お世話になります。ヨーロッパ女子一人旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ドイツを訪れるようになってから、DDR(第二次世界大戦後~ベルリンの壁崩壊までのいわゆる旧東ドイツ)の頃の文化や歴史、デザインに心惹かれるようになった私。
DDR時代のものは、オスタルギー(旧東ドイツの「東(オスト)」と「ノスタルジー」を掛け合わせた言葉)なんて言葉もあるくらい、今も親しまれているそうです。

ライプツィヒのDDR博物館
2026年5月のドイツ・ライプツィヒ滞在でも、ライプツィヒのDDR博物館(N’OSTALGIE-Museum Leipzig)で当時のデザインやインテリアを堪能したり、円形の角にある記念博物館(Museum in der “Runden Ecke”)でベルリンの壁崩壊前夜の様子を学んだり。

ライプツィヒの円形の角にある記念博物館
博物館のショップも含め見ていたら、DDR時代からある会社やメーカーのものを買って帰りたくなりました。でも観光客すぎて、どれがDDR時代からある商品なのかわからないし、蚤の市はベルリンで楽しんだのでもういいやと…
ネット検索しながら、市内のスーパーやドラッグストアで探しまくりました。

限られた時間のなかで購入できた品はこちら。
今回購入できたものと、探す際のほんとちょっとした注意点を紹介します。
目次
SPREEWALDHOFの瓶詰りんごコンポート

「SPREEWALDHOF」という、ベルリン近郊のシュプレーヴァルトにあるメーカーのもの。旧東ドイツでは国営企業として親しまれていました。
もしかしたらきゅうりのピクルスを知ってる人、いるのかな…?
というのも、東西ドイツ統一直後のストーリーで旧東ドイツの文化やものがいっぱい出てくる映画「グッバイ・レーニン」で、このメーカーのきゅうりのピクルスを主人公が探し回っていたシーンがあまりにも有名で。
映画は見ていたのですが、ネット検索ではそのメーカーと同じだと気づかず。気づいていたらりんごコンポートではなくきゅうりのピクルスを買っていたと思います…!
このシーンですね(めっちゃイタリア語ですが)
緑色と木目のデザインが特徴的なラベル。緑のメインカラーは映画にも出てきたように、しばらく変わっていないようなのですが、デザインはときどき変わっているようです。
中身はBio(農薬や化学肥料を使わない食品や製品)のりんごコンポートです。
日本でこういうりんごコンポートをなかなか見かけないので選んでみたんだけど。
りんごの原型をほぼ残していないピューレ状の商品です。
りんごのコンポートってどういうときに食べるんだろう???ワッフルやパンケーキと一緒に食べるのがおいしいのかな。どっちにしろしばらく開封できそうにない(もったいない)
SPREEWALDHOF社、調べてみたら経営が大変そうという内容を見たんですが…
次にドイツ行ったときはザワークラフトときゅうりのピクルスを食べたいのでまだまだがんばってほしい!
Badusanのボディソープ

「Badusan」は旧東ドイツで親しまれていたバスタイム用品のメーカー。泡風呂用の入浴剤やバスソルト、ボディソープなどを取り扱っています。こちらも旧東ドイツ時代の国営企業でした。
1960年代に流れていたCMソングがとても有名だそうで…聞いたことないけど…
ライプツィヒのDDR博物館のショップでも購入できます。
なんかパッケージデザインがチープな雰囲気のプリントですが、これもオスタルギーっていうのかしら。
オリジナルのほうはなんの香りか形容しがたいけれど強めの香水という感じで、Maiglockchen(すずらん)のほうはやさしい花の香りです。テスターもないし香りがイメージしづらかったので、そのときのインスピレーションで…

購入したKaudlandの陳列棚。
スタンダードなとちのきの香りだけでなく、中にはよくわからないコンセプトの香りのものもありました。
私は200mlサイズのボディソープを2個買いましたが、隣には泡風呂専用ソープもたくさん並んでいました。
DDR時代と比べて製造縮小しているようなのですが、その中でもDDRファンのためにほそぼそとでも続けていてすごいですよね…
Berliner Kindlのビール

