お世話になります。ヨーロッパ女子ひとり旅専門家のカジヤマシオリ(@Kindermer)です。
日本にいるときでも、ある程度英語に触っておこうと、普段からオンライン英会話アプリ「OKpanda」でレッスンを受けています。だいたい週にいちど、1回25分です。
トリップラーでも、アプリの使い心地をレビューしたことがありますし。
ちなみに、レッスンしてくれるのは、外国人の先生です。
異なる言語や文化を持つ人とお話するのはやはり楽しい。ヨーロッパに興味があるからなおさら。
でも、私の英語がたどたどしいから、時々会話の間にタイムラグ?が発生することも(笑)先生と話していると新しい発見もありますし、面白い出来事もあります。
それ、ブログにしたらおもしろいんじゃないかな?と思ったので、
先生とのやりとりの様子をちょこっと書き起こしてみようと思います。先生にも許可いただけたので、気になる方は、OKpandaで先生のレッスンを受けてみてください。
目次
カジヤマシオリのレッスンを担当する先生は?
先生のバックグラウンドを知らないと、説明ができないので(笑)
現在、私にメインでレッスンをしてくれてるのは、モルドバという国に暮らす女性です。
ビオレッタ・コゾナックさん
現在28歳の彼女は、すでに2児の母。子どもが超愛らしい。自分の子どもにも英語を教えています。
大学では英語のほかに、フランス語も学んでいたそう。ロシア語と母国モルドバ語も話せるから、4か国語ペラペラ…とても美しい女性ですし、才色兼備ってこういうことなんだろうな。才色兼備で子育ても頑張る彼女を尊敬しています。
別の方にレッスンしてもらうこともありますが、1年以上担当してくれてるのは彼女だけ。私以外にも何人か、日本人に教えているそうです。
モルドバはどこの国?
ヨーロッパの東端、ウクライナをはさんで、ロシアのすぐ西側という立地です。んでモルドバの西側にはルーマニア。その隣に11月にいたハンガリー…
ご存じの通り、ヨーロッパは陸続きですから、そうやって国がつながっていきます。わりとハンガリーから遠くないんだ。
ブダペストから、車でだいたい14時間かかるそうです。
モルドバがEUに加盟してないから、県境みたいに国境を超えることはできないだろうけど。無理な数字ではない。でも、訪れる日本人は少ないと思うし、旅先の候補に挙がるようなこともなかなかないと思う。
モルドバがどこにあるか説明したところで本題へ入ります。
モルドバは野球がメジャーでない
レッスンでは、
という会話から始まることが多いです。その問いかけに、私は
と答えました。
その日はテレビで野球中継を見てたのです。
日本では、テレビで野球の試合がしてるってそんなに珍しいことじゃないですよね。
ですが、
2017年のはじめに開催されたWBC(野球のワールドカップ)、オランダ代表は大活躍。日本と同じベスト4です…
この大会の時期に私はオランダを旅していたのですが、確かに野球が盛り上がっているという印象はなかったですね。
そこから、超たどたどしい英語で野球のルールを教えました。
日本にはセ・パで計12のプロチームがあって、メジャーは下部組織を含めるともっとチームがあると伝えると、えらい驚いてましたね。
そんなスケールの大きいスポーツなのか!と。
一通り説明してから、先生がモルドバの野球についてインターネット検索してみると、
一応、モルドバ国内にも野球リーグがあって、先生の暮らす街にもチームがあることがわかりました。
ですが…
先生はとても意外そうな反応をしました。
いちおうモルドバで野球をしている人はいるそうですが、国内での知名度ですらコレです…
日本のように、テレビで日常的に野球の話題があがるような国ではないことが分かりました。
モルドバ生まれのメジャーリーガー!?
さらに先生が検索をすすめると…
と教えてくれました。
それが、こちらのコドリャンさん(Vyacheslav Kodryan)という大柄な男性。
大きな指輪を手にした写真が送られてきました。かつて、日本人メジャーリーガーの青木宣親選手や、上原浩治選手のチームがチャンピオンになった際も、同じようなごつめの指輪をした写真を見たことがあります。アレです。
どうやら、彼はシカゴ・カブスというチームにいるらしい…
コドリャンというのも明らかにモルドバの名前で、アルファベットの上に点がいろいろついてます。
私はこの写真を見ただけだったので、彼はカブスの選手としてリーグ優勝したんだと思いました。
そこでレッスンの時間も残りわずかとなったので、
とやりとりして、会話が終わりました。
コドリャンはメジャーリーガーじゃない!?
気になったので、彼のフェイスブックを覗いてみました。
モルドバ語はその都度訳しつつ、英語は超ゆっくりで読み進めると…
コドリャンは野球選手でないことが分かりました。
こちらのウェブサイトでも、
「モルドバ出身のコドリャンは、チャンピオン(カブス)の技術スタッフ(おそらく理学療法士、マッサージ師の意)として働いています」と言及しています(9割モルドバ語)
モルドバ出身で、シカゴ・カブスに所属はしているものの、野球選手ではないとのことです。
それを知ったときの私のツイートがこちら
野球不毛の地、モルドバで生まれ育ったコドリャンさん、どういう経緯でカブスのマッサージ師になったのか気になる‥‥
— カジヤマシオリ(は)超特急12/30乗車予定 (@Kindermer) 2017年5月3日
たしかにウェブサイトでは、チャンピオンの指輪を手にしてにっこりしてるので、メジャーリーグをよく知らない人は「彼がメジャーリーガーとしてチャンピオンになった」と勘違いしてもおかしくないかもしれない。
とにかく、コドリャンさんは野球選手じゃない。
野球不毛の地・モルドバから、どうやってカブスへたどり着いたのか?
モルドバ出身のコドリャンさんが、どうやってカブスで働くようになったのか。
フェイスブックにもウェブサイトにも詳しい経緯が掲載されていませんでした。
先生をはじめ、メジャーリーグでモルドバ人がスタッフとして貢献しているということはあまり知られていないもようです。
モルドバ経済の現状をよく知っているので、コドリャンさんのことは明るいニュースだと思うのですが…
経緯はどうであれ、指輪を見せる姿はとても誇らしそう。ご覧の通り、彼はカブスというチームでイキイキと働いているようです。
いち野球ファンとしてもうれしい限り。
まとめ
ある日の英会話レッスンのやりとりをご覧いただきました。
異なる言語、異なるバックグラウンドをもつもの同士が英語という共通言語で会話すると、ときどきこんなことが起こります(笑)
次に野球の話題が出たら、ちゃんとコドリャンさんの仕事を正しく教えてあげよう…
このやりとりから、モルドバという国にますます興味を持ちました。
「いつか行ってみたい」じゃなくて、早いところ実現させたいな。
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まずは名物のワインから始めてみるか。
モルドバの土壌はワインのブドウ作りに適していて、おいしくて高クオリティなワインが名物なんだそう。クリコバ社のワイナリーに行ってみたい!

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