お世話になります!
ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリです。
ベルギーのリエージュに滞在するメリットのひとつは
ドイツにもオランダにも日帰りで行けること!
ということで、オランダのマーストリヒトへ日帰りで行ってきました。
結論、入場料はほとんど払っていませんが
なかなか満足度高めな日帰り旅行でした!
日帰りマーストリヒトで訪れた観光スポットやお店を紹介していきますよ~
日帰りでも外せないポイントや
グルメお土産情報なども!
目次
フリックスバスが便利です!
まずはリエージュ駅からバスでマーストリヒト駅へ向かいます。
往復ともに格安のフリックスバスを使っての旅です。
駅前のバス停から、15分ほど遅れて発車しました。
片道40分少々でアクセスできるんですよ!
のんびりしてたらすぐにマーストリヒト!
トイレに行く暇もないね。
マーストリヒト駅のバス停は、駅から少し離れた場所に。
到着したら自転車置き場のほうへ歩いていきます。
高架橋を渡り、駅のエントランスへ。
マーストリヒト駅
マーストリヒト駅、思ったよりもこぢんまり…
ですがステンドグラスはかわいかった!
駅のエントランスにはピアノもあります。
しっかり何曲か弾いてから観光スタート!
ドの音が出なかったけどね…(笑)
なかなか音の響きが良くて気持ちよかった。
駅のエントランスを正面から。
レンガの色と屋根のギザギザ感がオランダらしいと思いました。
住所:Stationsplein 29, 6221 BT Maastricht
中心部までは駅から歩いて20分もかかりません。
駅の目の前に伸びる大通りを西へ歩きます。
バスでも行けますが、お金かかるし歩きます!
聖マルティヌス教会
大通りを歩いていて、ふと横を見ると、教会のような屋根が見えます。
ガイドブックに載っていなくてノーマークでしたが、気になったので寄り道。
近づくと思っていたよりも大きい…!
観光客でも出入り可能です(お静かに)。
白い壁にボルドー色のカーテンが映える美しい教会でした。
ぶら下がる磔刑のキリスト像やシャンデリアも重厚感あります。
ステンドグラスのデザインはさまざまで、中には現代アートか?というものも。
朝いちで行ったらほとんど人がおらず、静かに過ごせました。
住所:Rechtstraat 2, 6221 EJ Maastricht
さて、中心部へ向かうためにシント・セルファース橋を渡っていきます。
歩行者と自転車専用の橋です。
橋のふもとには観光客向けのクルーズ船も発着しています。
やっぱり川沿いの景色はいいよね…
聖母教会
私かまず目指したのは、またもや教会。
聖母教会です。
入口は広場に面したところにあるため注意を。
入口の聖母像がなんとも神々しい…!
藍色を基調とした衣装に黄金の祭壇、しばらく見惚れていました。
教会内はかなり薄暗いのですが、隠れ家のようというか、神秘的な雰囲気を演出できています。
広いし壁画ひとつとっても古くて雰囲気がすごい。
ドーム部分の青色も素敵でしたよ。
住所:Onze Lieve Vrouweplein 7, 6211 HD Maastricht
地獄門
教会のすぐそばに地獄門という門もありました。
通路のすぐ上に「HELPOORT(地獄門)1229」と碑文があります。
1229年からの歴史があるのか…
ペストが流行したころ、この門を通って患者たちが隔離場所へ移送されたんだとか。
いちおう、この門が旧市街の南端あたりになります。
門自体が博物館になっているのですが、有料ですしほかにお目当てがあるので…
住所:Sint Bernardusstraat 24b, 6211 HL Maastricht
ドミニカネン
商店の並ぶ道を歩きながら、また中心部のほうへ戻っていきます。
マーストリヒト観光のメインのひとつ、ドミニカンネンへ!
約700年前に建てられた教会の建物を、改装して今は本屋さんに。
外観はそのまま教会ですね。
入ってみると、教会だった歴史や修復の様子が展示されています。
宗教画の一部が置いてあり、やはり教会だったんだな~としみじみ。
壁にも教会だったころの絵のようなものがうっすら。
中は普通の本屋さんなのですが、やはりところどころで
教会だったころの名残を感じられますよね。
窓枠も教会らしいデザインです。
アーチなんかもう教会って感じ…!(語彙力)
天井の高さを活かして2階も本が並んでいます。
ぜひ2階も登ってみてください。めっちゃ眺めがいいです…!
