お世話になっております。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ドイツ・ワイマール滞在中、
世界最大級のホステルチェーン(公式サイトより)「a&o ワイマール(Weimar)」に宿泊しました!
「a&o Hostels」はドイツはもちろん、プラハ・ウィーン・ザルツブルク・アムステルダムなどヨーロッパの各地にあるホステルです。
ドイツはベルリン・フランクフルト・ミュンヘンなど大都市から、ワイマール・シュトゥットガルト・ニュルンベルクなどホステルの数が少ない小都市まで展開しています。すげえ
ほかのホステルよりも安価だし、駅から近いし、泊まってみることに。
チェーンなら相当悪い施設ということもないでしょう。
展開している都市がとにかく多いので、予約しようか検討している人も多いのではないでしょうか?
しかし、ネットで検索してみると、場所によって評価はさまざま。
すごぶる悪い評価の施設は見当たらないのですが、すごく評価が高いというわけでもなさそう。
評価があまり高くないと、ほかのホステルにしようか迷ってしまいます。
ということで!
実際に「a&oワイマール」に泊まった様子を紹介します!
目次
フロントの設備
まず、フロントは24時間スタッフが在室しています。心強い。
フロントのある部屋が共用スペースになっていて、バーカウンターやテーブルやイスがいくつかありました。
サッカーゲームやビリヤードなどもできるようです(別料金)。
自販機も2~3台あります。ナッツ類のおやつや水・ジュース、ガジェット系(電源コードなど)やたばこなど。喫煙は屋外で。
自販機の中には、コーヒーマシンも。エスプレッソにラテ、チョコレートが入ったものなど意外と種類豊富です。エスプレッソが1.9ユーロ~。ホステル周辺にカフェが少ないので重宝しました。お湯は無料。
自販機はコイン・クレジットカードのタッチ決済両方使えます。
フルーツ入りがありがたいナッツ。自販機にて。
コーヒーマシンのラテとスーパーのパンで朝ごはん。
バーも24時間営業
個人的には、フロントがバーも兼ねているのがうれしかったです!
スタッフに声をかければ、いつでも好きなときに生ビールが飲めます。瓶ビールや簡単なカクテル類、フード類も注文可能です。カクテルは6.5ユーロ。ノンアルコールカクテルも。
フード類はピザやマフィン、サンドイッチなど。
日曜日は周辺のスーパー類が全部閉店しているので…ワイマール中央駅構内のお店まで行かなくてもいいのはありがたい。
黒ビール(小) 2.9ユーロ
ちょうどよい値段と量でした。うまい
外は遊び場だったりのんびりスペースだったり。共用スペースが広いですね。
チェックイン&チェックアウト
「a&oワイマール」のチェックインとチェックアウトについて。
通常チェックイン
15:00~
チェックアウト
~10:00まで(土・日の朝は~11:00)
レイトチェックアウト
~14:00まで(別途12.5ユーロ)
スーパーレイトチェックアウト
~18:00まで(別途29ユーロ)
アーリーチェックイン
~11:00にチェックインする場合(別途12.5ユーロ)
フロントが24時間オープンしているので、15:00以降ならいつでもチェックインできると思います。
私は14:00くらいにチェックインしましたが、部屋の清掃や準備が完了していたためか15:00まで待つことなく部屋に入れました。
チェックインまでに、オンラインチェックインで住所や名前などをあらかじめ記入しておくとスムーズです。予約後、オンラインチェックインの案内メールが送られてきます。
オンラインチェックインが完了していなくても、受付で手書き記入できます。
チェックイン後、このような紙を渡されます。ルームナンバーが書いてあるので紛失しないよう。
部屋のカギ
部屋のカギはカードキータイプで、ドアノブの下のセンサーにタッチして入室します。共用キッチンに入るときにも必要です。ですが私のカードキーは調子が悪く、部屋には入れるのにキッチンには入れませんでした…
キッチンへ行くたびにスタッフさんに声をかけて、カギをあけてもらっていました。
キッチン
キッチンはこんな感じ。
テーブルやイスの数が十分ではないため、作ったあとはロビーに移動するのがおすすめです。自炊に必要なものはひととおりそろっています。ちらかってないし、きれいに保たれていました。
冷蔵庫ももちろんあります。部屋にはなかったのでビールをよく冷やしていました。自分のものは紙袋に入れて、名前と部屋番号を書いて冷蔵庫に入れるルール。
朝食
朝食は朝食専用の会場で。8.9ユーロです。機会がなく食べませんでしたが…
時間は
7:00~11:00
と早い時間から利用できます。
部屋
部屋タイプはさまざま。
- シングル
- ツイン
- ファミリールーム(大人4人+子ども3人まで)
- ファミリールーム(大人2人+子ども2人まで)
- ドミトリールーム(男女共用または女性専用、6ベッド)
- 6ベッドルーム(大人6人+子ども4人まで)
- トリプルルーム(大人3人+子供2人まで)
です。6人部屋は2段ベッド2つ+シングルベッド2つという構成でした。
それぞれに専用バスルーム・洗面台とトイレ・洗面台があります。洗面台のハンドソープ以外のアメニティは用意されていません。ドライヤーはあります!
