お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です!
旅行ウェブサイト「たびねす」に、
先月ブダペスト滞在中に訪れた博物館のガイド記事が掲載されましたので、そのお知らせでございます。
「ハンガリー初の薬局を再現!ブダペスト《金の鷲薬局博物館》」

ここでは、記事で書けなかった裏話を紹介していきたいと思います。
目次
今回「たびねす」で紹介したのは…!?
ハンガリーのブダペストにある「金の鷲薬局博物館」。ざっくりいうと、ハンガリー初の薬局があったところに、その様子を再現した場所です。
ハンガリー語ではArany Sas Patikamúzeum
英語ではGolden Eagle Pharmacy Museum
と表記されます。
アンティークマニアにはたまらない、薬関係のアイテム
「薬局博物館」なので、展示のメインは薬に関することです。
まず見ることができるのは、薬の調合に使われていた壺たち。デザインもかわいい。白い陶器に青で絵付けされたものが多かったです。
ハンガリーだけじゃなくて、ヨーロッパの広い地域で作られたものが集まっていました。
中には一体どんな材料がはいっていたんだろう…それを知る手がかりはレジュメ…(笑)
ハンガリー語がメインなのはしかたないのですが、いちおう英語もあります。補助的な意味合いが強い内容でした。
ハンガリー初の薬局
特筆すべきは「ハンガリー初」だということ。
ここで18世紀ごろ、ハンガリーで初めて薬の調合が行われました。天井が低くて洞窟っぽい。人目を避けてこっそり薬を作っていた感がある、隠れ家のような雰囲気。
そして当時の薬局の姿やラボラトリー(調合室)の様子を再現しています。
道具類は同じ時期、薬づくりに使われていたものばかり。再現がすごい。
カラスの人形が宙ぶらりん!?
ラボラトリー(薬を調合する実験室・研究室)を再現した展示。洞窟の中みたいな、隠れ家感満載です。
かまどからぐつぐつと煮込む音が聞こえてきそう。秤や空のガラス瓶があるのもリアル。薄暗さの中にマジで魔女がいそうだった。
訪れた時はおばさま二人がゆるーく相手してくれたんだけど、この人たちもどこかミステリアス…妙に展示がリアルさを増した感じ(根拠はありません)。
ずっと追いかけてくる目線の正体
展示室には私しかいないはずなのに、ずっと誰かに観られているような。
まあ気のせいだろうと思いながら、展示に集中していると、先ほどの素敵なおばさまに話しかけられました。
「あの絵、モナリザみたいに、どこから見てても目が合ったままなのよ」
…!
視線を感じていたのはこれだったのか…!
薬の調合をする魔導士を描いた、18世紀の絵画。かなり大きな作品で、相当偉大な人だったんだろうか。誰かはわかりませんが…
ブダ地区の隠れ家的スポット
博物館の徒歩圏内にはマーチャーシュ教会やブダ王宮など、ブダの丘にある「ザ・定番」スポットが目白押しなわけですが、そんな中にひっそりとたたずむ博物館です。
たぶん発見しづらいと思うので、入り口のアンティークな看板を目印にどうぞ。
あら、扉にも薬草っぽいものが…?
まとめ
たびねすには書けなかった「金の鷲薬局博物館」の見どころを紹介しました。
観光客が多いエリアだけど、ここは静かで落ち着いた雰囲気です。規模は大きくないけれど、薬の調合に使われたアイテムたちはどれもかわいいので、アンティーク好きなら寄ってみて間違いないと思います。


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