本だけでなく、雑貨や文具コーナーもありました。
ポーチがかわいい…
トイレは地下にあり、入口で1ユーロを支払い。
クレジットカードのタッチ決済でも入れます。
写真はないですが、個室の壁が教会の写真でした。
ヨーロッパだということを考えればきれいでした。
住所:Dominicanerkerkstraat 1, 6211 CZ Maastricht
カフェ「コーヒーラバーズ ドミニカンネン」
「ドミニカンネンは」本屋さんですが、
奥の祭壇だった場所はチェーン系カフェ「コーヒーラバーズ」です!
ロケーション最高すぎませんか。
壁は教会の雰囲気ですが、インテリアや内装はモダンでおしゃれ。
現代アートも飾られています。
セルフサービスで注文。
その日のフードやケーキはガラスケースの中にあるので、
指差し注文しやすかったです。
大きいテーブル席もあるので、おひとり様にも使いやすい。
オーダー後、提供を待つ間もこの風景。
教会だった場所でのんびりカフェなんて、私には贅沢すぎる。
コーヒー 3ユーロ
エスプレッソ以外で一番リーズナブルなドリンクだったので…
ふつうのおいしいコーヒーです。欲を言えばもう少し飲みたい。
トーストサンド(チョリソー、カレーケチャップつき) 6.75ユーロ
お昼どきでランチ難民になりそうだったので…
店員さんに聞かれたのでとっさに「カレーケチャップ」と答えてしまったけど、
チョリソー自体にしっかり味があるのでいらなかったかも。
でもカレーケチャップ大好き。ドイツでよく見るメーカーのやつでした。
その場でトーストしてくれるので、
チェダーチーズはとろとろ!
見た目は薄いのですが…
薄切りのチョリソーは見た目よりもいっぱい入っていて満足。
1000円以上もするトーストサンドなんて高すぎるんだけど!
でもおいしかったし、場所を考えると不満はなかった。
そして店員さんがかわいかったし、てきぱきしていた。
一杯のコーヒーと教会。
ロケーション抜群すぎるので、11時台はずっと席がいっぱい。
おひとり様なら大きいテーブルの空いている場所にすっと入れるかもしれませんが…
のんびり過ごしている人が多く、おひとり様も多く、
自由に読める新聞もありました(オランダ語のみ)
レストランはおひとりじゃ入りづらいのでありがたかった。
住所:Dominicanerkerkstraat 1, 6211 CZ Maastricht
マルクト広場(市庁舎)
腹ごしらえ後に向かったのはマルクト広場!
市庁舎の目の前にある広場なのですが、この日は市場がやっています!
お店は衣類が多かったような気がします。
心惹かれるものはなかったのですが…
平日なのにいっぱい人がいて、店が並んでいて、活気があります。
一画には食材店や屋台も!
チーズのお店はオランダらしいですよね。いろんな種類があります。
中でも人だかりがあったのはお魚屋さん。
なんとその場で食べられるキベリング
(タラのフライ)が売っていて大人気!
テーブルで立ち食いもローカル感あります。でも背が届かないかもしれない。
サンドイッチ食べたばかりだったので、またの機会…があればいいなあ。
住所:Maastricht Town Hall, Markt 78, 6211 CL Maastricht
市場をあとにして次の場所へ。
聖セルファース教会
またもや教会に来てしまいました(笑)
今度はオランダでも最も古いといわれる教会「聖セルファース教会」
入口から凝ったデザインです。
入口からすぐ右の小さな部屋へ。
小さな小さな礼拝所がありました。
ほとんど人が来なくて30分くらいのんびり休憩。
ステンドグラスから漏れる光が神々しいですね…
有料エリアにはさらに大きな祭壇があり、宝物や聖遺物を展示する博物館になっています。
日帰りじゃなければ立ち寄ってもよかったかも。
住所:Keizer Karelplein 3, 6211 TC Maastricht
聖ヤンス教会
聖セルファース教会の隣には聖ヤンス教会があります。
上半分が赤くなっていてとても目立ちますよね!
しかしこの日は貸切イベント?で入ることができず、高い塔にも登ることが許されず…
塔からの景色はきっといいに違いない。できれば晴れの日にリベンジしたい。
住所:Vrijthof 24, 6211 LD Maastricht
お金はほぼ使っていないけれど、ここまで良く歩いた!