シャワー温度の調整が難しいのはヨーロッパならではなのでしゃあないです。ちゃんとお湯は出てきます。水圧も悪くない。
女性専用ドミトリーあり!
6ベッドの女性専用ドミトリーもあります!
専用バスルーム・トイレがあるので、他の部屋の男性と共用でないのはありがたい。
ただ、ホテル予約サイト経由では女性専用ドミトリーの予約ができませんでした。公式サイトにはあったので公式サイトで予約しました。
リネン・タオルは別料金
ドイツ東部で泊まったホステルはだいたいタオルが別料金でした。
ですが、a&oはリネン(ベッドシーツ)も別料金です。オンラインで申し込みができていれば、チェックイン時に受け取ります。スタッフに言えばチェックイン後にレンタル・支払いも可能だと思います。
リネンのレンタル:3.5ユーロ
タオルのレンタル:1.5ユーロ
相部屋の場合、ベッドの指定はないので空いているベッドに自分でシーツをかけて利用します。滞在中、基本的にリネンやタオルの交換はないものだと思ってください。
タオルは、日本で使っているハンドタオルよりも少し大きいくらいのサイズでした。
ランドリーサービス
長期滞在向けの格安ホステルには、だいたい乾燥機と洗濯機はあるものだと思うのですが…
「a&oワイマール」は洗濯機・乾燥機ともに故障中でした。修理される見込みがなさそう…洗濯が必要な場合はフロントスタッフに問い合わせが必要ですね。
ほかの都市の施設では使えると思います。故障していなければ、スタッフに声をかける必要はなし。支払いはクレジットカードのタッチ決済で。
スタッフ
フロントスタッフはもちろんドイツ語・英語でやりとりできます。
英語でやりとりしてもスムーズでした。
私のつたない英語でも、何が言いたいかがんばって読み取ってくれてありがたかった。
ビールを注いでくれたのはパキスタン人のフレンドリーな学生スタッフでした。
バウハウス大学で学んでいるそうです。優秀なんだろうな…
スタッフはみんな若く、学生が多いのかも。国際色豊か。
客層
泊まる日に寄りけりだと思いますが、土曜日の夜はほぼ満室だったようです。
私が泊まった女性専用ドミトリーも6ベッド中5ベッドが埋まっていました。
客層は若者が多いですが、4~6人で泊まれる個室もあるためかファミリー層も多かったです。部屋タイプが豊富ですからね…
夜は結構遅くまで、ワイワイとした声が聞こえました。犬も出入りできるので、2~3頭くらいワンちゃんも見かけました。
余談ですが、私と同室だったのは4人のおばさまグループ。
部屋に入ったとき、えらいちらかっててパーティーした跡みたいだったので若者かと思ったら、おそらく母親と同世代です…
4人で貸切状態だ!わーい!と思っていたのか、遅れてチェックインした私の姿を見て「うげっ」となっていました(笑)
ですが、部屋の中では静かに過ごしてくれていたので、不快な思いをすることはありませんでした。話を聞くと、ほかの部屋に自分の子どもたちが泊まっているとのこと。私に気を使って、ロビーや子どもたちのいる部屋でワイワイ過ごしていたのでは。朝と夜の挨拶をかわすくらいの距離感です。
彼女たちは日曜の朝にチェックアウトしたようで、日曜の晩は部屋に私ひとり。日曜の夜は宿泊客が少なかったようです。ふつうならひとりじめできて有頂天だと思うのですが…
その日はブーヘンヴァルト強制収容所を見学した日。展示内容がよみがえってきてこわくて一睡もできませんでした←
こういうときは誰か同室にいてほしいですね…
清潔さ
キッチン・ロビーともにちゃんと掃除されていて、きれいでした!
