お世話になっております。
ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
ドイツ・ワイマール滞在時にお世話になったホステル「a&o Hostels」。
ドイツにとどまらず中欧・オランダなどヨーロッパ各地に展開するホステルチェーンです。
清潔感やアクセス、設備面などいろいろ不安があったものの、
泊まってみると意外と悪くはなく…
のちにドイツ・アーヘンを訪れた際、中央駅前という便利なロケーションとリーズナブルさもあって、
ふたたび「a&o Hostels アーヘン(Aachen)」を利用しました。
利用を迷われている方に向けて、実際に「a&o Hostels アーヘン」に泊まってみた様子を紹介します!
目次
フロントの設備
フロントは24時間体制です。
基本的にフロントスタッフさんは1名体制なので、チェックイン開始直後などは待つかもしれません。バーも兼ねていて、ビールやコーヒーなどのドリンク類、簡単な軽食のオーダーもできます(別料金)。
荷物預かりスペースもあります。
フロントの横にあるので、スタッフさんに荷物預かりの旨を伝え、ドアを開けてもらいます。
ドアにはちゃんとカギがかかりますし、預ける際には荷物一つ一つにタグをつけて引換券をもらえます。
引き取る際にはスタッフさん立ち合いのもと、引換券の番号と同じタグのついた荷物を引き取ります。
ホステルによっては荷物の取り違いや盗難などもある中、結構体制がしっかりしていると思います。
共用スペースはそれなりの広さがあり、ソファとテーブル、イスがあります。
コンセントが使える位置のテーブルは数が限られていました。もちろん食べ物の持ち込みOK。フロントのスタッフさんにドリンクやフードをオーダーしてもOK。
概ね清潔な印象です。24時間使えます。
ただ、宿泊客でなくても自由に出入りできるスペースなので、不安な方もいるかもしれません。
私がいるときには怪しそうな人の出入りはなくほっ。
コーヒー等のドリンク類は有料。マシンがフロントにあります。
ワイマールもでしたが、なぜかお湯は無料で出てきます。持参したハーブティーにお湯を入れて飲みまくっていました(笑)
滞在3日目になると故障していました。その場合、フロントにあるコーヒーマシンでも淹れてもらえます。
ドリンクやおやつだけでなく、充電ケーブルやイヤホンなどの自販機もあるので、お店のやっていない日曜日は重宝しそう…
チェックイン&チェックアウト
チェックインは15:00~、チェックアウトは~10:00(土日祝は~11:00)です。
レイトチェックアウトに関してはよくわからず…
なお、公式サイトから予約すれば事前のオンラインチェックインが可能です。予約後に届くオンラインチェックインの案内メールをスタッフさんに見せてOK。
オンラインチェックインしていなければ、フロント前のテーブルにある紙に住所や名前などを記入してから並びましょう。
チェックイン時には部屋番号やベッド番号の書かれた紙とカードキーが渡されるのでなくさないでね!
キッチン・ランドリー
バックパッカーには必要不可欠なキッチン・ランドリー設備について。
ワイマールでもスタッフさんに開けてもらわないと入れなかったのですが、アーヘンではそもそもキッチン・ランドリーのある部屋に入れません!
理由はコロナ対策とのことですが、本当は故障があって直すのめんどくさいだけなのでは…(笑)
キッチンとランドリーが使えないと、私としては、長期滞在はできそうにないですね。
ホステル内で自炊や洗濯はできないのでご注意ください。
朝食
朝食は1人1回10ユーロ(ネット事前予約)、7:00~11:00の間で営業中。
共用スペースではなく朝食専用の会場が用意されています。せっかくなので食べてみました。
朝食込みの予約の場合、チェックインしたときにQRコードのあるチケットがもらえます。会場入り口でスキャンが必要なのでなくさないように!
会場のテーブルやイスは多め。子どもが遊ぶエリアもありました。
時間帯や時期にもよるだろうけれど、私のときは混んでいませんでした。
たぶん値段が値段なので、共有エリアも広いしスーパーで買ったもので済ます人が多そうです。
朝食はバイキング式。
ドリンクの種類が思った以上に多かった。コーヒーや紅茶だけでなくジュース類も多い!
こちらはサラダやハム、チーズエリア。ハムやチーズは数種類ずつあります。
パンはこちら。トースターもあり。日によってラインナップは異なります。
ジャムも数種類あります。
そして夢にまで見たパンケーキマシン…!