マーストリヒトの水車
またもや旧市街の南のほうへ…
ジェーケル川には水車がかかっていて、そこで今もスペルト小麦を挽いているんです。
可愛い水車ですね。風車のイメージの強いオランダですが、
マーストリヒトで有名なのは水車らしい。
小麦を挽く機械は無料で見学可能です。
すぐそばに、この小麦を使ったパンを提供するベーカリーカフェがあるのですが、
人気店で超満員!テイクアウトも難しそう…
実はマーストリヒト名物のフルーツパイ、リンブルフフラーイを食べようと思っていたのですが、別の店で食べることにします。
チェーン系カフェだと取り扱いがなく、確実に食べられそうなお店も少なく困った困った…
住所:Bisschopsmolengang 8C, 6211 HZ Maastricht
カフェ「スモアーズ」
聖セルファース橋を渡り、駅の方面へ戻っていきます。
目抜き通りに面した「スモアーズ」というパティスリーへ!
テイクアウトだけでなく、2人掛けのテーブル席が4つくらいあります。
午後でもカフェ利用のお客さんはほとんどいなくてのんびりできました!
お店の前にリンブルフフラーイとコーヒーの看板があるので、確実に食べられますね。
ガラスケースには色とりどりのケーキやマカロン!
この日はなんと国王誕生日の前日で、次の日に向けてかテイクアウトのお客さんばかりでした。
オランダ王室カラーのオレンジ色なスイーツも多かったです。
コーヒーとリンブルフフラーイのセット 7.95ユーロ
セットのお得な価格でいただきます!
リンブルフフラーイはベリー等いろいろ具の種類があるのですが、
聞かれてとっさに「アプリコット!」と反射的に答えてしまう。またもや(笑)
厚みがあるわけではないのですが、1ピースがとっても大きい…
パイなのですが、何層にも生地が重なっているのではなく。
生地部分は厚みがそれほどあるわけではなく。
でも、ぎっしりアプリコットの具が詰まっております。想像以上の多さ。
そしてめっちゃ甘い!フルーツというよりもスイーツ!という感じ。
コーヒーをもう一杯追加してもよかったと思うくらい。
苦みと激甘の繰り返しでどんどん食べたくなるのが不思議。
お腹いっぱいになりました。
住所:Stationsstraat 56A, 6221 BR Maastricht
おやつを食べたんで、そろそろリエージュに戻る体制に入りましょう~
Stadsbrouwerij Maastrichit
ベルギーだけでなくオランダのビールも買いたくて、
地元の醸造所「Stadsbrouwerij Maastrichit」に併設されたショップへ。
聖セルファース川が目の前というロケーションでした。
この醸造所だけでなく、いろんな地元メーカーのビールも並んでいましたが…
せっかくならオリジナルを!
ランベルトゥス ブロンド
3.75ユーロ
帰国後にのんびりと味わいました。
ランベルトゥスという、マーストリヒトの司教だった人の名前です。
生後3カ月で言葉が話せたというなんともな伝説があるそうで…
泡は少なめながら、スパイシー感があっておいしいビールでした。
黄金色がとても素敵…
お店の向かい側にはテラス席があります。
このテラス席では、ショップで買ったビールを持ち込んで飲めるようで、
飲んでいる方がちらほらいました。昼飲み…
醸造所併設のレストラン・バーもあるのですが、これもまたの機会…があるといいね。
住所:Oeverwal 12, 6221 EN Maastricht
SPAR
次は駅前のスーパーでお土産を買います。
スーパーだからスパー…
実は、全く同じロゴで同じ名前のローカルスーパーが20年以上前に地元にあったのですが、
あれは何だったんだろう…?と思いながらも。
駅前の大通りに面しているのもあってか、店内はあまり広くないのですが、
お土産をちょこっと買うのには苦労しません。
野菜やお肉類はあまり置いていません。
オランダっぽい商品を見つけるには良いと思います。
ということで、この後も大きなスーツケースを持って
移動するスケジュールなので…
厳選して厳選して購入したのがこの3つ。
・マヨネーズ 1.5ユーロ
・パンケーキミックス 2ユーロ
・トニーズチョコレート(限定品) 4.2ユーロ
メイド・イン・オランダぽいものに絞りました!
マヨネーズは「ザーンセマヨネーズ」という、オランダのザーンセ地方で生産されているもの。
1929年からの歴史があるそうで、レトロなパッケージにアルミのチューブ。
1.5ユーロでも200mlと結構量が入っています。
もちろんグルテンフリー仕様!
オランダと日本のマヨ、どう味わいが異なるか楽しみでした。
日本のと比べると塩分は少なめで、卵やお酢の風味が際立っていそうな予感。
ということで早速、ゆで卵につけて食べてみます。
日本で食べてたマヨネーズよりもクリーミーさがあるような…気がする?
あつあつポテトとかソーセージにつけて食べたい!
