます。

折り紙は学生たちにとても人気です。持って行ってよかった!

 

2017年、第4回の文化祭の様子はこちら。YouTubeに動画が掲載されています。

ソーラン節、剣道、日本舞踊、柔道、コスプレなどなど…

演目盛りだくさんです。学生が心から楽しんでいるのがわかります。

モルドバ国内にいる日本人だけでなく、隣国ウクライナやルーマニアからも講師がやってきて盛り上げるそうです。

 

私がモルドバ日本交流財団に期待すること

 

私がヴァレリーさんと話していて感じたのは、学生たちが生き生きと、勉強や活動に取り組んでいるということ。

これまでの文化祭や活動の報告を見ても、みんなが前を向いて、一生懸命にやってる。

学生たちが遠い日本に興味を持ち、
正直、日本にあまり愛着のない私としたら、とても不思議なんです。

なんで、そんなに日本のことを勉強したいのか。

 

単純に日本のアニメや漫画が好き。経済的に裕福な日本で働きたい。
学生によって理由は違うと思います。

それでも「いつか日本に行ってみたい」という気持ちは、どの学生も持ってるはずです。

実現できるかどうかはさておき。

その気持ちが、今の私に通じるところがあったから、財団への寄付を決めました。
(お金じゃなくて物資を受け取ってくれるというのも大きかったのですが)

 

2年前、注意欠陥障害と診断を受け、絶望の淵にいました。

その診断は、当時の私にとって「生きる価値がない人間」と烙印を押されたようなもの。当然、自殺未遂を繰り返していました。

そんな私が思いとどまることができたのは「もっとヨーロッパを旅したい」という気持ち。

それまでに訪れたイタリアやオーストリア、チェコなどの風景が忘れられませんでした。

同時に、好きな画家の絵を全部見たい、他の国にも行ってみたい…という気持ちも抑えられなかったのです。

「発達障害ツライ、死にたい」という思いを忘れさせてくれるのが、ヨーロッパを旅することでした。

今もそうです。「もっとヨーロッパを旅したい」という思いが、私のエネルギーなのです

これさえあれば、障害ゆえの理不尽な対応も、「障害者なんて全員死ねばいい」という心無い言葉にも立ち向かうことができるのです。もはや信念ですね。

 

「もっとヨーロッパを旅したい」という思いが私を突き動かすのなら、学生たちの「いつか日本に行ってみたい」という思いも、大きなエネルギーになっているはず。

そう確信できたので、応援させていただくことにしたのです。

モルドバは、ヨーロッパ最貧国と呼ばれることがあるほどに経済力が低いことで有名です。

4日間滞在してみて、私はモルドバがとても好きになりました。

同時に「やっぱりヨーロッパ最貧国だな…」と感じさせられる光景に出会うこともありました。

財団で学ぶ学生には、家庭環境のよくない学生や貧しい学生もいます。

もしかしたら、私のように絶望の淵にいた学生もいるかもしれない。

あまり恵まれない国にあっても「いつか日本に行ってみたい」という気持ちがあれば…

彼らの世界はきらめくものになるかもしれない。

絶望から救うことができるかもしれない。

 

モルドバ日本交流財団は、十分にその役割を果たすことができると思います。

 

さいごに

イースター休暇中にもかかわらず快く対応してくださった代表のヴァレリー・ビンザルさん、

「いつか日本に行ってみたい」と思ってくれてる学生のみなさん、

団体を知るきっかけをくださったクラウドファンディング参加者のみなさま

あさのりさん(@asanori_yhttps://torima0623.wordpress.com/

むぎさん(@kxszk)

雪樹さん(@yuki62533)

Mackyさん(@Macky_webwriter)

 

他2名

に感謝をこめて。

 

本当に、ありがとうございました!

 

寄付・ボランティア募集中!

財団の活動は、ほとんど寄付やボランティアでまかなわれています。

すべては「勉強したい」という学生たちのために。

おうちで使わなくなった本やテキストはありませんか?日本人形や着物、浴衣など、日本の文化に関する雑貨も。

学生たちにとっては立派な勉強道具です。

行き場のないものがあれば、モルドバ日本交流財団に寄付してみてはいかがでしょうか?

難しいとは思いますが、モルドバへ実際行って直接お渡しするのが確実です。

その他の方法をとる場合でも、とりあえず財団に連絡してみてください。

英語もしくはモルドバ語でやりとりできないときついと思いますので、私にご一報くだされば代表のヴァレリーさんにつなげます。

先ほど紹介した文化祭も、ボランティアスタッフを募集中です。

渡航費の補助や報酬はありませんが、ホテルを用意してくださるそうです。

日本が大好きなモルドバの子どもたちと交流できます。絶対に世界が広がります。

こちらも興味のある方は、財団にご連絡を。

モルドバ日本交流財団 フェイスブック
https://www.facebook.com/fprmj

 

 







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