共用スペースもきれいに保たれていましたよ。
他の同室の宿泊客がちらかしたり、汚く使ったりしなければ清潔なのではないでしょうか。
この辺は運ですよねもう…
アクセス
「a&oワイマール」はワイマール中央駅から徒歩15分以内です。
ワイマールの街ってグーグルマップのストリートビュー機能ないんですね…
ということで道順を紹介します。
スタートはワイマール中央駅。FlixBusなど長距離バスの場合はこのバス停からスタートです。
駅から遠ざかるように歩いて…
高架下を歩きます。なるべく明るい時間帯に移動したいですね。
この坂道を登る。スーパー「Netto」やバーガーキングが面していたら正解です。
左手にガソリンスタンド「JET」が見えたら、その裏手にある脇道をすすみます。
※ガソリンスタンドの面した大通りをそのまま歩かず、脇道に入ってください。ガソリンスタンドの付近から歩道が消滅します。バス専用レーンを歩く羽目になります(危険)
洗車場の裏のほうに脇道が続きます。洗車場の矢印方面へ歩いて行きます。
洗車場のそばにある砂利道をしばらく歩きます。
たくさん車の泊まっている駐車場へ続きます。
スーツケースをひくのはちょっときつい道でした…
到着です。
入口は正面にあります。壁にホステルのURLが書いてある建物です。
スーツケースを持ってゆっくり歩くと、駅から20分くらいかかるかも。
脇道も高架下もほぼ街灯がないので、とくに女性ひとり旅の場合は明るい時間帯に移動を心がけましょう。
いちおう駅から徒歩圏内なのですが、歩くのがかなり大変でした。
スーツケースを持っているとなおのこと。街灯も少ないです。歩道がいきなり消滅したときは焦りました。
SIMカードを入れてGooglemapを見ながら向かったのでまだよかったのですが…
アクセスが不安な方はほかのホステルにするか、タクシーを呼ぶかした方がいいかもしれません。
周辺環境
「PENNY」や「Netto」などのスーパーは徒歩圏内です。スーパーが近いのはありがたかった…!ですが両方とも日・祝休み。日曜は駅構内のお店まで買いに行く必要があります。
バーガーキングもあります。こちらは日曜もやっています。
ホステルの向かい側にカフェがありますが、夕方には閉店するため使い勝手が良くなさそうでした。
総評:意外と悪くなかった
いろんな街にあるホステルチェーンだけど、評価が高いわけでもなく。
「大丈夫かな?」と不安でしたが、私は不便さを感じませんでした。
とくに、同室のおばさまたちが散らかしていたにもかかわらず、きれいに清掃されていたのは好印象でしたね。
- カードキーの不具合
- 洗濯機と乾燥機がずっと壊れたまま
- アクセスがちょっと難しかった
などの点は惜しかったですが、値段を考えれば不満ではありません。カードキーの不具合はその都度スタッフさんが対応してくれたので大丈夫。
完ぺきなサービスを求めるのならそれなりのホテルを選べばいいことなんで。
「a&o Hostels」の予約について
予約は各ホテル予約サイトから可能です。
ただ、施設やサイトによっては女性専用ドミトリーの予約ができないかもしれないので…ホテル公式サイトも覗いてみるのがおすすめです。
ドイツ語だけでなく英語表記もできますが、自信がなければ英語→日本語に翻訳して閲覧・予約するのがおすすめ。
メール対応
ちなみに、公式サイトから予約すると領収書データが送られてきませんでした。チェックイン時に普通は受け取ると思いますが、失念していたので後日メールしてデータをもらいました。
私のつたない英語でしたが、メールした次の日に領収書データを送ってくれました。何か困ったときのメール対応もスムーズだと思いますよ。
「a&o Hostels」はいろんな街にあるホステルチェーンなので、部屋や共用スペースなどはある程度共通していると思います。
参考になればうれしいです!