日本の食卓でも日常的で使えるのがいいですよね。
パンケーキミックス(オランダ語ではパンネクック)は、
ミルクや卵をボトルに入れてふりふりするだけで生地ができちゃう!
簡単すぎませんか?
実はオランダのパンネクックを食べたことがないのです。
何枚も焼けそうな容量なので、Y氏と一緒に食べます。
日本でも通常タイプなら通販で買えます。オランダのパンケーキ!
そして大好物のトニーズチョコレート!
オランダ産でアムステルダムには大きな専門ショップもありますね。
味わいはもちろん、このデザインが好き。日本のチョコではまず見かけないような。
児童奴隷売買の撲滅を掲げたチョコレート、コンセプトも好き。
日本でもたまに見かけるようになりましたが、フレーバーの種類が限られています。
まず日本では手に入らないであろうフレーバーを選びました。
有名なアイスクリームブランド、ベンアンドジェリーズとコラボした商品です。
たぶん期間限定商品なので今売っているかどうか…
さっそく食べてみましたが…
厚みがあって食べ応えがあるのが、トニーズチョコレートなんです。
割ろうとするとかなり力が必要なので、がじがじ食べるのがおすすめ。
ストロベリーチーズケーキ味にインスパイアを受けたフレーバー。
見た目はホワイトチョコレート。
食べてみると、中にはベリーと砕けたクッキーがザクザク入っています!
クリーミーなチョコレートとねっとりストロベリー、歯ごたえクッキーのマリアージュですよ!もっと食べたい!となってしまいます。
日本ではなかなか味わえないようなフレーバーでした。
通常のやつよりも値段は高めとはいえ、もっと買って帰ればよかったぜ…!
住所:Stationsstraat 9, 6221 BM Maastricht
マーストリヒト駅へ
お土産を購入できたので、マーストリヒト駅へ戻ります。
帰りももちろんフリックスバス!
まだまだ時間があるので、ピアノを再び弾いたり、お店を物色したりしました。
駅構内にはHEMAやアルバート・ハインのミニ店舗、本屋さんやファストフード店があります。
雑貨店のHEMAは、国王誕生日に備えてウィリアム国王の顔写真(笑)
日本ではまずなくてニヤニヤしてしまう。
小さい店舗なのですが、駅構内ということでドリンクやおやつ、サンドイッチなどの品ぞろえが多めでした。
お酒も意外と多い。
そして、ホームに面した窓際はテーブル席があって、購入したものやテイクアウトのコーヒーを味わうスペースとなっています。
イスが高くて使うのあきらめたけどね…
HEMAはブリュッセルでお買い物すればいいや、と物色のみ。
日帰りで楽しむマーストリヒト
1日だと慌ただしいかな?と思ったのですが、
有料エリアの観光や美術館めぐりはしなかったし、
お散歩と教会めぐりがメインだったからか、余裕のある観光でした。
たいがいの観光スポットやグルメスポットは駅周辺や中心部から徒歩圏内に集まっているので、
地元のバスに乗る必要もありません。
見どころは街の中心部に、コンパクトに集まっています。
リエージュやドイツのアーヘンから日帰りにぴったりなボリュームだと思います。
ドイツやベルギー周遊だけど、ちょっとオランダも行ってみたい、というニーズにぴったりです。
ぜひ日帰りマーストリヒトを楽しんでみてください!
リエージュからマーストリヒトは、フリックスバスがおすすめ!
格安でヨーロッパじゅうを網羅しているので、私のひとり旅には欠かせないフリックスバス。
リエージューマーストリヒトは往復4.97ユーロという破格でした…!
(手数料0.99ユーロを含む)
リエージューマーストリヒト間をフリックスバスで移動するメリットは
・電車よりも安い
・慣れればアプリが使いやすい
・席指定が可能(別途料金)
・フットレストやUSB充電ポート、WiFiが使える
・バス停が駅から近い
デメリットは
・ネット予約しかできない(券売機や運転手からの購入はできない)
・電車よりも10分弱到着が遅い
・予約の多い時間帯は、値段が電車よりも高くなることも
・たまに数十分単位で遅延する
・席がボロボロだったり、トイレが汚かったりすることも
実際、復路のバスの隣の席はシートが壊れていました(笑)
もちろん毎回シートが壊れているわけではありません!!
とはいえ、デメリットよりもメリットのほうが多いと感じています!
予約したい時間帯のバスと電車の料金を比較して、バスのほうが安ければフリックスバスをおすすめします。
「地球の歩き方」最新版にはマーストリヒト観光情報も充実していて
参考になりました◎