ボタンを押すと1枚ずつパンケーキが焼かれ、焼き立てがベルトコンベアに載って生産されます。ただボタンを押すタイミングが難しくてどんどんパンケーキがたまっていく…(笑)
メープルシロップを入れる箱はコーンで食べられます。エコやな。
1日目の朝食。意識してサラダも食べています。
フルーツコンポートジュースも紅茶も飲みたい欲張り。
そして追加でパンケーキ。焼きたてもちもちでおいしかった!
2日目。前日にはなかったゆで卵とフルーツがこの日は選べました!
トーストは食べず、気に入ったパンケーキをリピートしました。
日によってあるメニューとないメニューがあるのですね…
グラノーラはグルテンフリー用もあったので、グルテンフリー用を選びました。
食べたものは自分で返却口へ。
部屋
部屋タイプは
- シングル
- ツイン
- ダブル
- マルチベッドルーム(2段ベッド×2)
- ドミトリールーム(男女共用または女性専用、2段ベッド×2)
などさまざまです。私が泊まった女性専用ドミトリールーム(相部屋)は2段ベッド2つでした。ベッドの番号は決まっていて、チェックイン時にもらった紙に書かれています。
ベッドにはカーテン等はないのですが、頭側に壁みたいなのがついていて目隠しになりました。
2段ベッドの上側でしたが、意外とよく眠れました。ただ天井のシーリングライトが近いので、アイマスク必須です。
マナーがよければ室内は静かですが、駅前という立地上、日中だけでなく深夜や早朝も駅のアナウンスがよく聞こえます。鉄道ファンでなければ耳栓も必須です。
ベッドサイドにはコンセント(USBのみ)、読書灯があります。ちゃんと充電できたしライトもつきました!
ドミトリールームには専用のバスルーム・洗面台・ドライヤー・トイレがあります。
部屋の外に出ずにシャワーを浴びれるし、女性専用ドミトリーであれば男の人と共用でないのはありがたかった。
ワイマールではベッドの下にロッカーがあったのですが、ここでは見つからず。
謎の棚とテーブル、イス2つとコート掛け(ハンガーあり)、全身鏡があります。
4人部屋だったのでスペースは狭いです。
テーブルやイスのある場所でのんびりするときや、飲食する際は1階の共有スペースを使うのがマストです。
バスルームのドアが壊れていた
基本的に清潔な室内で最低限の設備はあったので満足していますが…
設備面でいうと、唯一、バスルームのドアが壊れていたことくらい。
ドアの下部分の蝶番がとれていて、完全にドアが閉まりませんでした。
カギがかけられないので、うっかり誰かが入ってこないかひやひやしながらシャワーやトイレを使いました。
共有スペースで過ごすときは部屋まで戻らず、1階の共用トイレを使っていました。
誰もいないときはドアを開けておく、入っているときは閉めるという暗黙のルールのもと使っていました。
しかも修理される気配はなく、ずっと前からのようです…
そういう部屋にあたる場合もあるのでお気をつけて…
女性専用だったのが何よりも救いです…
タオルは別料金
低料金ホステルなので、レンタルのタオルは1.75ユーロです(ドミトリーのみ)。
個室の場合はタオルがついているようです。
リネン(シーツ、枕カバー)は宿泊料金に含まれています。
ワイマールではリネン類も別料金だったのでありがたや。
しかし自分でベッドメイクせなアカンのでご注意を。
スタッフ
スタッフさんに関しては特に不満はなしです。英語でも難なく意思疎通できました。
チェックアウトのときの女子スタッフが「カバンかわいい!」って言ってくれたし超フレンドリー。あんたのほうがかわいいよ。
スタッフさんにもよりけりですが、よほど大丈夫だと思います。
スタッフさんはみんな若くて学生さんが多そうです。
客層
2泊しましたが、4ベッドの女性専用ドミドリーはほぼ満室状態でした。
この辺は女性用ドミトリーのあるホステルが多くないので、時期によっては混むのかも。
リーズナブルなので家族層も多いですが、相部屋ドミトリーは18歳以上でないと泊まれないので、グループ客と同室でなければ大騒ぎということはないと思います。
ちなみに私と同室の人、なんかクサかった…
部屋に入った瞬間クサかったので窓を開けようとしたらうまく開けられず、その人が助けてくれるというシーンも(笑)
換気したらあまり気になりませんでしたが、より駅のアナウンスや電車の音が聞こえるようになりました。しゃあないですね(笑)
アジア人は私だけだしみんなひとり旅だからか、基本我関せず。
私の部屋ではクサい以外のトラブル?や迷惑行為?は思い当たりませんでした。
クサいかどうかは正直運ですし、ドミトリーに泊まっている以上同室メンバーは選べないですからね…
清潔さ
ドミトリーですが清潔だったと思います。食べ物のカスやゴミは目につきませんでした。
ベッドも概ね清潔です。
これも同室メンバーのマナーによるところが大きいと思います。
バスルームに他の人がいろいろ私物を置いているのは仕方ないです。
それでも汚いという印象はありませんでした。
朝食スペースや共有エリアも清潔だったと思います。
チェックアウト時間前後に清掃スタッフが入っているようですし、
衛生面はあまり心配しなくてよいかもしれません。
アーヘン中央駅前!アクセス面はとっても便利
「a&o Hostels アーヘン(Aachen)」は価格面とあわせてアクセス面も魅力的!