「Berliner Kindl」は旧東ドイツ時代よりも前から存在するブランドですが、旧東ドイツ時代には国営化されていたとのことで購入。ベルリンで設立されたブランドなので、ベルリンにあるお店ではすぐに手に入ると思います。
ベルリンで泊まっていたアパートのオーナーさんが一番好きなメーカーだそう。
家のリビングに空き缶がたくさん置いてありました…

私の中では、ベルリンでカリーヴルストを食べながら飲む定番のビールです。
サーバーから注いだ生ビールが飲めるお店もあります。
キャラクターがかわいいですよねえ…
パッケージにはベルリンのシンボル、ブランデンブルク門も書いてあっていかにもベルリンのビール。

個人的にはアルコール度数低めのヴァイセ(小麦麦芽が使われていて酸っぱくて、シロップが入ったビール)をよく飲んでいます。
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ベルリナーキンドルのトラックのミニカーとかあるの!?かわいすぎ!!!
Feldschlößchenのビール

ドレスデン生まれのFeldschlößchenというメーカーも、DDR時代には国営企業としてビールを醸造していたそうです。
でっかいビールを両手に持つマスコット…
中央駅に行くとこのマークの会社ロゴがでかでかと飾ってあります。

迷いましたが、度数低めのラードラー(レモネード入り)ビールをチョイス。
冷蔵庫の中身を精算するために、チーズ入りソーセージやルッコラ、焼きすぎたドイツパンと一緒にいただきました。とてもさわやかで500mlのビールを普段飲みきれない私でも飲みきれました。
ライプツィヒでDDR時代からあるものを探すなら「Kaufland」がおすすめ

今回紹介したものはすべて、ライプツィヒ中心部からすこーし西に外れたKauflandという巨大スーパーで購入しました。市内にあるスーパーよりもでかいです。
DDR関連博物館のショップで買えるものもあるかと思いますが、スーパーのほうが安く買えないかなあと…
旧市街のREWEスーパーを数軒めぐったのですが、お目当てだったBadusanのボディソープがどこにもなかったので…!
ボディソープなのにdmやRossmannといったドラッグストアにもありませんでした。ドラッグストアはそういう品揃えではないのかもしれない…
旧市街から徒歩圏内ではないのですが、泊まっていたお部屋から路面電車で3駅ほどと近かったので、最後の望みをかけてKauflandに行ってみました。
ちなみに街中のREWEではSPREEWALDHOFの瓶詰は見かけたものの、Badusanのボディソープやベルリナーキンドルのビールは見つけられませんでした。
ベルリナーキンドルはたぶんベルリンから遠いから置いてなかったんだと思いますが。
店内が広くて大きなスーパーマーケットならではの品揃えかも。
(2026年5月時点での品揃えなのであくまでもご参考に)
ここのKaufland↓
ライプツィヒで探すよりもドレスデンやベルリンがおすすめ
加えて、できればライプツィヒよりもドレスデンやベルリンで探したほうがいいかもしれません。
やはりDDRの時代も首都はベルリンですし、大きなスーパーもたくさんあるはず。DDR時代からある企業で今も残っている商品は、ライプツィヒよりもベルリンやドレスデン、その近郊のものが多そうだと思います。
ライプツィヒも一応旧東ドイツエリアなのでまったくないわけではありませんが…
参考までにBadusanの公式サイトで取扱店を調べてみると、ドレスデンだらけでした。
今回はライプツィヒでなんとか見つけられたのですが、そのメーカーの発祥の街やその周辺で探すのが一番ですね。
DDR時代の商品を調べてから探しに行こう!
なるべくですが、DDRゆかりの商品をお買い物したいなら、事前にネットでどのような会社や商品が該当するのか調べておくのがおすすめです。
特にでかいスーパーや古い建物のお店はネットが入りにくいこともありました…いくらか調べておいてブックマークやメモをしておくとよいでしょう。
勇気があればお店の人や地元の人に聞いてもいいかも(1980年代以前に生まれた人に限る)。
少なくとも今回紹介した商品やメーカーは何かしらでDDRにゆかりのあるものばかりなので参考にしてみてください。