なんたってアーヘン中央駅すぐそばですから。
電車でのアクセスにも、観光・ショッピングにも便利でしたよ。
電車・FlixBusのアクセス
「a&o Hostels アーヘン」の魅力はなんといっても、アーヘン中央駅からのアクセス。
ほぼ目の前といっても過言ではなく、出口から徒歩5分ほどで到着しました。
歩道もあり、スーツケースを持っての移動も大丈夫です。
道順を画像で紹介する必要もないくらい簡単でした。メインのゲートを出て右を向くと、ホステルの建物と看板が見えるくらいに。
いちおうGoogle Mapの道順も載せておきます。
しかしFlixBusのバス停からのアクセスは悪かったです…
FlixBusのバス停のあるHenricistraße(ヘンリシ通り)の最寄り駅は、アーヘン中央駅ではなくアーヘン西駅です。
アーヘン西駅から徒歩8分ほど。
FlixBusのバス停とホステルの間は、バスまたは電車に乗って移動する必要があります。
アーヘン西駅からの道中、坂道などはないものの、駅がバリアフリーではないため階段の上り下りがあります。
スーツケースがあると移動が大変でした。アーヘン中央駅はエレベーターがあったのでラクでしたが…
電車で移動する人にはとても便利ですが、FlixBusを使う場合はホステルへのアクセスがあまり便利ではないです。
観光・ショッピング面のアクセス
アーヘン中央駅すぐそばの「a&o Hostels アーヘン」は、観光やショッピングにも便利な立地です。
アーヘン観光には外せないアーヘン大聖堂まで、徒歩で約15分。約1キロほどでした。
リンツ・アウトレットやアーヘン工科大学を除く大半の観光・ショッピング・グルメスポットが大聖堂の周辺に集まっているので、徒歩観光がしやすいんです。
電車移動の人は、バスに乗らなくても徒歩だけでアーヘン観光やショッピングが完結してしまいます。
さらに、ショッピングやごはんの面では、アーヘン中央駅内にショップがあるため便利。
- ROSSMANN(ドラッグストア)
- Kamps(ベーカリー)
- マクドナルド
- 本屋
- ミニコンビニ
など。
これらは、ドイツでは軒並みお店が休業する日曜日にもオープンしています。かなりありがたかったです!
加えてショッピングモールの「Aquis Plaza」も徒歩11分です。
スーパーの「REWE」が入っていて、ごはんの調達やお土産探しに便利でした。
大好きなドラッグストアの「dm」も入っていました。
レストランやベーカリー、カフェも大聖堂の周辺にいっぱいあるので、ごはん難民になることはまずないでしょう。
総評:a&o アーヘンも意外と悪くなかった
a&oワイマールが意外と悪くなかったのでアーヘンでもお世話になったのですが、a&oアーヘンも意外と悪くありませんでした。
- ドアの蝶番が壊れたまま放置
- キッチンも洗濯機も使えない
- 駅前すぎて電車とアナウンスが丸聞こえ
と気になるところはあったのですが、ドミトリーなら1泊15ユーロくらい~と考えれば許せました。清潔度も許容範囲。
あくまで私の主観なので、神経質な方や不安な方はドミトリーやホステルではなく一定以上のクオリティが期待できそうなホテルを選んでくださいね。
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もちろん「a&o Hostels」の予約もできますよ。
「a&o Hostels」はいろんな街にあるホステルチェーンなので、部屋や共用スペースなどはある程度共通していると思います。ワイマールとアーヘンもなんか似ている施設だなあという印象。
参考になればうれしいです!
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